モーターヘッドのレミー「明日死んでも、文句はない」

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このところ、体調不良が心配されるモーターヘッドのレミーが自身の健康について語った。レミーはこの春、不整脈を治療するため胸部に植え込み式除細動器を取り付けたほか、筋肉に血腫が発見された上、糖尿病も患っている。

◆レミー画像

レミーは『Classic Rock Magazine』誌のインタビューでこう話した。「俺の健康について訊くのは構わない。調子良くなかったよ。嘘ついたり否定しても意味がない」

健康には全く無頓着のように見え、他人から指示されるのを嫌悪するレミーだが、すでにタバコや1日1本ジャック・ダニエルを飲む悪習は断ったそうだ。「ある日、朝メシ食ってるとき、咳しながら、それでもタバコを吸おうとしてたんだ。その時“なにやってんだ、俺は”って思ったよ。ジャック・ダニエル&コークを飲むのは止めた。コーラの中の砂糖が糖尿病に良くないからな」

12月に68歳になるレミーは、30歳のころ、こんなに長生きするとは思っていなかったという。「俺は後悔はしない。後悔なんて意味がない。後悔するには遅すぎる。もうやっちまったことだろ? 自分なりに生きてきて、あれを変えたかったなんて言ってどうする。俺はこれまで起きたことにかなり満足している。世界中の多くの連中を楽しませることができたって思っているよ。俺は、自分にもほかの人にも正直だ」

そして、「体調が悪いことで、死について考えたりしなかったか?」と問われると、こう答えた。「死ぬのは避けられないだろ? 俺の年になると、もっと考えるようになるよ。なんの心配もしてない。準備はできている。もし明日死んでも、俺は文句はない。いい人生だった」

モーターヘッドは10月、ニュー・アルバム『Aftershock』をリリース(英国発売10月21日)。11月7日からヨーロッパ・ツアーをスタートする。

Ako Suzuki, London
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