【ライブレポート】真野恵里菜が<アイドル甲子園~秋季大会~>に登場。「やっぱライブ、楽しいですね!」

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10月6日、赤坂BLITZにて開催されたイベント<アイドル甲子園~秋季大会~>に、真野恵里菜がスペシャルゲストとして登場。ハロー!プロジェクト卒業後、先日発表された実写版『パトレイバー』主演をはじめ、女優として大活躍中の真野ちゃん。5ヶ月ぶりのライブステージではアイドルモード全開で、「やっぱ真野ちゃんだなー。」と誰もが口にしてしまうような、圧倒的な輝きを見せつけた。

◆真野恵里菜 <アイドル甲子園~秋季大会~> 画像

19時前。真野恵里菜の登場を告げる映像が会場に流されると、「恵里菜ー!」の歓声が飛び交う。真野ちゃんがスペシャルゲストとして出演した<アイドル甲子園>は、多数のアイドルが出演するフェス形式のイベントで、さらに真野ちゃん登場までもいろんなアイドルがライブを繰り広げ、客席も盛り上がりを見せていた。にも関わらず、真野ちゃん登場時には見事なまでに最前列から一番後ろまで、みんなが手にしているのは、真野ちゃんのパーソナルカラーである赤いサイリウム。会場は、真野ちゃんの単独公演だと勘違いしかねない、そんな状況となっていた。

「セットリストはテッパン」という情報も事前にTwitterを通じて伝えられていた、今回のステージ。1曲目は銃声が鳴り響くイントロの「ドキドキベイビー」。フロアを埋めたマノフレ(真野恵里菜ファン)は、久しぶりの真野ちゃんのライブでもコールはバッチリに、冒頭からそれはもう大変な盛り上がり。同時に、関係者に開放されていた2階席には、イベントに出演しているアイドルたちが次々に駆け込んできては、瞳を輝かせて真野ちゃんのステージに釘付けとなる。幾多のアイドルグループにとって目標であり、同時に憧れでもあるハロー!プロジェクト。その中でも唯一のソロアイドルとして活躍した真野ちゃんは、会場のマノフレがそうであるように、ほかのアイドルたちにとっても“アイドル”なのである。

歌い終わって「私はですね、ステージの上で歌わせてもらうのは、実は5ヶ月ぶりでして。ものすっごく緊張していたんですけども、久しぶりのアイドルイベントで、みなさんの声援のおかげで“もう全力で楽しんでやろう!”と思いました。よろしくお願いします!」と、MCすると、それだけでマノフレ大熱狂。真野ちゃんが全力なら、マノフレも全力。そんなパワーバランスが赤坂BLITZを揺らす。笑顔弾ける真野ちゃんに続いては、「春の嵐」でのシリアスな真野ちゃん。言うまでもなく、フロアは「L・O・V・E ラブリー恵里菜!!」の大合唱であり、その言葉通り、ステージ上の真野ちゃんは誰がどう見ても完璧にラブリーである。

会場全体でのクラップが響く「OSOZAKI娘」。そして「続いての曲はですね。私が一番大事にしている曲ですね。」という真野ちゃんに、当然、次の曲が何か即座にわかる多くのマノフレ。「久しぶりということで、もしかしたら初めて聴く方もいらっしゃると思うんですけども。私が、シングルの中で、一番こう……ま、節目の曲だったので、この曲はここで歌っちゃおうかなと思って、今回、セットリストに入れさせていただきました。それではみなさん、受け取って下さい。」と。それは真野ちゃんから、久しぶりのイベントにも関わらず、たくさん集まってくれたマノフレはもちろん、いつも応援してくれているすべてのマノフレへの感謝の気持ち(ちなみにこの日の真野ちゃんはイベント三昧で、午前中には写真集『まのちゃん ~Dear Friends~』の握手会が行なわれた)と、引き続き、真野恵里菜は真野恵里菜らしく歩いていくから“これからも どうぞ よろしくね”という、あらためての挨拶のような「My Days for You」だ。

「やっぱライブ、楽しいですね!」と、真野ちゃんは笑顔を見せる。さらに、ここでいくつかの告知に混ざって、マノフレが真野ちゃんの口から直接聞きたかった報告がひとつ。「実写版『パトレイバー』に、なんとヒロイン役で出演することが決定しました!」と、話すと、会場は大きく湧き上がる。さらに「ちなみに、『パトレイバー』大好きだよー!って方?」と質問を投げかけて、再度の大きな歓声が起こるのを目にした真野ちゃんは、「わー。嬉しいけどプレッシャーだなー。」と一言。ちなみに実写版『パトレイバー』で真野恵里菜が演じるのは、まさにステージ上の彼女にとってみんなが大好きと答えた『パトレイバー』という作品がそうであるように、初代『パトレイバー』の泉 野明(いずみ のあ)の面影を残しながらも、野明と比較されてプレッシャーを感じている三代目・泉野 明(いずみの あきら)である。

劇中の泉野 明は、男の子っぽい役柄。現在進行形で撮影が行なわれていることもあって、午前中の握手会にてマノフレから「真野ちゃんなんか、男の子っぽくなったね」と言われたと話す真野ちゃん。すかさず客席から「もともと!」の声が飛ぶと、「もともと?……まぁ、今日は許しますよ。今日は、初めて観る方もいらっしゃるので、あんまりこう、マノフレと私との関係がね。……“あはは”じゃないですよ!」と、ピシャリ。まさかのステージ上でマノフレ相手に真野ちゃんの説教タイム突入……かと思われたが、実はその間も真野ちゃんは笑顔。実際、彼女自身、マノフレとのこういうテンポでの会話のキャッチボールができることを楽しんでいるようだった。

「次が最後の曲になります。」と口にすると、会場を大きな「エー!」の声が包み込む。「やー、これ久しぶりに聞いたー!」と、これまた嬉しさを爆発させる真野ちゃんは、集まったマノフレと一緒に、最後「元気者で行こう!」を思いっきり歌いあげて、スペシャルゲストとしてのライブを終了した。同曲中、“歌詞を飛ばした”という見方も確かにあるが、あれはきっと“マノフレと一緒に歌いたかった”のである。

「楽しいです。楽しすぎて歌詞を間違えてしまいました。相変わらず変わんないですね、私。……誰?“いつも”って言った人!」と、ステージ上ではアフタートークへ。時々、マノフレに対して“Sっ気”を覗かせるところを同イベントMCのトミドコロに指摘されると、「マノフレと真野恵里菜の関係はこういう感じなんです。」と、はにかんで、さらに「久しぶりに握手会でみんなに会って、『やっぱ真野ちゃんだなー』って言うから、“やっぱってことは、いろいろ行ってきたんだろうなっ!”」と、一部マノフレにとっては非常に痛いであろうところを巧妙に突いていく。会場の大爆笑とともに、今度こそ真野ちゃんの説教タイム突入……かと、誰もが餌を前に「待て」と指示された飼い犬の気持ちで待ち望んでいたが、真野ちゃんは「でも、帰ってきてくれたから……許す。」と、とびっきりの笑顔とともに、寛大な処分を下したのであった。

「2月にハロー!プロジェクトを卒業して、今はお芝居のほうをメインにやらせていただいているんですけども、でもこうやって「またイベントで歌いたいな」って、本当に今日、あらためて強く思ったので、ぜひまたどこかでイベントがありましたら、遊びにきてください。」── 真野恵里菜

真野恵里菜は9月27日に写真集『まのちゃん ~Dear Friends~』を発売。さらに10月12日にはフジテレビ系『世にも奇妙な物語'13秋の特別編』に出演する。そして、真野ちゃんがヒロインを務める『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』シリーズ全7章は、2014年4月より順次、新宿ピカデリーほかで上映開始となる。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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