【インタビュー】Salley「春先から夏にかけてのイメージがすぐに浮かぶような曲。最初からすごい好きな曲でした」
■今から始まっていく期待と不安があるけれど
■やっぱり期待のほうが大きい
◆Salley「green」~拡大画像~
──カップリングの話も聞いちゃいます。「愛の言葉」はもう少しゆっくりめで、アコースティックの色が濃い曲。
上口:これも2年前ぐらいの曲です。ポップスをやりたいなと思いつつも、ポップスっぽい楽曲がないなーということにある日気づいて、ミディアム・テンポの、ポップスっぽい感じの曲を作ってみようかなーという感じで作りました。
──そしたら作れるんだ(笑)。こんないい曲を、あっさりと。
上口:いやいや。あえて攻めずに、楽器の数も抑えて。「green」とは違って、あんまり攻めないでおこうと思いながら作りました。メロディラインの起伏も。そういうところで、雰囲気がいい楽曲にしたいなという感じで作っていきました。
──うららさん。これは最初に聴いた時、何が浮かんだんですか。
うらら:90年代のJ-POPの海ソング、みたいなイメージが浮かびましたね。これを書いたのは5~6月で、夏が始まるなーという頃だったので。90年代って、今よりも、海っぽい歌を歌うバンドも多くて、ヒット曲も多かったじゃないですか。classの「夏の日の1993」とか、真心ブラザーズの「ENDLESS SUMMER NUDE」とか、そういうイメージが浮かんで、そういう曲にしたいなという気持ちがありつつ…今、上口くんが「あんまり攻めないでおこうと思った」って、初めて聞いたんですけど(笑)。それを聞いて思ったのは、この曲は「green」とは真反対のことを歌っていて、同じシチュエーションで真逆のことを言ってる人たち、みたいな感じになっているんですよね。
──おお。なるほど。
うらら:「green」は、「とりあえず今は楽しもうよ」ということで、期待と不安があったら期待を勝たせる曲で、この「愛の言葉」は、同じようなシチュエーションで、不安のほうが勝っちゃう曲。「恋はいつか終わっちゃうんだよ」と思っちゃってる…。
──タイプというか、年頃というか。
うらら:そうですね。夕陽は沈む前が一番真っ赤に染まって、一番明るく見えるじゃないですか。そういう、夏の海特有のせつなさに焦点を当てたくて、書いた曲ですね。「愛の言葉」は、上口くんが「ラララ」で歌っているデモを聴いて、メロディを覚えて、自分の声で口ずさむんですね。洗濯しながら、料理しながら、歩きながら、なんとなく口ずさんでいる中で、サビの「あいのこーとばー」というのが出てきて。そこから、せつない感じにどんどんつなげていこうみたいな。本当に真逆なんですね、「green」とは、言ってることが。
──いやー。見事なカップリングです。
うらら:一緒に収録されるとは…という驚きはあります。夏が始まる期待と、夏が終わってしまう不安と。
──それですね、このシングルのキャッチコピーは。「夏が始まる期待と、夏が終わってしまう不安が、丸ごとこの1枚に」。
うらら:Salleyとしても、今から始まっていく期待と不安があるけれど、やっぱり期待のほうが大きいから「green」が前にある、みたいな。
──いちいちハマるなぁ。
うらら:勝手に言ってますけど(笑)。
──最後に一個、上口くんに聞いていいですか。さっきも「ポップス」というワードが出てましたけど、上口くんがSalleyで目指している「ポップス」って、どういうものですか?
上口:えっと、「ポップス」と聴いて一番最初に来るのは、「色鮮やかな」という印象なんですけど。でも曲を作る時の、最終的なジャッジとしてのポップスは、「みんながいいなと思ってくれるかどうか」。自分にはそういう感覚は全然ないんですが、「なんとなく、みんながいいって言ってくれそう」という感覚というか。
うらら:万人が口ずさめるとか、そんな感じ?
──理論的なものではなく、もっと皮膚感覚的な。
上口:そうですね。「万人が口ずさめる」でもいいですし、「みんながいいと言ってくれるかどうか」ですかね。これをカラオケで、うちのオカンが歌ってたらどうかな?みたいな感じですかね。
うらら:どういうこと?(笑)
上口:さっき、「うららの声でしかハマらない歌」とか言っておきながら、やっぱり誰が歌っても、「あ、いい歌だな」となるかどうか。誰が歌ってもいい歌なんだけど、その頂点にいるのがうららみたいな感じ。そういう曲を作りたいです…って、そんな感じでいいですかね(笑)。
取材・文●宮本英夫
TOWER RECORDS限定シングル
「green」
7月31日(水)リリース
NCS-10019 \800(tax in)
【イベント情報】
「Salley×TOWER RECORDS」 FREE LIVE TOUR ミニライブ&サイン会
7月31日
タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース(東京) 21:00 START
イベント参加券配布対象店:新宿店、渋谷店、池袋店、秋葉原店8月3日
タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 9Fイベントスペース(名古屋) 18:00 START
イベント参加券配布対象店:名古屋近鉄パッセ店、名古屋パルコ店、大高典、鈴鹿店、東浦店、
ららぽーと磐田店、モレラ岐阜店
8月4日
タワーレコード福岡店 3Fイベントスペース(福岡) 14:00 START
イベント参加券配布対象店:福岡店、若松店、久留米店、香椎浜店、アミュプラザ博多店、佐賀店、長崎店、大分店、イオンモール宮崎店、イオンモール鹿児島店
8月6日
タワーレコード札幌ピヴォ店(札幌) 18:00 START
イベント参加券配布対象店:札幌ピヴォ店、旭川店、苫小牧店、アリオ札幌店
8月10日
NU chayamachi 1Fコリドール特設会場(大阪) 13:00 START
イベント参加券配布対象店:梅田NU茶屋町店、梅田マルビル店、難波店、神戸店、京都店、大津店、北花田店、泉南店、姫路店、明石店、橿原店、西武高槻店、あべのHoop店、アリオ八尾店
◆Salley オフィシャルサイト
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■やっぱり期待のほうが大きい
◆Salley「green」~拡大画像~
──カップリングの話も聞いちゃいます。「愛の言葉」はもう少しゆっくりめで、アコースティックの色が濃い曲。
上口:これも2年前ぐらいの曲です。ポップスをやりたいなと思いつつも、ポップスっぽい楽曲がないなーということにある日気づいて、ミディアム・テンポの、ポップスっぽい感じの曲を作ってみようかなーという感じで作りました。
──そしたら作れるんだ(笑)。こんないい曲を、あっさりと。
上口:いやいや。あえて攻めずに、楽器の数も抑えて。「green」とは違って、あんまり攻めないでおこうと思いながら作りました。メロディラインの起伏も。そういうところで、雰囲気がいい楽曲にしたいなという感じで作っていきました。
──うららさん。これは最初に聴いた時、何が浮かんだんですか。
うらら:90年代のJ-POPの海ソング、みたいなイメージが浮かびましたね。これを書いたのは5~6月で、夏が始まるなーという頃だったので。90年代って、今よりも、海っぽい歌を歌うバンドも多くて、ヒット曲も多かったじゃないですか。classの「夏の日の1993」とか、真心ブラザーズの「ENDLESS SUMMER NUDE」とか、そういうイメージが浮かんで、そういう曲にしたいなという気持ちがありつつ…今、上口くんが「あんまり攻めないでおこうと思った」って、初めて聞いたんですけど(笑)。それを聞いて思ったのは、この曲は「green」とは真反対のことを歌っていて、同じシチュエーションで真逆のことを言ってる人たち、みたいな感じになっているんですよね。
──おお。なるほど。
うらら:「green」は、「とりあえず今は楽しもうよ」ということで、期待と不安があったら期待を勝たせる曲で、この「愛の言葉」は、同じようなシチュエーションで、不安のほうが勝っちゃう曲。「恋はいつか終わっちゃうんだよ」と思っちゃってる…。
──タイプというか、年頃というか。
うらら:そうですね。夕陽は沈む前が一番真っ赤に染まって、一番明るく見えるじゃないですか。そういう、夏の海特有のせつなさに焦点を当てたくて、書いた曲ですね。「愛の言葉」は、上口くんが「ラララ」で歌っているデモを聴いて、メロディを覚えて、自分の声で口ずさむんですね。洗濯しながら、料理しながら、歩きながら、なんとなく口ずさんでいる中で、サビの「あいのこーとばー」というのが出てきて。そこから、せつない感じにどんどんつなげていこうみたいな。本当に真逆なんですね、「green」とは、言ってることが。
──いやー。見事なカップリングです。
うらら:一緒に収録されるとは…という驚きはあります。夏が始まる期待と、夏が終わってしまう不安と。
──それですね、このシングルのキャッチコピーは。「夏が始まる期待と、夏が終わってしまう不安が、丸ごとこの1枚に」。
うらら:Salleyとしても、今から始まっていく期待と不安があるけれど、やっぱり期待のほうが大きいから「green」が前にある、みたいな。
──いちいちハマるなぁ。
うらら:勝手に言ってますけど(笑)。
──最後に一個、上口くんに聞いていいですか。さっきも「ポップス」というワードが出てましたけど、上口くんがSalleyで目指している「ポップス」って、どういうものですか?
上口:えっと、「ポップス」と聴いて一番最初に来るのは、「色鮮やかな」という印象なんですけど。でも曲を作る時の、最終的なジャッジとしてのポップスは、「みんながいいなと思ってくれるかどうか」。自分にはそういう感覚は全然ないんですが、「なんとなく、みんながいいって言ってくれそう」という感覚というか。
うらら:万人が口ずさめるとか、そんな感じ?
──理論的なものではなく、もっと皮膚感覚的な。
上口:そうですね。「万人が口ずさめる」でもいいですし、「みんながいいと言ってくれるかどうか」ですかね。これをカラオケで、うちのオカンが歌ってたらどうかな?みたいな感じですかね。
うらら:どういうこと?(笑)
上口:さっき、「うららの声でしかハマらない歌」とか言っておきながら、やっぱり誰が歌っても、「あ、いい歌だな」となるかどうか。誰が歌ってもいい歌なんだけど、その頂点にいるのがうららみたいな感じ。そういう曲を作りたいです…って、そんな感じでいいですかね(笑)。
取材・文●宮本英夫
TOWER RECORDS限定シングル
「green」
7月31日(水)リリース
NCS-10019 \800(tax in)
【イベント情報】
「Salley×TOWER RECORDS」 FREE LIVE TOUR ミニライブ&サイン会
7月31日
タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース(東京) 21:00 START
イベント参加券配布対象店:新宿店、渋谷店、池袋店、秋葉原店8月3日
タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 9Fイベントスペース(名古屋) 18:00 START
イベント参加券配布対象店:名古屋近鉄パッセ店、名古屋パルコ店、大高典、鈴鹿店、東浦店、
ららぽーと磐田店、モレラ岐阜店
8月4日
タワーレコード福岡店 3Fイベントスペース(福岡) 14:00 START
イベント参加券配布対象店:福岡店、若松店、久留米店、香椎浜店、アミュプラザ博多店、佐賀店、長崎店、大分店、イオンモール宮崎店、イオンモール鹿児島店
8月6日
タワーレコード札幌ピヴォ店(札幌) 18:00 START
イベント参加券配布対象店:札幌ピヴォ店、旭川店、苫小牧店、アリオ札幌店
8月10日
NU chayamachi 1Fコリドール特設会場(大阪) 13:00 START
イベント参加券配布対象店:梅田NU茶屋町店、梅田マルビル店、難波店、神戸店、京都店、大津店、北花田店、泉南店、姫路店、明石店、橿原店、西武高槻店、あべのHoop店、アリオ八尾店
◆Salley オフィシャルサイト
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