【連載】黒沼英之のびびび!美術館『LOVE展:アートにみる愛のかたち』

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セクション1『愛ってなに?』
さっそくの巨大すぎる投げかけに心が折れそうになりましたが、
don't think just feelの精神でとりあえず進んでみましょう。


ジェフ・クーンズ
『聖なるハート』
1994-2007年
透過性カラーコーティング、高クロムステンレス鋼
364×213×122 cm
ピンチュック・アートセンター蔵、キエフ
(c) Jeff Koons


入ってすぐに出迎えてくれるジェフ・クーンズ『聖なるハート』。
今回の展示のポスターにもなっている作品ですね。
まずモニュメント自体の大きさや、光沢の美しさに圧倒されます。
普段目にする物が何倍にもなっただけで、なんでテンションって上がっちゃうのでしょう。
“人へのモノを贈るという気持ち自体が愛(ハートの形)になっている”
という感じでしょうか。
お、なんだか幸先のいいスタートです。




その後、セクションは『恋するふたり』『愛を失うとき』『家族と愛』『広がる愛』
というように続いていきます。
どうでしょうか。
時代別~、だとか何々派~だとか、ちょっと訳分かんないよー!という
美術アレルギーな人たちも、決して置いてけぼりにしないようなテーマの分け方が、
とても心地のいい空間を作り出していました。
その中でも、いくつか気になった展示をピックアップしてみようと思います。
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