【イベントレポート】山崎あおい、10代最後にして初のフリーライブツアーがスタート

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7月10日に3rdシングル「夏海(なつみ)」をリリースした山崎あおいが、7月13日、タワーレコード新宿店にて発売記念のミニライブ&CDジャケットサイン会を開催した。

◆山崎あおい タワーレコード新宿店 画像

今回、「夏海」リリースを記念して東京、大阪、名古屋、札幌、静岡など各地を回るフリーライブ&インストアライブツアーを初めて実施する彼女。この日のタワーレコード新宿でのインストアは、まさにフリーライブツアーの初日となるイベントだった。

イベントのスタート。山崎あおいは、ファンやタワレコでの買い物客など約300人の観客を目にしてチラリと嬉しそうな顔を見せるも、愛器であるヤマハのアコースティック・ギター、Aシリーズ「AC3M」を手にすると、途端にステージに集中。そして挨拶代わりに1stシングル「Just Friend」を披露する。

「ここの“新宿タワーレコード店”……違う、“タワーレコード新宿店”では(会場 笑)2回目のライブとなるんですけど、前回は2月の、2ndシングル「強くなる人」をリリースした時にやりまして。その時もほんとにたくさんの方にきていただいたんですけど、今日はそれよりもさらにたくさんの方がきてくれて、本当に嬉しいです。最後まで楽しんでいきましょう!」

ギター、キーボードのサポートメンバーを従えて「Pastime」「19歳」などを続けて披露する山崎あおい。そんな彼女の姿をカメラで収めたり、手拍子でライブに参加するオーディエンス(この日のイベントは、ライブ中の写真撮影はOKだった)。

そして、『セブン&アイ・ホールディングスの夏ギフト』TVCMソングとしてオンエア中であり、USENのリクエストチャートでも上位を席巻しているという新曲「夏海」。自身にとってひときわ大切な曲であるというこの曲への想いを口にする。

「初めて好きになった人を忘れられない、前に進めない、そんな曲になっています。今日も暑い、夏らしい天気ですけれど、曲を書いたのも夏の始まりでして。花火を誰と行くのか、お祭りがどこであるのかって、周りがそわそわしている時期だと思うんですけど、私はその時に乗っていけない、同じように浮かれられないことに寂しさを覚えて。「こういう気持ちを抱えているのは私だけじゃないんだろうな」って感じて、曲にしようと思った曲です。高校2年生の時に作って、ここまで大事に、大切にしてきた曲なので、7月10日にリリースできて、本当に嬉しいです。」

ギターの軽やかなストロークと、山崎あおいの歌声。夏の海を感じさせつつも切なさを含んだ言葉たちが、タワーレコードの店内に広がっていくと、観客は、目と耳、そして心を奪われていく。そしてやがて、大きな拍手へと変わっていった。

フリーライブツアーの告知では、「CDを買っていただいて、封入されている券を(フリーライブ会場に)持ってきていただければ、あの、なんやかんやの……あの、握手みたいな……その、握手会なんですけど、アイドルみたいなイベントに参加できますので。」と、自身がプライベートで参加するほどに好きな、ぱるる(AKB48・島崎遥香)の握手会と自分自身が開催する握手会の情景が重なったのか、はたまた握手会に(『耳をすませば』の)天沢聖司がやってきたらどうしようと思ってしまったのか。とにもかくにも、なんだか少し照れながら話す山崎あおい。そんな彼女の姿に、集まった観客からは笑い声が上がる。

そしてラストに「強くなる人」をしっかりと歌いあげ、集まったファンとの記念撮影を行なって、ライブイベントは終了。続くサイン会で、活動を支えてくれるファンひとりひとりと交流をはかった。

なお、山崎あおいのフリーライブツアー&インストアイベントは、7月14日が大阪・あべのマーケットパーク キューズモールおよびタワーレコード梅田NU茶屋町店、15日は名古屋・ナディアパーク、19日がラゾーナ川崎プラザ、20日静岡・ららぽーと磐田、27日は札幌・JR札幌駅パセオにて。

そして8月28日には東京・代官山LOOPで、8月30日には札幌・Party House Fiestaにて、山崎あおいの20歳の誕生日(8月28日生まれ)を記念した<山崎あおい バースデイライブ2013『ハタチのアオイナツ』>を開催する。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
place:タワーレコード新宿店


◆BARKS新人アーティスト
◆山崎あおい オフィシャルサイト
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