【インタビュー】TEMPURA KIDZ、2ndシングルリリース「夏祭りで「はっぴぃ夏祭り」が本当に流れたらうれしいね」
きゃりーぱみゅぱみゅをはじめ、中田ヤスタカやRAM RIDER等が所属するASOBISYSTEMの原宿系パフォーマンスユニットTEMPURA KIDZが、2ndシングル「はっぴぃ夏祭り」をリリースする。カラフル&ポップな前作とは一転、和の情緒とリズムが巧みに交差して、タイトル通りの陽気度120%な仕上がりだ。TEMPURA KIDZは、同曲がアニメ「調速変形ジャイロゼッター」のエンディングテーマに起用されたほか、「beポンキッキーズ」でレギュラーコーナーを獲得するなど現在ひっぱりだこ。きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーからキャリアをスタートした現役中学生は、そのキレッキレなダンスで日本のみならず世界からの注目度も高い。インタビューは言葉の端々にティーンならではの無垢なものから、プロとしての意志を感じさせるものまで、実に純粋で楽しげな彼らが伝わる内容となった。TEMPURA KIDZのお祭りソングで夏を満喫してほしい。
◆「はっぴぃ夏祭り」ミュージックビデオ
■ちょうちんを300個もつり下げるのを見て「すごいなぁ」って
■セットの鳥居もTEMPURA KIDZのロゴになっててうれしかった
──「はっぴぃ夏祭り」はこれからの季節にぴったりですが、最初にこの曲を聴いたときの印象は覚えてます?
NaNaHo:タイトル通りにお祭りっぽい感じで、聴いてるだけで楽しい曲だなぁって思いました。
YU-KA:うん。歌詞に“綿菓子”や“りんご飴”とか、縁日の屋台で見るような言葉が出てきたりして、夏祭りに行きたくなるよね。
AO:デビュー曲の「ONE STEP」とはちょっと感じが違って、カッコいい曲だなって思いました。
KARIN:私は……題名にあるみたいにハッピーになれる曲だなって。
P→★:僕も夏祭りっぽい言葉がたくさん歌詞に入ってて面白い曲だなって。曲の後半のほうでダンスパートがあるんですけど、そこがお気に入りです。
──なるほど。ホントにタイトル通りハッピーな曲ですよね。P→★ちゃんは後半のダンスパートがお気に入りってことだけど、みんなはどう?
KARIN:最後の“きゃっちぃ きゃっちぃ♪”ってところ。そのパートは音が静かになるんですよ。そこの雰囲気が変わってて、私は好きかな。
NaNaHo:私もそこが好き。レコーディングのときは「雰囲気を変えて歌ってみて」ってディレクターさんから言われたんです。そこがちょっと難しかったけど、完成したのを聴いたら“いいな”って思いました。
AO:私はサビのところで実際にレコーディングしてるときに、歌いながら楽しくなってきたから、そこが好き。
YU-KA:2番のAメロで屋台の名前とかお参りとか、本当に夏祭りを思い浮かべるような言葉が出てきて、ホントにお祭りに行ったような気分になれて歌いやすかったです。
──ダンスはもともと得意だと思うけど、歌はどうですか?
KARIN:YU-KAは少し歌をやってたんだよね?
YU-KA:うん(笑)。だからって得意ということじゃないんですけど、歌うことは好き。この曲のレコーディングのときはディレクターさんから、「歌う時は踊るような感じで歌って」って言われました。
AO:私は、歌は上手ではないけど、歌うことは楽しいなって思うようになりました。でも、レコーディングはまだ緊張する…。前のときよりはちょっと慣れたけど。
──でも、全然緊張してたなんて感じないワクワクした曲ですよね。やっぱりみんなにもそういう雰囲気で聴いてもらいたいよね?
NaNaHo:はい。お祭りとか花火大会とか、ワクワクするときに聴いてもらって、「夏と言えば「はっぴぃ夏祭り」だよね」って言われたらうれしいです。
YU-KA:「夏祭りでこの曲が本当に流れたらうれしいね」ってみんなで話してるので、そうなったらハッピーかな。
──そもそもみんなはハッピーでポジティヴなタイプ?
YU-KA:P→★が一番ポジティヴじゃない?
P→★:うそ?! 僕はKARINがポジティヴだと思う。
AO:P→★は立ち直りが超早いし、引きずらないから。
P→★:あ、前のことはすぐ忘れちゃう。数分後には別のことを考えてます(笑)。
KARIN:AOはちょっと悩むほうかな?
AO:最近は段々切り替えられるようになったかな。
YU-KA:基本、みんなポジティヴだよね。
NaNaHo:そうだね。YU-KAはかなり前向きなほうだと思う。私は引きずっちゃうこともあるけど、それでも前向きに考えるようにしてるかな。
──では、ミュージックビデオの話も聞きますね。撮影は面白かった?
YU-KA:撮影現場で実際にセットを組み立ててたり、ちょうちんを300個もつり下げたりするのを見て、「すごいなぁ」って。
AO:友達も「ちょうちんすごいね」って言ってくれた。
YU-KA:あと、セットに鳥居があるんですけど、鳥居って神社の名前が書かれてるじゃないですか。それがTEMPURA KIDZのロゴになってたのがうれしかった。
KARIN:夏祭りともうひとつセットがあって、そっちは後ろの壁が金色で、そこに松の絵が絵の具で描かれていたんですね。それもすごいなって思った。
──セットもすごく凝ってたけど、とにかくカッコいいダンスに惹き付けられましたよ。振付けは事前に覚えるの?
YU-KA:振付けの先生に教えてもらって、事前に覚えます。
AO:この曲は2~3時間くらいで覚えたっけ?
──ダンスの見どころを教えてもらえますか?
YU-KA:間奏のダンスパートでは、カメラが迫ってきて画面が揺れる感じが面白かったよね。それがすごく迫力がある感じになってるし、踊りも見どころがたくさんあるので注目してもらえたらうれしいです。それにサビの“はっぴぃ はっぴぃ♪”のところは左右に飛んで、足を手拍子のように合わせるんですけど、あれが最初の頃ちょっと苦労しました。
──軽やかに飛んでるように見えるけど、実際は結構ハードだよね(笑)。みんなみたいにカッコよく踊るコツってあるのかな?
P→★:ダンスの先生から言われるのは、「鏡を見てひとつひとつ自分がカッコいいと思う位置を探して、それを積み重ねるように」って。とにかく練習、練習だよね。
YU-KA:うん。ダンスは楽しいし。ひとりひとりが映るところでは、ひとりずつ撮ったんですけど、周りでみんなが「がんばー!」って声かけてくれたりして、緊張してたけど頑張れました。
P→★:あとは、2番はただ踊るっていうより、ストーリー性がある振付けなので、そこも注目しながら見てもらいたいです。
KARIN:そうだね。振付けの中でストーリーっぽくなってるんですけど、いつもの踊りよりも表情に気をつけたりとか、いろんな表情が出せたのでやっていて楽しかった。
◆インタビュー(2)へ
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