コルグの名機Mono/PolyがReasonにラック・マウント! 4VCOの分厚いサウンドがPropellerhead Reasonのプラグインに「Mono/Poly for Reason」
コルグは、Propellerhead 社の音楽制作ソフトReason の“Rack Extension”に対応したソフトウェア・シンセサイザー「Mono/Poly for Reason」をリリース、Propellerhead Shopで販売を開始した。
Propellerhead社とコルグ社の関係は、コルグの輸入ブランド製品販売部門であるKID(KORG Import Division)が、世界的に人気の高い音楽制作ソフト「Reason」の日本での販売を開始したところから始まった。共に音楽制作に関わる両社として、何か一緒に作れないだろうかというところから、昨年6月にPropellerheadの新しいプラグイン・フォーマット“Rack Extension”に、コルグが自社の名機「Polysix」を提供することで初めて実現。そして1年後、今度は初のソフト音源化となる名機「Mono/Poly」を提供することとなった。
▲オリジナルのMono/Poly。オリジナルのMono/Polyは、1981年にPolysixと同時発表、4VCO(4つのオシレーターを装備)・モノフォニック・アナログ・シンセサイザーとして発売された。モノフォニックでありながら、4ボイスのポリフォニック・シンセとして使えたり、当時としては画期的なエフェクト・セクションを搭載したり、そのユニークな機能とプライスで、当時のシンセサイザー界に革命をもたらした。
そして、今回登場の「Mono/Poly for Reason」。Mono/Polyソフトウェア・シンセサイザーでは、KORG独自のCMT(Component Modeling Technology)によって、数多くのミュージシャンがKORG製品の中でもベスト・シンセサイザーとして挙げているオリジナルのMono/Polyをソフトウェア上に再現している。
また、これらのオリジナル・サウンドやコントロールの忠実な再現に加え、最大128ボイスのポリフォニック設定、最大16ボイス(スプレッド機能付き)のユニゾン設定、究極の8系統バーチャル・パッチ機能など、多彩な音創りを可能にする多数の機能を搭載。これら新機能のパラメータを加えてノブやスイッチを再構成し、現代版ラック・マウント型Mono/Polyとして甦らせており、より直感的に、より多彩な音創りを行うことが可能だ。
「Mono/Poly for Reason」が対応するReasonシリーズは、シーケンサー/レコーダーを一体化した総合音楽制作ソフトでありながら、ハードウェア・ライクな操作性が特長。PCの画面上のラック・ケースに好きな楽器を立ちあげて並べ、ケーブルでつなぐというハードウェアと同じ作法を持ち込んだユニークなソフトウェアでもある。これまでそのラック・ケースに並べられる楽器は、Propellerhead社が自社で制作しReasonシリーズに組み込まれたものに限られていた。しかし、昨年リリースされた「Reason 6.5」、「Reason Essentials 1.5」(Reasonのお手頃価格版)からは、新しいプラグイン・フォーマット“Rack Extension”を提唱。このフォーマットを開示することで、自社以外の楽器をReasonシリーズのラックの中に組み込むことが可能になっている。このフォーマットに賛同するコルグを含めた多くのブランドが、Rack Extensionに対応したプラグインをリリースしている。さらに今年はReason 7、Reason Essential 2も発表され、ますますReasonシリーズに注目が集まっている。
▲Reasonのラックにマウントした状態のMono/Poly for Reason(画面左)。画面右はそのラック背面。ケーブルを接続するコネクタが用意されている。<おもな仕様>
音源システム : CMT(Component Modeling Technology)
最大同時発音数:128(コンピュータのCPUに依存)
ティンバー数:1
シンセシス : 4VCO/1VCF/1VCA/2EG/2MG
ユニゾン:ボイス数指定(1~16)、デチューン、スプレッド
バーチャル・パッチ:8系統
ソース:159種(Velocity, KBD Track, After Touch, Pitch Bend, Mod.Wheel, VCF EG, VCA EG,MG1, MG2, Noise, CV1, CV2, CV3, CV4 他)
デスティネーション:35種(VCO Pitch, VCO Level, Noise Level, VCO PW, VCO PWM Intensity, Portamento Time, Detune, Cutoff, Resonance, EG Intensity, VCA Gain, VCF EG, VCA EG, MG1 Speed, MG2 Speed, VCO Mod X-Mod, VCO Mod Freq Mod, Panpot 他)
音色プログラム:128
アルペジエーター: UP, DOWN, UP/DOWN, RANDOM
MG(Modulation Generator, LFO):2基
◆Mono/Poly for Reason
価格:$49 / 39ユーロ(Propellerhead Shopでダウンロード販売)
発売日:2013年6月20日
◆Propellerhead Shop Polysix for Reason ダウンロード販売ページ
◆Polysix for Reason 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
Propellerhead社とコルグ社の関係は、コルグの輸入ブランド製品販売部門であるKID(KORG Import Division)が、世界的に人気の高い音楽制作ソフト「Reason」の日本での販売を開始したところから始まった。共に音楽制作に関わる両社として、何か一緒に作れないだろうかというところから、昨年6月にPropellerheadの新しいプラグイン・フォーマット“Rack Extension”に、コルグが自社の名機「Polysix」を提供することで初めて実現。そして1年後、今度は初のソフト音源化となる名機「Mono/Poly」を提供することとなった。
▲オリジナルのMono/Poly。
そして、今回登場の「Mono/Poly for Reason」。Mono/Polyソフトウェア・シンセサイザーでは、KORG独自のCMT(Component Modeling Technology)によって、数多くのミュージシャンがKORG製品の中でもベスト・シンセサイザーとして挙げているオリジナルのMono/Polyをソフトウェア上に再現している。
また、これらのオリジナル・サウンドやコントロールの忠実な再現に加え、最大128ボイスのポリフォニック設定、最大16ボイス(スプレッド機能付き)のユニゾン設定、究極の8系統バーチャル・パッチ機能など、多彩な音創りを可能にする多数の機能を搭載。これら新機能のパラメータを加えてノブやスイッチを再構成し、現代版ラック・マウント型Mono/Polyとして甦らせており、より直感的に、より多彩な音創りを行うことが可能だ。
「Mono/Poly for Reason」が対応するReasonシリーズは、シーケンサー/レコーダーを一体化した総合音楽制作ソフトでありながら、ハードウェア・ライクな操作性が特長。PCの画面上のラック・ケースに好きな楽器を立ちあげて並べ、ケーブルでつなぐというハードウェアと同じ作法を持ち込んだユニークなソフトウェアでもある。これまでそのラック・ケースに並べられる楽器は、Propellerhead社が自社で制作しReasonシリーズに組み込まれたものに限られていた。しかし、昨年リリースされた「Reason 6.5」、「Reason Essentials 1.5」(Reasonのお手頃価格版)からは、新しいプラグイン・フォーマット“Rack Extension”を提唱。このフォーマットを開示することで、自社以外の楽器をReasonシリーズのラックの中に組み込むことが可能になっている。このフォーマットに賛同するコルグを含めた多くのブランドが、Rack Extensionに対応したプラグインをリリースしている。さらに今年はReason 7、Reason Essential 2も発表され、ますますReasonシリーズに注目が集まっている。
▲Reasonのラックにマウントした状態のMono/Poly for Reason(画面左)。画面右はそのラック背面。ケーブルを接続するコネクタが用意されている。
音源システム : CMT(Component Modeling Technology)
最大同時発音数:128(コンピュータのCPUに依存)
ティンバー数:1
シンセシス : 4VCO/1VCF/1VCA/2EG/2MG
ユニゾン:ボイス数指定(1~16)、デチューン、スプレッド
バーチャル・パッチ:8系統
ソース:159種(Velocity, KBD Track, After Touch, Pitch Bend, Mod.Wheel, VCF EG, VCA EG,MG1, MG2, Noise, CV1, CV2, CV3, CV4 他)
デスティネーション:35種(VCO Pitch, VCO Level, Noise Level, VCO PW, VCO PWM Intensity, Portamento Time, Detune, Cutoff, Resonance, EG Intensity, VCA Gain, VCF EG, VCA EG, MG1 Speed, MG2 Speed, VCO Mod X-Mod, VCO Mod Freq Mod, Panpot 他)
音色プログラム:128
アルペジエーター: UP, DOWN, UP/DOWN, RANDOM
MG(Modulation Generator, LFO):2基
◆Mono/Poly for Reason
価格:$49 / 39ユーロ(Propellerhead Shopでダウンロード販売)
発売日:2013年6月20日
◆Propellerhead Shop Polysix for Reason ダウンロード販売ページ
◆Polysix for Reason 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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