【ライブレポート】GARNET CROW、13年の歴史に幕を閉じたラストライブ「私たちは解散しますけれども、楽曲は生きています」

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衝撃の解散発表から約2ヵ月。<GARNET CROW Livescope~THE FINAL~>の最終日を迎えた6月9日、メンバーの活動拠点である大阪は国際会議場グランキューブ大阪にて、ついに彼らのラストライブが行われた。その速報レポートをお届けしたい。

◆GARNET CROW画像

2000年のデビューから13年間、音楽制作クリエイターとして活動拠点を大阪に置き、数々の名曲を世の中に送り続けてきた彼らのラストツアーは全公演即日完売。公の場にメンバー4人で姿を現すのが最後となるこの日、3000人の満員の観客を前に集大成といえるライブを見せてくれた。

オープニングSEから幕の向うの岡本仁志がギターのリフを奏で、幕が落ちるとライブがスタート。1曲目、1stアルバム『first secondscope~水のない晴れた海へ~』収録の「Rhythm」を皮切りに、「flying」、「夏の幻」など、立て続けにヒットシングル曲と人気曲で会場を魅了する。

途中には中村由利(Vo)とストリングスとベース、ドラムのみという編成で「夢ひとつ」を歌い、会場を幻想的な雰囲気に包んだり、岡本がヴォーカルをとる「千以上の言葉を並べても…」を披露するなど、息つく間もなく“これぞGARNET CROW”といえる展開を見せた。

後半、疾走感あるアップチューンを立て続けに見せ、オーディエンスの盛り上がりは最高潮に達する。その時間はあまりに楽しく、このライブがいつまでも続けばいいのに、と思わせてくれるほどだった。

ダブルアンコールを含めて全25曲を披露した彼ら。この日、最後の楽曲の前に中村由利は客席にこう伝えた。

「私たちは2000年のデビューからノンストップで駆け抜けてきました。これもファンの皆さんのお蔭だとおもっております。13年間の多くの温かい声援ありがとうございました! 私たちは常々、皆さんの心に残る楽曲を妥協せずに作り続けていきたい!そういう一心で制作をしてきました。私たちは解散しますけれども、楽曲は生きています。皆さんの心の中でふとした瞬間人生の節目の瞬間に私たちの楽曲が流れて、そして、人生がもっともっと実り多いものであるように。そう願っております。これからも私たちの作り上げてきた作品をどうぞ大切に聴いてください。お願いします! 最後に私たちがこの曲で皆さんに知ってもらえるきっかけになった大切な曲を聴いていただこうと思います。13年間の感謝を込めて歌いたいと思います!」

会場からは解散を惜しむようにすすり泣く声も聞こえてきた。そして最後にGARNET CROWの最大のヒット曲である「夢みたあとで」を披露し、完全燃焼。

これまで応援し続けてくれたファンへ向けて、何度も「ありがとう」を笑顔で伝えるメンバーに、大きな歓声と温かい拍手が会場にいつまでも鳴り響いていた。

FINAL LIVE<GARNET CROW livescope ~THE FINAL~>
2013年 6月9日(日)大阪国際会議場 グランキューブ大阪メインホールSETLIST
M-1. Rhythm
M-2. Misty Mystery
M-3. flying
M-4. 夏の幻(Secret Arrange ver.)
M-5. Last love song
M-6. 向日葵の色
M-7. Mysterious Eyes
M-8. Over Drive
M-9. closer
M-10. 空に花火
M-11. 夢のひとつ
M-12. 千以上の言葉を並べても…
M-13. 涙のイエスタデー(album ver.)
M-14. ロンリーナイト
M-15. wish★
M-16. U
M-17. call my name
M-18. 世界はまわると言うけれど
M-19. Yellow Moon
M-20. ふたり
M-21. Smiley Nation
M-22. 今宵エデンの片隅で
【アンコール I】
M-23. バタフライ・ノット(未発表音源)
M-24. Fall in Life ~Hallelujah~
【アンコール II】
M-25. 夢みたあとで

■WOWOWで<GARNET CROW livescope ~THE FINAL~>
6月9日大阪ファイナル公演の模様をオンエア!
・2013年7月20日(土)23:00
・WOWOWライブ(BS192ch)
詳しくはこちら:wowow.co.jp/garnet

◆GARNET CROW オフィシャルサイト
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