【インタビュー】Dream、「Only You」は「かわいいけれどちょっとだけセクシーな……大人の女性の恋愛観」
約2年半ぶりとなるニューシングル「Only You」を、5月29日にリリースするDream。E-girlsとしての活動を経て、ひとりひとりの個性が確立され、その個性が存分に投影された今作は、4曲入りのマキシ・シングル。思いっきりキラキラと輝く彼女たちに、ぜひ注目してみて☆
◆Dream「Only You」画像、メンバーソロ写真
■ かわいいけれどちょっとだけセクシーな……大人の女性の恋愛観── Aya
── さて5月29日に、Dreamとしては約2年半ぶりとなる待望のNew Single『Only You』がリリースになります。これまでのDreamとは、まったく違う表情を見せていらっしゃいますよね。
Aya:そうですね。新しい私たちをすごく表現できている作品になっていると感じています。2年半前までは、夢に対する想いを“強さ”で表現し、発信していたんですけれど、E-girlsとしての活動を経て、メンバーひとりひとりの新たな一面がすごく引き出されて、表現方法や音楽の方向性の幅が広がったと実感しています。
── やはり、E-girlsでの活動が与えた影響力は、皆さんにとってすごく大きいものなんですね。
Erie:そうですね。本当に、すごく大きいです。
Ami:E-girlsのなかにいるからこそ、Dreamにしかできないことや、ほかのグループと差をつけるにはどうしたらいいか……といったことなど、今まで以上に考えるようになりました。“Dream”というグループに対して向き合う機会が、ものすごく多くなりましたね。
── 『Only You』は、「駆け引きの24時」などの歌詞にもあるように、皆さんと同じくらいの年齢の女の子の、少し小悪魔的要素が含まれた恋愛観が描かれた楽曲ですよね。
Aya:この楽曲は、私たちの大好きなミランダ・カーさんがイメージキャラクターを務めている“Samantha×カワイイ×Art”のCMソングとして起用していただいています。CMのイメージにも合わせて、普段E-girlsでは発信できないような恋愛観になっているんです。かわいいけれどちょっとだけセクシーな……大人の女性の恋愛観が描かれていますね。
── 今、お話にありましたが、“Samantha×カワイイ×Art”のCMソングとして起用されることを聞いたとき、どのようなお気持ちでしたか?
Aya:サマンサさん自体すごく女の子に人気のブランドですし、さらにイメージキャラクターが、世界中の女の子の憧れである、あのミランダ・カーさんだったので信じられませんでした。
Shizuka:すっごくうれしかったです。本当に、幸せです。
── 『Only You』の楽曲に描かれている恋愛観で、どのような部分に共感しましたか?
Erie:私がいちばん共感した歌詞は「忘れ物したフリで 終電を逃したい」っていう部分。きっと、女の子みんなに共感していただける歌詞だと思うんです。未成年の女の子だと、歌詞に書かれているような経験はあまりないと思うんですけれど、20歳代半ばを超えた方にはきっと共感していただける部分が多いハズ。“わざと終電を逃す”っていう、恋愛における技のようなものがリアルに描かれていて、聴いていてドキドキしていただけると思います。
Shizuka:私が聴いていていちばんドキッとした歌詞は、Dメロにある「初めて会った時に感じた恋の予感が現実に」の部分。女の子が恋愛したときの等身大の気持ちが、この部分にすごく表れていると思います。
Ami:この曲に描かれている女の子は、私に似ている部分がたくさんあるんですよね。これは私の歌なのかなって思ってしまうくらい(笑)。だから、歌詞を見て「あ、わかる!! わかる!!」って共感する部分がたくさんあるんです(照)。
── そんなに、Amiさんに似ている部分が多いんですか?
Aya:本当にそうですね。似ています(笑)。
Ami:「私の知らないあなたの全てを教えて欲しい……」。
Aya:Amiちゃんが言うとちょっと重い(笑)。
── (笑)。MVも拝見させていただきました。これまでのDreamのイメージを覆すようなMVですよね。パステルカラーや皆さんのすごくやわらかい表情が印象的で、かわいらしいMVでした。
Ami:女の子なら一度は憧れる世界観が詰まったMVなんじゃないかなって思います。マカロンカラーのように優しい色合いで、思いっきりかわいくて、でもオシャレさもあって……。そんな世界観のなかに、Dreamが本来持っていたクールでカッコイイ部分も少しだけ垣間見えたりと、すごくバランスの取れたMVに仕上がりました。表情や見せ方もメンバーひとりひとりで違うので、そこも観ドコロです。Dreamのイメージを、すごくいい形で広げられたMVになったとも感じています。
── 今作は4曲入りのマキシ・シングル。リードシングル『Only You』以外の楽曲についても、それぞれお聞かせ願えますか?まず、『BOOM!BOOM!』は、どのような楽曲に仕上がっているのでしょう?
Erie:今までのDreamのイメージにいちばん近くて、カッコイイダンスミュージック。個人的には、Shizukaちゃんと一緒にラップにも初挑戦しました。こういう曲調には、今までのDreamだと、“夢を絶対に諦めない”“夢を絶対に掴む”っていう歌詞が多かったんですけれど、あえて今回の作品では、クラブで遊んでいる等身大の女の子をテーマに表現しています。楽曲のイメージは以前のDreamさを残しつつも、歌詞では新しい私たちを見せている。すごく大好きな一曲です!!
── 続いて、『MY DAY, ONE WAY』に関しても教えてください。
Shizuka:KEIJIさん主演のドラマ『ムッシュ』の主題歌として、起用していただいています。Dreamとしては、ドラマの主題歌を担当させていただくことが初めてだったので、すごくうれしかったですし、思い出深い曲になりました。この楽曲を制作するにあたって、作曲を手がけてくださった中村仁さんに、Dreamをイメージして制作をお願いしたんです。実際にでき上がってきた曲がすごく爽やかなイメージだったので、驚きました。爽やかさのほかにも、笑顔や前向きさが感じられる楽曲だったので、2年半のE-girlsとしての活動を経て、私たちのイメージがまた大きく成長したことをリアルに感じられて、すごくうれしかったですね。歌詞も、私たちが今まで感じてきていたことを日常の情景と一緒に書いてくださったので、私たち自身も歌いながらパワーをもらえる楽曲。Erieちゃんが振り付けしてくれたんですけれど、歌詞を表現した振り付けになっていますので、パフォーマンスも楽しみにしていていただきたいです。今までの私たちの楽曲にはなかった、まさに“今”のDreamというものが表現されています。肩の力を抜いて、すごく自然体で自分たちの想いを伝えられるこの曲と、2年半ぶりのシングルという機会の巡り合わせがすごく運命的にも感じる。本当に、多くの方々に聴いていただきたいですね。また大切にしたい曲と出会えて、私自身もすごくうれしいです。
── それでは、ラストの『Catch A Wave』はどのような楽曲になっていますか?
Aya:この曲を初めて聴いたときは、ものすごくテンションが上がりました。たとえばライヴのラストでパフォーマンスしたり、夏フェスや野外イベントでパフォーマンスしているイメージが浮かびます。サビもすごくキャッチー。今ちょうど、振り付けを作っているんですけれど、皆さんと一緒に楽しめて盛り上がれる振り付けになると思います。早くライヴをしたいです!!
── ということは、ライヴで盛り上がれる機会がたくさんあるということですか?
Aya:そうですね。今年はどんどん、イベントなどにも出演していきたいです。この『Catch A Wave』 は、“Enjoy”という楽曲テーマのとおり、ものすごく盛り上がれる一曲。たくさんの方々と一緒に、この曲で盛り上がりたいですね。
── 楽曲テーマがあるんですね。すべての楽曲に、テーマがあるのでしょうか?
Aya:そうなんです。『Only You』のテーマは、“Love”。『MY DAY, ONE WAY』は“Dream”。『BOOM!BOOM!』が“Dance”。そして、『Catch A Wave』が“Enjoy”。4つの表情と世界観を持った、すごく楽しめる一枚になっています。
── まさに、4色に彩られた作品ですね。たとえば、それぞれの楽曲に色をつけていくとしたら、何色になると思いますか?
Ami:そうだなぁ……。『Only You』はピンク。『MY DAY, ONE WAY』は、白。『BOOM!BOOM!』は青で、『Catch A Wave』は水色!! そんなイメージがします。
一同:なるほど~。確かに、そのとおりかも。
── 2年半のE-girlsとしての活動をとおして成長したDream。皆さんのそんな成長が、たっぷりと詰まっている作品なんですね。
Aya:それまでは、“強さ”や“勢い”というイメージで、表現方法やキャラクターなどが4人全員同じだったんですけれど、E-girlsとしての活動をとおして、私たち4人のカラーがかなり明確になりました。今作のレコーディングにおいても、それぞれのキャラクターを活かしたレコーディングができるようになりました。それに、E-girlsのなかでは私たちが最年長なので、チームを引っ張っていかなければいけない。だからこそ、責任感というものがすごく強くなったとも感じています。E-girlsは、Dreamとしてすごく成長できる場所ですね。
Ami:収録されている曲ごとに、歌い方もそれぞれ違いますし、メンバーのレコーディングを見ていても、自分にはない表現方法を目の当たりにする機会が増えたのですごく刺激を受けています。4人それぞれの個性はバラバラなんですけれど、それが曲のなかで散らばるのではなくて、より一体感を作り出している。ここまでそれぞれの個性を活かすことができた作品は、今までにありませんでした。だからといって満足するのではなく、もっともっと個人を磨いていって、Dreamというグループを輝かせていきたいですね。
interview&text_桜井麻美
【Single】
Dream
『Only You』
5/29 on sale
CD+DVD:RZCD-59339/B 1,995円 (tax in)
CD:RZCD-59340 1,260円 (tax in)
LDH mobile/ライヴ会場限定:RZC1-59341 500円 (tax in)
MUSIC CARD:AQZ1-50903 500円 (tax in)/ダウンロード専用収録曲『Only You』
◆BARKSアイドル
◆BARKSインタビュー
◆Dream オフィシャルサイト
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