【イベントレポート】坂井泉水7回忌、ZARDメモリアルフィルム・コンサート開催

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坂井泉水の7回忌を迎えた2013年、中野サンプラザにてZARDメモリアルフィルム・コンサート<ZARD Film of 7th Memorial ~君に逢いたくなったら~>が開催された。

◆坂井泉水画像

2007年5月27日、突然の不慮の事故により亡くなった坂井泉水の急逝により、2011年のデビュー20周年まで、ファンの要望に応える形でZARDにゆかりのあるアーティストが集結し開催されてきた追悼LIVE<What a beautiful memory>や、貴重な映像を集めたフィルム・コンサート<Screen Harmony>などが開催されてきたが、今回開催されたのは、新たな貴重映像を加えたドキュメンタリー主体のフィルム・コンサートだ。まるで映画のような作りで、昼、夜2回行われた公演には約4,400人が来場し、貴重なシーンの連続に釘付けとなった。

映像では、初期のレコーディングでの歌入れをする様子やジャケット写真撮影時にリラックスしながらスタッフと談笑する姿、2日間で30曲以上を撮影したというライブシューティング時の映像とオフショット、ニューヨークロケでのジャケット撮影及びミュージッククリップ撮影映像やオフショットなどが次々と公開された。

なかでも注目は1999年デビュー10周年時に開催されたZARD初LIVE時の裏側の公開だ。船上ライブで豪華客船でクルーズしながらのスペシャルライブだったが、100万通以上の応募者の中から選ばれた600名のみが招待されたこのライブは既に伝説となっていただけに、当時の緊張感が伝わる貴重な映像の連続となった。

この他にも今まで世の中に出ていなかった貴重な映像と共に関係者のインタビューでは、当時の坂井泉水の音楽に対し真摯に向き合う姿勢や意外な一面が語られ、最後には代表曲で構成された2008年開催の追悼LIVE<What a beautiful memory>映像と「負けないで」の特別映像で構成され、ZARDの音楽による感動が幾度も押し寄せた。

会場入口に設置された献花台には、全国から多くのファンがそれぞれの想いを胸に訪れ、長蛇の列が終日途切れることはなかった。

映像の最後には、「どんなに離れてても 心はそばにいるわ」という「負けないで」の歌詞が映し出された。ZARD=坂井泉水のメッセージは、2013年の今もなお、オーディエンスの心に響き続けている。

◆ZARDオフィシャルサイト
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