マイケル・ジャクソン、振付師から児童虐待で訴えられる

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マイケル・ジャクソンに新たな児童性的虐待疑惑が浮上した。TMZの報道によれば、ブリトニー・スピアーズやピンクとの仕事も経験している有名振付師のウェイド・ロブソンが1日(水)、2009年に他界したマイケルから幼い頃性的虐待を受けたとして、マイケル・ジャクソン・エステートに賠償金を求める法的書類を提出したという。債権者の同遺産管理団体に対する賠償請求期限はすでに過ぎているものの、ウェイドは裁判所に対して今回の要求を検認するように求めているという。

◆マイケル・ジャクソン画像

今回の申し立ての内容は一般には公開されていないものの、虐待についての詳細な描写がされているほか、サンフランシスコを拠点とする小児精神科医デヴィッド・アレンドンド医師の宣誓供述書も含まれていると言われている。

現在30歳のウェイドは5歳の時にマイケルと出会い、7歳から14歳の間にはネバーランドを含むロサンゼルスとラスベガスのマイケル宅に頻繁に滞在していたという。2005年にマイケルが児童虐待で訴えられた際の証人の1人でもあるウェイドは当時のマイケルの無罪判決に貢献していることもあり、今回新たに虐待を訴え出たことで関係者からは当惑と非難の声が挙がっているようだ。

2005年にマイケルの弁護を務めたトーマス・メゼロウは「ばかげていますよ。彼はマイケル・ジャクソンの2005年の裁判における有力な証人の1人で、宣誓の下、虐待されたことは一度もないと主張していました。彼は検事からの執拗な反対尋問にもこらえました。彼は当時、断固としてマイケル・ジャクソンが自分に不適切なことをしたことは一度もないという発言に揺るぎませんでしたよ」と話している。

メゼロウ弁護士はまた、マイケルの母キャサリンをはじめ、プリンス、パリス、ブランケットの3人の子供たちがマイケルのコンサート・プロモーターであったAEGライブに対しマイケルの死に関する責任問題を問う裁判が始まった今になって、ウェイドがこの件を持ち出していること自体が「疑わしいタイミングだ」とCNNに話している。これに対してAEGライブの弁護団は、弁護陳述の一部にマイケルの児童虐待容疑の一件を持ち出すと発言している。
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