EXILE USAのライフワークが映画化。世界7ヶ国をダンスで渡り歩いた『DANCE EARTH ~BEAT TRIP~』
EXILE・USA(宇佐美吉啓)が2006年よりライフワークとして活動し続けるダンスプロジェクト「DANCE EARTH」が、初めて映画として全国の劇場で公開されることが決定した。
◆『DANCE EARTH –BEAT TRIP-』 完成披露試写会 画像
映画『DANCE EARTH ~BEAT TRIP~』は、EXILE・USA自身が、言語や文化の異なる世界7ヶ国(スペイン・イビザ島、タンザニア、ケニア、バリ、インド、ジャマイカ、アメリカ・シカゴ)でダンスを共通言語に、地域の人々と交流する旅をテーマに制作された。
作品の公開に先立ち、4月11日には、ファンクラブ会員50組100名を招待して完成披露試写会を実施。上映後には、EXILE・USA、本作の監督である佐藤徹也、ナレーションを勤めたロバート・ハリスによるトークイベントを行なった。
イベントの模様は以下のとおり。
◆ ◆ ◆
── まず、「DANCE EARTH」っていうのはどんなプロジェクトですか?
「最初は本当に踊りが好きで世界で踊りたいという思いから始めたんですけど、世界中に踊りが無い国も民族もないということで踊りだったら世界の人と繋がれる。ダンスという共通言語で世界を知るというのが「DANCE EARTH」で、いろんな冒険がいろんな表現に変わっていくというのが「DANCE EARTH」プロジェクトです。書籍や演劇、今回は映画になって、絵本にもなり、DANCE EARTH VILLAGEっていう村もあるしそれを舞台にしようと思って今年はミュージカルも上演しましたし。2006年くらいから考えてたんですけど、ハリスさんの本「エグザイルス」の影響もすごく強くあるんですよ。」
── 今回のテーマ -BEAT TRIP- について教えてください
「サーファーが世界中の波を求めてがサーフトリップをするように、僕はダンサーだから世界中の溢れているビートを求めて旅したいなと思って今回のテーマは「-BEAT TRIP-」にしました。僕はこの人生で「全部のビートを乗りこなす」っているテーマがあるんで、それをきゅっと集約しました。」
── 今回の映画では7カ国に行っていますが、まずバリはどうでした?
「ハリスさんがバリのダンスは“爬虫類っぽい”って言うから面白そうだと思って。実際、バリのダンスは伝統的な戦士の踊りだから型があるし、振り付けがあるんですよね。僕は振り付けを追うのは苦手で、現地の先生もはじめは全然笑わないし衣装を着るのも大変だったんですけど(笑)、まずは型を一回自分の体に流してフリースタイルをやりたかった。伝統的な踊りを壊すっていうのは結構勇気のいることなんだけど、フリースタイルっていうのは人生のテーマでもあるから、自分の人生も踊りも自分の感性で決める。自分の感じたものを体で表現するのが僕のダンスにとって一番大事な事だし、人生にとっても大切なことだなという思いがある。それを世界各地でやりたいと思っています。」
── インドも印象深いですね。
「“帰りたい”というのが第一印象だったんですけど、現地の子供達と踊っているうちに今を生きるエネルギーをもらった強烈な旅でした。目の前で死体が燃やされるのを見た時に「どんな人でもいつかこうなる」っていうリアルを感じて、「だったらいまをもっと強く生きなきゃ」って元気が湧いて来た。僕らが済んでいる日本では、見たくないものは隠されているじゃないですか。インドは全てをさらけ出していて、大好きになりました。」
── ほかに印象的な国は?
「実は、タンザニアの次に行ったケニアはもともと予定していない旅だったんです。太鼓と踊りだけで暮らしている村に80歳を超える伝説のおじいちゃんダンサーがいるって聞いて「行ってみたい!」って。出会った時はよぼよぼな感じで登場したので「やっちゃった~」って思ったんですけど、音がかかった瞬間におじいちゃんとは思えないダンスで、しかも奥さん20人、孫100人で「そっちも現役か!」ってもうかなわないですね(笑)。」
── シカゴも注目してほしいですよね。
「ダンスバトルしましたからね。EXILEになって有名になって、たくさんの人に応援してもらえている現状もありながら、自分の挑戦はやめたくないと思っているので、旅に出て自分の看板がなくなくなったひとりの旅人、ひとりの踊る男になったときにまだまだ挑戦したいことがたくさんあって、シカゴではまたすごいのに出会っちゃいましたね。フットワーキングっていう今まで体験したことない早さのBPMのダンスがあるんですけど、僕もはじめて踊ったとき足が追いつかなくてぷるぷるしたくらいの。でもその衝撃が嬉しかった。」
── ただ、すべてをハッピーに持って行きますよね。
「軽やかにこなしたいですよね。「マラリアか!?」なんて騒動もありましたけどね(笑)。実際はただの風邪だったんですけど、夕焼けをみていたら蚊にさされてしまって、そのあとすぐに熱がでて心配していたんですけど、ただの風邪でした(笑)。」
── ハリスさんからこの作品のみどころを
「旅は予測不可能な部分がある。例えば、体調を壊したときの対応の仕方もUSAっぽくていいし、ろくでもない目にあってもエンジョイしながら乗り越えて行くっていうプロセスそのものが醍醐味だと思う。」
── USAさんからひとこと
「「踊り」だけがダンスじゃなく、世界を歩いたり食べたり飲んだりすることも全て含めてダンス。いいことも悪い事もたくさん起きるけど、「その人生のリズムを乗りこなして行く」という思いも込められています。僕にとって一番楽しいことはダンスだけど、みなさんにとって楽しいことで旅をしてほしいと思います。政治家でもなく学者でもなく、ダンサーだからできることがきっとあると信じているので、この「DANCE EARTH」というライフワークで表現していきます。まずはこの「-BEAT TRIP-」を楽しんで、心躍らせて下さい!」
── 佐藤監督から
「僕の作品は一環して「ねつ造」しない。そして、USAはすぐにいなくなる(笑)。カメラをセットして「うっさん?」て振り向くともういない(笑)。本当に目が離せなくて100時間以上カメラ回しているので、選りすぐりの映像が入ってます! USAの本当にダンスが好きなんだっていう表情「ダンス馬鹿ってこういう顔なんだ」っていうのが見ていただけると思います。」
【作品情報】
『DANCE EARTH ~BEAT TRIP~』
公開:5月18日(土)よりTOHOシネマズ系ほか劇場にて公開(1週間限定上映)
出演・総合プロデュース:USA(EXILE)
監督:佐藤徹也
語り:ロバート・ハリス
上映時間:95分(予定)
音楽監修:DJ KIRA
製作:LDH
制作:オフィスクレッシェンド
宣伝・配給:ニッポン放送、ELECTRO89
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◆BARKS映画
◆『DANCE EARTH ~BEAT TRIP~』 公式サイト
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