【ライブレポート】WHITE ASH、上昇気流に乗るバンドのいろんな意味でおめでたいショウ
WHITE ASHのワンマンツアー<Honey Shower>ファイナルが4月10日、赤坂BLITZにて開催された。まずは、今ノリにノッているバンドはいいライブをするという事実を改めて実感させられたが、それ以前に、バンドとしての力量の高さ、個々の豊かなセンスを見せつけられたような圧巻のステージだった。変拍子をそうと感じさせないキャッチーなリフの応酬に踊り狂うフロア、メジャー移籍宣言も飛び出した1時間半の模様をオフィシャルレポートにてお届けしよう。
◆WHITE ASH画像
まさに今、上昇気流に乗るバンドの旬の勢いを見せつけられた気分だ。この日は2月14日に発売した3rdシングル「Would You Be My Valentine?」リリースに伴う東名阪ワンマンの最終日、赤坂BLITZには多くの観客が押し寄せていた。のび太(Vo&G)、山さん(G)、彩(B)、剛(Dr)の4人がステージに上がり、力強いギターリフを合図にのび太がタンバリンを叩くと、1曲目は「I Wanna Be Your Valentine」で幕を開けた。
ド頭から場内はヒートアップ。洋楽からの影響が色濃く漂うワイルドなサウンドフォーム、引き算の美学と言えるシャープな演奏力にグイグイ引き込まれていく。ピンポイントで快楽のツボを押す4人の演奏は、誰一人欠けても成立しない絶妙なバランス感覚があり、そこが最大の魅力になっている。曲が進むにつれ、フロアの熱気やダイバーは増加する一方だった。
細部に目を移すと、曲終わりのキメをビシッと揃えたり、曲中にスッと演奏を止めて煽ったり、のび太がギターを置いて踊りまくったり、なんだかいちいちカッコイイのだ。ニクらしいほど魅せ方を熟知している。
「僕らメジャー・レーベルに移籍します! 今日はインディーズ・ラストのライブです。メジャーで際限なく、いろんなお遊びができるから」
ショウの後半、のび太のMCでは、こうした今後の展開を期待させるコメントも聞けた。そして、早くも5月22日にVAPよりリリースされるメジャー第一弾シングル「Velocity」の表題曲がお披露目された。これがまたのび太の艶のあるクールな歌声と抜群のサビを備えた曲調で、ライブで格段の映えっぷりだった。
アンコールでは偶然にも、この日が誕生日という彩を祝福すべく、お客さん手書きのバースデイメッセージ入りフラッグを渡すサプライズも用意され、いろんな意味でおめでたいショウだった。
なお、6月からメジャー第一弾シングルのレコ発も始まり、その初日は5月30日の下北沢シェルター、チケット一般発売は4月14日(日)とのこと。ぜひこの熱気を体感してもらいたい。
ワンマンツアー<Honey Shower>ファイナル
4月10日@赤坂BLITZ SET LIST
01.I Wanna Be Your Valentine
02.Thunderous
03.Ray
04.Ugly Marguerite
05.Mosquito
06.Deadmans On The Dancefloor
07.New Wave Surf Rider
08.Kiddie
09.Maze
10.Scar(t)
11.Would You Be My Valentine?
12.Giant Skips
13.Velocity
14.Jails
15.Paranoia
16.Stranger
EN1 And Gypsy
<WHITE ASH One Man Tour “The Grapefruits In Monaural”>
2013.05.30(thu) 下北沢 SHELTER
open 18:30 / start 19:00
adv. ¥3,000 / door ¥3,500 (Drink別)
Lコード:73797
Pコード: 196-486
e+
SHELTER店頭
チケット一般発売:2013.04.14(sun)
[問]ディスクガレージ 050-5533-0888
◆WHITE ASHオフィシャルサイト