【インタビュー】ブルーノート東京でのコンサートを大成功で終えたアレン・ストーンに直撃

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ブルーノート東京でのコンサートを大成功で終えたアレン・ストーンに話を聞くことができた。本物のソウルミュージックで日本のファンを堪能させてくれたアレンの日本への印象や、音楽的なバックボーンに迫るインタビューをどうぞ。

──東京でのコンサートはどうでしたか?

アレン・ストーン(以下、アレン):ジャズ・クラブみたいなところでやるのは初めてだったんだよ。いつもスタンディングの会場でやってるから、座ってるお客さんの前でやるのは僕にとってはちょっとしたチャレンジだったわけ。けれど日本のお客さんはノリがいいし、楽しかった。僕は本当に小さい町出身だから、日本に来て東京で演奏できるなんて光栄だよ。

──日本の印象は?

アレン:日本では、何を食べてもおいしいね。新宿で寿司を食べたけど最高だった。

──まず、あなたはワシントン州のシェウェラというところで生まれ育ったそうですね。どんな町で、幼少時代はどんなふうに過ごしたんですか?

アレン:本当に田舎町で、人口2000人くらいのところなんだ。5マイル行ったところにスキー・リゾートがあって、それで成り立っている町。昔鉱山があったんだけど、それはもうなくなっちゃった。ポップ・カルチャーからは完全に切り離されていたし、まさに田舎暮らしだったよ。

──いつまでその町に住んでいたんですか?

アレン:生まれてから18歳になるまで暮らしていた。そこからワシントンに出て、そして19歳でシアトルに行って、今でもシアトルにいるんだ。

──音楽に興味を持ち、レコードを買ったりするようになったのはいつ頃?

アレン:4年生か5年生の頃に兄が隠れて聴いていたアルバムを聴くようになったんだ。家でキリスト教に関係のない音楽を聴くことが許されていなかったからね。CAKEのアルバムだったかな。そこからどんどんニルヴァーナだとかパール・ジャムなんかのグランジに傾向していったんだ。

──ソウルに関しては?

アレン:ハイスクール2年目に、とうとうスティーヴィー・ワンダーっていうパンドラの箱を開いてしまってからソウルを聴くようになったんだ。そこからはもうアレサ・フランクリン、ダニー・ハザウェイ、マーヴィン・ゲイっていう感じで聴いていったね。60年代と70年代のソウル、ジャズ、フュージョンなんかを聴いたよ。

──特に影響を受けたアーティストは?

アレン:歌に関してはダニー・ハザウェイ、マーヴィン・ゲイ、そしてスティーヴィー・ワンダーに影響を受けたね。僕はヴォーカル・レッスンを受けたわけじゃなくて、耳で聴くことで覚えたんだ。ディアンジェロなんかも相当な影響を受けたよ。

写真:Tsuneo Koga

アレン・ストーン セットリスト
@2013年4月4月 ファーストステージ ブルーノート東京
1.WHAT I'VE SEEN
2.MAMA
3.CELEBRATE TONIGHT
4.SLEEP
5.KILLING TIME
6.BED I MADE
7.IS THIS LOVE
8.CONTACT HIGH
9.YOUR EYES
10.RUNNING GAME
11.UNAWARE
12.SATISFACTION


『アレン・ストーン』
4月3日(水)発売
UCCU-1383 \2,300(tax in)
1.スリープ
2.セレブレイト・トゥナイト
3.ホワット・アイヴ・シーン
4.セイ・ソー
5.ザ・ウィンド
6.サティスファクション
7.コンタクト・ハイ
8.ナッシング・トゥ・プローヴ
9.ユア・アイズ
10.アンアウェア
11.フィギュア・イット・アウト - ライヴ ※
12.シックス・イヤーズ - ライヴ ※
13.サティスファクション - ライヴ ※
14.アンアウェア - ライヴ ※
※…日本盤ボーナス・トラック

◆アレン・ストーン オフィシャルサイト
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