NHK「みんなのうた」に、初のジャズ・ミュージシャン作品登場

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1961年放送開始後1300曲以上もの作品を紹介・放送してきたNHK「みんなのうた」に、番組史上初のジャズ・ミュージシャンによる楽曲が登場する。日本唯一のジャズ・ヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤーであるTOKUが書き下ろした新曲「君へのファンファーレ」である。

◆TOKU画像

東日本大震災中に来日したシンディ・ローパーと共に、音楽の力で日本中に応援を届けてきたTOKUはだが、「若い世代が夢を描きにくくなっている現在、夢中になれることが見つけられたら、世界はどんなに輝きに満ちたものになるかを伝えたい」という思いで作った作品が「君へのファンファーレ」だという。TOKU自身が子どものころ夢中になったジャズを通して、その思いがメッセージとして届けられることとなる。温かみのある西内としおのアニメが作品の魅力を浮きだたせてくれるはずだ。作詞は中西圭三、プロデュース・編曲は塩谷哲が担っている。

TOKUは、1973年2月生まれ新潟県出身の、日本唯一のボーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤーだある。2000年1月にアルバム『Everything She Said』でソニー・ミュージックよりデビューした彼は、デビュー当初から注目を集め2000年8月にはブルーノート東京に出演、以後、海外公演を積極的に行い、2007年度は北京、上海、パリ、ベルギーでのライブを敢行している。ジャズの枠を越えた幅広い音楽性で、J-POP界にJazz Feelを注入する一翼を担っているアーティストのひとりだ。

なお「君へのファンファーレ」は、6月26日に発売されるニューアルバム『Dream A Dream』に収録となる。今回のアルバムは男女の愛を超えた大きな意味での「愛」(地球への愛、子供への愛、共生への愛など)の歌を集めた作品で、マイケル・ジャクソン「Heal the World」、ジョン・レノン「Imagine」、ルイ・アームストロング「What a Wonderful World」などのピースフル・ソングも収録されている。

また、ZEEBRAをフィーチャリングした「Music is the Key~未来への鍵 featuring ZEEBRA」にも注目だ。ZEEBRAのデビューアルバムに収録されていたナンバーのリアレンジという事もあり、ZEEBRA25周年をさかのぼるかのような、ブラックミュージックのルーツを垣間見る楽曲となっている。この楽曲は、配信限定先行シングルとして4月3日(水)に配信スタートとなった。

TOKUニュー・アルバム『Dream A Dream』
2013年6月26日(水)発売予定
1.Love's is Need of Love Today(スティーヴィー・ワンダー)
2.Heal the World(マイケル・ジャクソン)
3.Music is the Key~未来への鍵 featuring ZEEBRA(バーナード・ライト/ZEEBRA)
4. Moon River(ヘンリー・マンシーニ)
5. Sing(カーペンターズ)
6. 君へのファンファーレ(TOKU)[NHK「みんなのうた」2013年6月~7月の新曲]
7. 星の夜(塩谷哲)
8. Tell Me a Bedtime Story(ハービー・ハンコック)
9.Friend & Lover(小沼ようすけ)
10.Dream A Dream(TOKU)
11.Imagine(ジョン・レノン)
12.What a Wonderful World(ルイ・アームストロング)
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