【インタビュー】国籍、性別、年齢も謎のHARUKI、自分を動物に例えると?「宇宙人です」

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フジテレビ“ノイタミナ”枠の人気アニメ『ロボティクス・ノーツ』第2クールオープニングテーマ「咆筺(ほうこう)のメシア」でメジャーデビューを果たしたHARUKI。少年のようであり、また女声のような響きもある不思議な存在感を放つこの歌声の主、HARUKIは、国籍、年齢、性別も非公開となっている。外国で日本文化に接し、日本語と中国語を流暢に話す謎多き“逆輸入CoolJAPAN”アーティスト、HARUKIの素顔をさぐるべく実施した今回のメール取材だが、予想外にチャーミングな一面が垣間見えると同時に、そのキャラクターのミステリアスさはさらに増すことになった。

◆HARUKI 画像

――“音楽”を意識した、一番最初のきっかけは?

HARUKI:子どものころから日本のアニメやゲームが好きだったんですが、中学のころからその主題歌などにも興味を持つようになったのがきっかけだと思います。

――歌い始めたきっかけは?

HARUKI:カラオケで親や親戚などから褒められているうちに、身近な人だけじゃなく、たくさんの人に自分の歌声を聴いてもらっていろんな評価をしてもらいたい、と思ったのがきっかけです。

――高音域は最初から出ましたか?

HARUKI:もともとバラード系の曲を歌うことが多く、高音も低音も自分のある程度のところまでしか出ないと思っていたんですが、ロック系の曲も頻繁に歌うようになったら声の幅が広がりました。実は自分で勝手に限界域を決めていたんだということに気がつきました。

――歌うときに意識していることはありますか?

HARUKI:自分の声質の一番良いところを活かして自分らしさを表現することを意識しています。

――日本のアニメやゲームのどんなところに惹かれたのですか?

HARUKI:ファンタジー性ですね。想像性&創造性溢れるストーリーや映像に、無限な可能性を感じます。それが一番の魅力ですね。

――日本のアニメ、ゲームの、一番好きなキャラクターは? その理由も教えてください。

HARUKI:「ファイナル・ファンタジー8」の主人公スコールです。外見的にも無口なところも、当時の自分にとってはすごくカッコ良くて、「彼みたいに自分の顔に傷があったらよかったのに・・・」とか思ったりしたぐらいです(笑)。

――自分がアニメ、ゲームのキャラクターになるとしたら、何になりたいですか?

HARUKI:ゲーム「メタル・ギア・ソリッド」のスネークです。無敵だから。彼みたいにダンボール箱かぶって尾行するとかやってみたいですね(笑)。

――外国で暮らしているHARUKIさんから見た、日本の魅力とは? アニメやゲーム以外で、興味を惹かれるものはありますか?

HARUKI:日本は電子機器や日用品、サブカルチャー、すべてにおいて新しいものをどんどん生み出しながらも、日本独自の伝統や文化、歴史、古い建築物などを大切に守り続けているように見えます。そういう新しいものと古いもののギャップがすごく魅力的です。それと、追求心。「TVチャンピオン」とか「ビフォアー&アフター」などのTV番組にも見られるように、日本人はどんなことも追求して、より良いものをつくろうとする。それは、自分のレコーディングや撮影時にも、関係者やスタッフの皆さんからもすごく感じます。そういう日本人の追求心は世界に誇るアニメやゲームにもつながっていると思うし、常に新しいものを生み出し続けるというところにもつながっているのだと思います。

―― 一番好きな日本人は誰ですか?

HARUKI:秘密です。

――国籍、年齢、性別が非公開のHARUKIさん。自分を動物に例えると? その理由も教えてください。

HARUKI:動物というか・・・宇宙人ですね。周りの人間いわく、考えることが人と違うらしいですね。何を考えているかわからない、と。自分はテレパシーで伝えてるつもりなんですけど(笑)、いつも失敗しちゃうみたいで。結果、理解してもらえず「人とのコミュニケーションが苦手」だと思われてしまうんです。(笑) 宇宙やUFOなどの話を始めたらどんだけでも話してるんですが、それもますます「変わってる」と思われるんでしょうね。 でも、ほんとに自分は宇宙人なんじゃないかと思うこともあって。仲間はいつ迎えに来てくれるんだろう、ってよく夜空を見上げてます。

――「咆筺のメシア」がオープニングテーマに起用されいているアニメ『ロボティクス・ノーツ』は、2019年の種子島の高校の「ロボット研究部」が舞台ですが、HARUKIさんはどんな青春時代をすごしましたか? 思い出に残っているエピソードなどがあれば、教えてください。

HARUKI:青春時代ですか・・・あったかどうかも・・・(笑)。このアニメのように、「夢を追う=青春」という概念で言えば、日本で歌手デビューという夢に向かっていた今までの期間が青春と言えるでしょうか。そういう意味では、まだスタートを切ったばかりの自分は歌手として次なる夢がこれからまだまだ続くわけですから、青春は終わっていなくて、今も青春真っ只中と言えますね。

――ちなみに、HARUKIさんは2019年、ご自身はどうなっていたいと思いますか?

HARUKI:6年後ですよね。人としても歌手としても、中身を磨いていろいろな面で向上できていたいです。そして、日本を含めたアジアでHARUKIという歌手の存在が知れ渡っていたらいいですね。

――日本でのCDデビューが決定したときの心境は?

HARUKI:「おお~~実現したぜ~~」って感じです。絶対日本で歌手デビューするんだと、夢を信じて、自分を信じてきたこの期間のことを最近よくしみじみと思い出します。今はデビューシングルリリースの3月13日を目前にワクワクドキドキしてます。

――日本のファンへ、メッセージをお願いします。

HARUKI:テレビアニメ「ロボティクス・ノーツ」の1月からのオープニング主題歌にもなっている「咆筺のメシア」という熱くカッコイイ曲がが3月13日にキューンミュージックよりリリースされます。一緒に入っているカップリング曲もまったくタイプの違う曲なので、幅広く聴いていただけるCDに仕上がったと思います。アニメファンだけでなく、多くの方に聴いていただき、感想を聞かせてもらえたら嬉しいですね。

構成●BARKS編集部

Debut Single
「咆筺のメシア」
2012年3月13日発売
【初回限定盤アニメデジパック仕様】CD+DVD
KSCL-2206-7 ¥1400(tax in)
【通常盤】
KSCL-2208 ¥1223(tax in)

◆HARUKI オフィシャルサイト
◆『ロボティクス・ノーツ』オフィシャルサイト
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