【ライブレポート】Love La Doll、解散の危機を乗り越えワンマンライブ大盛況
2012年夏にデビューをしたLave La Dollのファーストワンマンライブが2月23日のTwin Box AKIHABARAで開催された。六本木morph-tokyoなどを中心に地道なLIVE活動を続けていた彼女たちにとって念願だったファーストワンマンライブに、待ちに待ったラブラー(Love La Dollのファン)も多数詰めかけ、Twin Boxは熱気に包まれた。
◆Love La Doll画像
オープニングとともに、活動開始当初に行われた合宿の模様の映像が流され、全く慣れない歌やダンスに苦悩する姿や、元DANCEROIDの愛川こずえによる振付の模様など、まだアイドルと呼ぶには未熟な3人の姿が映し出されていた。完全なる素人だったころのLove La Doll3人から、ステージ上には現在アイドルとなった3人がワンピースで登場。ファーストシングル「LOVE☆MAGIC」からLIVEはスタート。「FRIDAY☆NIGHT」、正式にカバーしている「ルカルカ★ナイトフィーバー」のハイスパートなトランス楽曲の連発にフロアも大盛り上がり。そんな熱狂的なファンの姿を見て、前半のMCから3人とも涙を堪えながらファンへの感謝を伝える。
「ハテナ」「Darling」「Love in the night」と恋する乙女心が膨らむ姿を描いた楽曲をメンバーの告白映像をはさみながら立て続けにパフォーマンス。その後のMCでは、メンバー3人がファンに煽られて、生で告白を披露し、本気で照れる姿にファンも大興奮。また、結成当時の思い出話では、着替え中でカナに「ヒールが付いたブーツで髪をかき上げる姿を見て、正直怖かった」(アヤ)とぶっちゃけ話をする場面も。
MCでユルい空気になったところでソロカバーコーナーに突入。まずハワイアン風の青い衣装で登場したカナは木村カエラの「Butterfly」を、柔らかな歌声で歌い上げ、予想外の選曲と歌声にフロアからは驚きの声が。続いて、リーがツインテールで登場しsupercellの「君の知らない物語」でフロアを煽り、最後に登場したアヤが大塚愛の「さくらんぼ」でアイドルらしいキュートなパフォーマンスで締め、Love La Doll初の試みのソロコーナーは大盛況。
勢いでそのままで「青春GIRLZ最前線!!!」へ突入…のはずが、着替えに手間取りアヤがワンコーラス目にステージに戻れないハプニングもリーとカナふたりで見事乗り切り、メンバーそれぞれが大きく成長したことを感じさせた。たくさんのタオルが舞う「Eyes On Me」で本編は終焉。
すぐさま起きたアンコールに応えるように、アッパーチューン「灼熱ラブ~アナタに夢中~」「HONEY♡BEE」でフロアは一気にヒートアップ。最後の一曲を前に、「実は解散の危機があった」(アヤ)ことを告げ、「個性が違う3人が集まって、最初はどうなるか不安でした。」(カナ)、「最初は気を使って言いたいことも言えなかった。だけど、3人が思っていることをぶつけあって、今は3人が好きになった。」(リー)、「ふたりの涙はアヤが全部拾うし、ふたりの悩みは全部聞くし、Love La Dollを全部引き受けて行きたい。」(アヤ)と結成から現在までの道のりを振り返りながら、支えてくれたスタッフや家族、そして「この場でみんなの笑顔が見れたことがほんとに嬉しいです。」(カナ)、「一番近くで支えて下さったラブラーのみなさん。ここまで連れてきてくれてありがとうございます。」(アヤ)、「これからも突っ走って行くので着いて来て下さい!」(リー)と口々にこのTwin Boxに集まってくれたラブラーへの感謝と、今後の飛躍を誓い、最後の曲「またね」に思いを乗せて、ファーストワンマンは大団円で幕を下ろした。
text by エドボル