【インタビュー】真野恵里菜、マネティとハロー!プロジェクトでの日々を振り返る

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■ 真野ちゃんにとってのマネティ、マネティにとっての真野ちゃん

マネティ:振り返ってみるといろいろあるね。

真野ちゃん:5年近くいるから。家族より一緒にいるから。

マネティ:真野はほんと毎日泣いてる時もあったからね。

── じゃあ真野ちゃんにとって、家族より一緒にいるマネティはどういう存在ですか?

真野ちゃん:えー。難しいです。なんか、ただのマネージャーでもないし、家族でもないし、友達でもないし。今はもう何でも話すんで。「昨日こういうことがあったんだー」とか「友達とご飯食べててー」みたいなプライベートの話も全部するし。不思議な感じです。

── そういう存在の人、普通、なかなかいないですからね。

真野ちゃん:一時、(事務所から)「マネージャーを変更するよ。」って言われた時があって。私は「変えないでください。」って言って。それは家族にも言ったんです。「もしかしたらマネティがマネージャーから変わっちゃうかもしれない……。」って。デビューして2年目、3年目くらいの時かな。

マネティ:覚えてない……。

真野ちゃん:(笑) で、そしたら私の家族もイベント観に来てくれた時、社長に会って、それとなく言ってくれたみたいで。だから、今「変わるよ」ってなったら、ちょっと不安になると思います。

── うん。

真野ちゃん:でも、芝居の現場には来てほしくないんです。「真野恵里菜」の全部を知っているので、ほかの役を演じている時は見られたくないんです。

マネティ:知ってるからいいんじゃん。

真野ちゃん:マネティが来ると、素に戻っちゃう。

マネティ:一番シビアよ?

真野ちゃん:だから今、稽古もひとりで行くし。最初の頃は稽古にも来てもらってて、マネティの顔を見ると、マネティのほうに行っちゃって、共演者の方と話せなかったりとか。常にマネージャーと一緒だから「あ、そういう娘なんだね。」みたいに見られることも多くて。そしたら「みんなで作り上げていくお芝居なのに、それじゃいけないね。」ってマネティに言われて。「ひとりで行きなさい。」って。

マネティ:テレビとか出ている時も、カメラの近くに立っていると、めっちゃ目が合うんですよ。「いや、こっち見ちゃダメでしょ。」みたいな(笑)。

真野ちゃん:だから今はマネティ、私の視界の入らないところに。写真集とかもそうです。「視界に入らないところにいてください。」って。

マネティ:自然に見てきちゃうんですよね。

真野ちゃん:見られてるから、「あ、ここダメ出しされる。『このポーズよくない。』『この表情よくない。』『集中してない』って思われる。」って(笑)。監視員じゃないですけど。稽古中も、「あ、今こう思ったんだろうな。」っていうのを考えちゃうんですよね。こう言われる、怒られるっていうのを思っちゃうから、「完成形を見てほしい」っていつも言ってるんです。(稽古中は)通し稽古だけ見てほしい。

マネティ:ま、お芝居に関しては演出家さんの意図がありますからね。

真野ちゃん:でも不思議な関係ですよね。気づいたら一緒にいるっていう。

── じゃあ逆にマネティは真野ちゃんのことを……。

マネティ:でも、私はあくまでマネージャーなので、真野はビジネス・パートナーですよ。……「私を早くお金持ちにして」って。

真野ちゃん:マネティの金銭感覚は、心配ですよね。いつも止めますもん、私。「マッサージ行こうかな?」って言うから「この間、行ったでしょ?」って(笑)。

── どっちがマネージャーなんだか……。

マネティ:病院行ったり、整体行ったり、マッサージ行ったり……。

── ま、タレントさんと同じくらい、いや、タレントさん以上にマネージャーさんは大変ですから。

マネティ:自分が風邪ひいたら真野にもうつすんじゃないかって思っちゃうんです。だから。

真野ちゃん:でも、あんまりお互いにうつし合わないね。それはすごいかもしれないです。一緒にご飯行って分けっことかするのに。

マネティ:(真野を指して)多分、強いんですよ。基本は。ただ、年に2回くらい大きいのがドーン、ドーンってくる。「今、ここで?」みたいなタイミングで。

真野ちゃん:(笑)
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