及川光博、新作のテーマはゴシック・ホラー!?

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元“王子”であり元“相棒”、ミッチーこと及川光博。多岐にわたる活動の中で、やはりベイベーたちが待ち望んだであろう音楽ステージでのミッチーの情報だ。

現在レコーディング中という、及川光博&THE FANTASTIXのバンド名義によるアルバム第二弾の姿がようやく見えてきた。

前作CD『銀河伝説』発売時には「パッケージとアルバムのムードを楽しんで」と当初デジタル配信はしなかった(ツアーの終了後に配信解禁した)が、今作でも「なにかとこだわって」時代に逆行したパッケージのみでの発売になるという。

そのこだわりのアルバムは、信頼するツアーメンバーを中心に目下制作中で、バンド編成での第二弾アルバムの制作が佳境を迎えているとのこと。

タイトルは、3月後半からスタートするワンマンショーツアーと同じく『ファンタスティック城の怪人』。「宇宙」「銀河」をテーマにした前作から、今作はとある城“ファンタスティック城”が舞台となるゴシック・ホラーがテーマ。総合プロデューサー及川光博が創り出そうとしているのは、ホラーといっても怖いものではなく、ロマンチックで美しい空間。ホラーというテーマをファンクなバンドサウンドでどう表現していくかが興味深いところだ。

アルバム発売後すぐにスタートするツアーにも大いにシンクロしていく内容とのことで、アルバムはいわばガイドブックのような面も併せ持っているという。

THE FANTASIXは、吉村龍太(Kb)、阿部薫(Ds)、宗秀治(B)、あらケン(G)のフロントメンバーと、山本一(Sax)、小林太(Tp)、野村裕幸(Tb)のホーンセクションからなる構成で、国内屈指のプレイヤーとしてひっぱりだこな面々。ミッチーのライブではお馴染みのメンバーであり、もはや阿吽の呼吸でこなせるというのは心強い。

前ツアー後、この信頼のバンドが集合したのは遡ること2012年の大晦日。東京、SHIBUYA-AXで行なわれた恒例の及川光博カウントダウンライヴ2012-2013<ゆくミッチーくるミッチー>でのこと。ミッチーのカウントダウンといえばコスプレだが、毎年趣向をこらして会場を沸かせる衣装に注目が集まったこの公演では、荘厳なSEに乗って表われた及川光博はワンレン風な銀髪、衣装は黄色に黒のボーダー、それでいてキラキラしたちゃんちゃんこ、その姿はまさしく「鬼○郎」であった。THE FANTASTIXの面々も見事なまでの妖怪コスプレで登場し、新作のテーマである「ゴシック・ホラー」とはあえてかけ離れた「和」テイストな、そしてコミカルな衣装で登場させるアイデアが及川光博らしかった。

そうした“前振り”からの今作の本格的なテーマイメージは、全国ツアーでぜひとも体感してほしい。

先日、行なわれたジャケットでは、及川とTHE FANTASTIXの姿は見事な「中世ゴシック感」満載の演出がなされていたという。及川がプロデュースする、ゴシックでありロマンチック、そしてファンタジー感のある空間。新作はもちろん、ツアーもせまってきた、まだまだアイデアが湧き出るアーティスト、ミッチーがいよいよ始動する。

及川光博&THE FANTASTIX
New Album
『ファンタスティック城の怪人』
2013年3月27日発売
WTCS-1033 ¥2500(tax in)
発売元:TRICKSTAR RECORDS/喝采 販売元:キングレコード

<及川光博ワンマンショーツアー2013「ファンタスティック城の怪人」>
(2012.11.1発表時点)
3月29日(金)埼玉・さいたま市文化センター・大ホール
3月30日(土)埼玉・さいたま市文化センター・大ホール
4月6日(土)栃木・栃木県総合文化センター
4月7日(日)東京・オリンパスホール八王子
4月13日(土)兵庫・神戸国際会館こくさいホール
4月14日(日)香川・サンポートホール高松・大ホール
4月20日(土)静岡・静岡市民文化会館・大ホール
4月21日(日)神奈川・神奈川県民ホール・大ホール
4月27日(土)愛知・愛知県芸術劇場・大ホール
4月28日(日)愛知・愛知県芸術劇場・大ホール
5月3日(金・祝)広島・広島アステールプラザ・大ホール
5月11日(土)福岡・福岡市民会館・大ホール
5月12日(日)福岡・福岡市民会館・大ホール
5月25日(土)北海道・札幌市民ホール
6月8日(土)宮城・仙台イズミティ21・大ホール
6月9日(日)山形・山形市民会館・大ホール
6月15日(土)新潟・新潟テルサ
6月16日(日)石川・石川県こまつ芸術劇場うらら

会場の開場・開演時間・チケット発売日はオフィシャルホームページで公開中。

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