スクリレックス、ついに『バンガラング』もグラミー賞制覇

2013.2.12 1:59

スクリレックスが、2012年に引き続きグラミー賞3部門を獲得する快挙を成し遂げている。

◆「Breakn' a Sweat」PV映像

世界的に爆発的に拡大しているEDMシーンの中で“最もブッキングしたいDJ”と言われ、年間10億円以上を稼ぐスクリレックスだが、第55回グラミー賞にて最新作『バンガラング』がベスト・ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞、アルバムからのトラック「バンガラング」が「ベスト・ダンス・レコーディング」賞と2012年での『スケアリー・モンスターズ・アンド・ナイス・スプライツ』と同様の名誉に輝いている。

2012年11月に行われた初の来日公演でも東京・大阪ともに即完売になり、チケットはプレミア化、会場は服がびりびりと震えるほどの重低爆音に占拠され、未曾有の興奮を味わったものだった。

しかしながら冷静に考えれば、スクリレックスはまだ1枚もフル・アルバムのリリース実績がない。CDリリースされたミニ・アルバムたった2枚で全世界の音楽ファンを虜にし、このいずれもグラミー賞を獲得したことは、純粋にスクリレックスの類まれなる天賦の才が、全方位から認められたということなのだろう。

待望のファースト・アルバムは常に発売決定したとのの噂が駆け巡ってはいるものの、未だ明確な情報は出てきていない。最新作『バンガラング』は、ドアーズのレイ・マンザレクとロビー・クリーガーとコラボを果たし、異常なカッコよさを生み出している「Breakn' a Sweat」が話題だ。PV映像からも、その様子がばっちり伝わることだろう。ドアーズのギタリスト、ロビー・クリーガーは、ローリングストーン誌に「これこそ21世紀のTHE DOORSのサウンドと言いたい」と語っている。