豊かな響きで心に届くコルグ・デジタル・ピアノ「SP-280」登場

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コルグは、デジタル・ピアノSPシリーズのニューモデル「SP-280」を2月中旬より発売する。

カジュアルなスタイルで好評のデジタル・ピアノSPシリーズに、ニューモデル「SP-280」が登場する。スタイリッシュなデザインを採用し、部屋の雰囲気にあわせて選べる「ブラック」と「ホワイト」の2つカラー・バリエーションも用意する。

第1の特徴は、弾くのが楽しくなるリッチなピアノ音色。アコースティック・ピアノに限りなく近い演奏フィーリングを実現するため、演奏の強弱に応じて4つのピアノ・サンプルを切替。繊細なタッチからダイナミックな演奏までリアルな音で応える。特に「グランド・ピアノ」では、アコースティック・ピアノ独特のダンパー・ペダルを踏み込んだときのリアルな響き(ダンパー・レゾナンス)も再現し、ピアノ音色全体でも「弾いて楽しい」「気持ち良い」音を実現している。

ライヴでも使える本格的なエレクトリック・ピアノ音色も注目だ。定番のエレクトリック・ピアノ音色では、タッチによる音色の違いだけでなく、キーオフのノイズまで再現。また60~70年代のポップスで広く使われた音色や、ソウル・ミュージックで重宝された音色など、6種類のバリエーション音色を内蔵。これらの音色は、決してピアノの付属機能として加えられたものではなく、ライヴでも充分に使えるクオリティとなっている。このほか、ピアノ、エレクトリック・ピアノを含めて表現力豊かな高品質の音色を、30種類内蔵。また、同時に2つの音を重ねて演奏できるレイヤー・モードや、 鍵盤を左右で分けて同じ音域を2人で演奏できるパートナー・モードも搭載。本体の前後に1つずつヘッドホン端子を装備しているので、2人で演奏が楽しめるのもうれしいところだ。

エフェクトは、音色の明るさを調整できるブリリアンス、コンサート・ホールの自然な雰囲気(響き)をシミュレーションすることができるリバーブ、音の広がりを加えることができるコーラスの3つを搭載。アンプは、クラス最高の22W×2出力を装備。余裕あるリッチなサウンドを実現し、豊かな低音からきらびやかな高音まで、表情豊かなピアノ音色をさらに豊かに響かせる。スピーカーから大きな音を出すことが可能なため、小規模なライヴならPAにつながず、本体スピーカーからの音で充分に対応可能だ。


鍵盤は、アコースティック・ピアノタッチを忠実に再現したナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(NH)鍵盤を搭載。アコースティック・ピアノと同様の、低音部では重く、高音部では軽くなるタッチを再現、指先の繊細な表情まで豊かに表現する。また、タッチの強さによって3段階の音の出方を設定できるキー・タッチ・コントロール機能により、自分のタッチに合わせて演奏を楽しめる。

スタイリッシュなデザインも見どころの1つ。特徴あるデザインで好評を博したコルグのデジタル・ピアノ「SP-250」の思想を引き継ぎ、さらにスタイリッシュさを追求。デザイン家具にもマッチする曲線を主体としたモダンな筐体は、リア側のデザインにもこだわり、ステージ映えするカッコいいものに仕上げている。このデザインは「ピアノは壁に向かって弾く」という固定観念を取り払い、自由なレイアウトを可能にする。

さらに、持ち運びも考えられている。従来製品(SP-250)より約30%も軽量化。スタンド込みで20kgを切る軽さで、大人2人なら簡単に運べるようになっている。軽くて取り付けやすい新設計のスタンドは、シンプルなデザインの金属製。4本の足を裏側にねじ込み、リア側の支柱をネジで留めるだけで、簡単に設置が可能だ。

付属のダンパー・ペダルは、ハーフ・ダンパー・ペダルとして機能。ペダルを踏み込む深さでダンパーのかかり具合を変化させることが可能。別売オプションのペダル・ユニット(PU-2)を使うとダンパーに加えソフト、ソステヌートを使うことができる。アコースティック・ピアノ同様、3本のペダルを使えるようになるので、より本格的なピアノ・レッスンやピアノ演奏をしたい人におすすめだ。

◆SP-280
価格:オープン(市場予想価格 50,000円前後)
発売日:2013年2月中旬

◆SP-280 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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