怒髪天、武道館へ続く怒涛のツアー第1弾、地元札幌でファイナル

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2013年1月9日に、この1月から11月までのライブスケジュールを発表し、さらに2014年1月12日(日)に初の日本武道館でのワンマンライブ<怒髪天結成30周年記念日本武道館公演 “ほんと、どうもね。”>の開催を発表した怒髪天。怒涛の活動を展開している彼らが、1月14日渋谷AXを皮切りにスタートした<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "蛇の道はHEAVY TOUR 2013">が2月3日(日)、彼らの地元、札幌PENNY LANE24でファイナルを迎えた。そのオフィシャルレポートをお届しよう。

◆怒髪天 画像

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登場を告げるSEが流れ、メンバーが現れると割れんばかりの大歓声が早くも会場内に響き渡る。1月9日に発売されたばかりの新曲「男、走る!」でライブはスタート。増子(Vo)が「よく来た!」と叫ぶとファンは待ってましたと拳を高々と突き上げ応える。やはり他の会場とは一味違ったムードなのも地元ならでは。「ホトトギス」「愛の嵐」と続けて披露されると、ファンは各々に曲を口ずさみながら拳を振り上げ、会場は既に最高潮かと思われるくらいの盛り上がりを見せた。

続けて、ダメ男に捧ぐ「宿六小唄」で男の悲哀をファンと大合唱し、「ロクでナシ」が演奏され始めると待ちに待ち焦がれたと言わんばかりに会場内から歓声が沸き起こる。「生きててイイですか?」では上原子のギターソロパートで増子がエアギターを披露すると、ベースの清水も呼応し三人並んでの楽器を弾く様がなんとも微笑ましく、身体の芯からライブを楽しんでいる様子が伺えた。

いつもの軽快なMCを挟み、思わずグっときてしまう「オレとオマエ」、ミディアムテンポのナンバー「ナンバーワン・カレー」で郷愁を誘うと、「なんかイイな」では誰もが通る人生の過渡期をコミカルに、且つ感動的に会場を盛り上げた。

暗転から一気に畳み掛けるようなハードなロックナンバーが続く。「愚堕落」「むしけらブンブン」「俺ころし」と圧巻のライブパフォーマンスで怒髪天のバンドのポテンシャルが高い事を確信すると共に、歌詞やメロディのアプローチは違えど、素晴らしい楽曲を何年も前から生み出していたのだと、ライブで披露されると改めて気付かせられる。そしてそこには、全く現在とブレていない怒髪天の姿勢が実によく表されていた。

ライブはいよいよ終盤戦へ。MCでは武道館ネタで会場を沸かすと、これまでと、そしてこれからもファンと共に歩んでいくんだというお互いの確認作業にも見える「蒼き旅烏」「旅路」「歩きつづけるかぎり」と間髪いれずに披露すると、会場の熱気は最高潮へ到達。続く「雪割り桜」ではメンバーもファンも後先考えずに大合唱。まさに死力の尽くしあいのような光景で、ファンはこの時、この会場にいられて良かったと思えた瞬間だったのではないだろうか。

「オトナのススメ」ではオトナ万歳三唱大会と化し、オッサンならではなスカビートでファンを踊らす「押忍讃歌」と続き、「酒燃料爆進曲」で武道館公演の前祝いをし本編が終了した。

アンコールを求める歓声が鳴り止まない中、再びメンバーが登場すると、個々の名前を呼ぶ声が一層多くなり、地元ならではの愛情が会場を包む。

MCで増子が「お前らに怒髪天の曲を託す。そして武道館公演にまた持ってきてくれ」と想いの丈を述べて披露された「サムライブルー」。怒髪天が怒髪天たらしめているこの楽曲の持つパワーに会場が圧倒されると、一転して「ニッポン・ワッショイ」のイントロが流れだす。メンバー全員が法被を着用し、全力で音頭を歌い、踊る。<蛇の道はHEAVY TOUR 2013>はここでファイナルだが、<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ>のツアーは、4人の地元北海道を凱旋する<カムバック・サーモン2013男の遡上>ツアーへ。怒髪天の旅はまだまだ続く。

<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "蛇の道はHEAVY TOUR 2013">
2013年2月3日(日)札幌PENNY LANE24 セットリスト
1. 男、走る!
2. ホトトギス
3. 愛の嵐
4. 宿六小唄
5. ロクでナシ
6. 生きててイイですか?
7. オレとオマエ
8. ナンバーワン・カレー
9. なんかイイな
10. 愚堕落
11. むしけらブンブン
12. 俺ころし
13. 蒼き旅烏
14. 旅路
15. 歩きつづけるかぎり
16. 雪割り桜
17. オトナノススメ
18. 押忍讃歌
19. 酒燃料爆進曲
Encore
En-1.サムライブルー
En-2.ニッポン・ワッショイ

New Single
「日本列島ワッショイ計画」
2013年1月9日発売
【初回限定盤】(CD+DVD)
TECI-299 ¥1,800(tax in)
【通常盤】(CDのみ)
TECI-300 ¥1,000(tax in)
[収録曲]
1. 男、走る!
2. ニッポン・ワッショイ

<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "カムバック・サーモン2013 男の遡上">
3月17日(日) 北海道・余市 宇宙記念館 -スペース童夢-
3月18日(月) 北海道・札幌市ポプラ若者活動センター
3月20日(水・祝) 北海道・留萌 LIVE STUDIO NEWPORT
3月23日(土) 北海道・千歳市民文化センター 中ホール

<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "夢街道四人五脚">
5月19日(日) 神奈川・横浜 BayHall
5月21日(火) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3
5月23日(木) 静岡・浜松 窓枠
5月25日(土) 岐阜 CLUB ROOTS
5月26日(日) 福井 CHOP
5月28日(火) 奈良 NEVER LAND
5月30日(木) 和歌山 CLUB GATE
6月1日(土) 高知 X-pt.
6月2日(日) 香川・高松 DIME
6月7日(金) 山形 MUSIC SHOWA Session
6月9日(日) 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
6月13日(木) 福島・郡山 HIP SHOT JAPAN
6月15日(土) 青森・弘前 Mag-Net
6月16日(日) 岩手・久慈 LIVE HOUSE UNITY
6月23日(日) 山梨・甲府 CONVICTION
6月25日(火) 兵庫・神戸 WYNTERLAND
6月27日(木) 鹿児島 SR HALL
6月29日(土) 熊本 DRUM Be-9 V1
6月30日(日) 長崎 DRUM Be-7
7月2日(火) 滋賀 U★STONE
7月6日(土) 富山 MAIRO
7月7日(日) 石川・金沢 AZ
7月14日(日) 島根・松江 canova
7月15日(月・祝) 岡山 IMAGE
7月21日(日) 群馬・高崎 Club FLEEZ
7月22日(月) 千葉 LOOK
8月3日(土) 沖縄 桜坂セントラル
8月4日(日) 沖縄 桜坂セントラル

<DOHATSUTEN三十路(ミソジ)まえ "七色の虹をかける野郎ども">
10月9日(水) 神奈川・横浜 BLITZ
11月2日(土) 福岡 DRUM LOGOS
11月3日(日) 広島 CLUB QUATTRO
11月8日(金) 北海道・Zepp Sapporo
11月10日(日) 宮城・仙台 Rensa
11月16日(土) 愛知・Zepp Nagoya
11月17日(日) 大阪 なんばHatch

<怒髪天結成30周年記念日本武道館公演 "ほんと、どうもね。">
2014年1月12日(日) 東京・日本武道館

◆怒髪天 オフィシャル・サイト
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