【ライブレポート】<unBORDE Xmas PARTY>、レーベル・イベントならではのアットホーム感

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12月24日、Zepp DiverCityにて<unBORDE Xmas PARTY>が開催、全9組の所属アーティストがイヴのお台場を7時間にわたって彩った。オフィシャルレポートをお届けしよう。

◆<unBORDE Xmas PARTY>画像

▲unBORDE Xmas PARTY
▲RIP SLYME
▲androp
▲高橋優
▲バンドじゃないもん!
▲チームしゃちほこ
▲近藤夏子
▲きゃりーぱみゅぱみゅ
▲神聖かまってちゃん
12月24日、イヴのお台場Zepp DiverCityにて、WARNER MUSIC JAPANのレーベルunBORDEのアーティストが集結して行なわれた初のライブイベント<unBORDE Xmas PARTY>。発足してまだ2年だが、ここはRIP SLYMEや神聖かまってちゃん、きゃりーぱみゅぱみゅなど個性的なアーティストが顔を揃える今注目のレーベルだ。この日は全9組のアーティストが出演し、転換中には別室からアーティストのトークなどもUstream中継。レーベル・イベントならではのアットホーム感と、このレーベルをリスペクトする全アーティストのアツい気持ちで繰り広げられたライブを、1日めいっぱい楽しむことが出来る貴重なイベントとなった。

トップバッターはRIP SLYMEのDJ Fumiya。この日は開場と同時に爆音でオーディエンスをお出迎えしていたのだが、その時点で参加していたSUに加え、本編ライブがスタートするとRYO-Zも登場!「せっかくなんで呼び込んじゃってもいいですか!」とILUMARI&PESも駆けつけ、「熱帯夜」など3曲を披露。RIP SLYME登場という嬉しいサプライズでの幕開けとなった。

2番手はandrop。オーディエンスが一丸となってのクラップが華やかに響いた「Mirror Dance」で始まり、浮遊感と疾走感のコントラストが美しい「Bell」など全7曲。Vo&Gの内澤は「unBORDEも僕らも2年。ここで音楽が出来てとても嬉しいです」と語り、ラストは「音楽の力を信じて作った」という「Rainbows」を披露。2ndフルアルバム「one and zero」を作り上げたバンドの自信と成長が感じられる、力強いプレイで観客の心を一気につかんでいた。

続いて登場したのは高橋優。この日は12月26日にリリースされるニューアルバム「僕らの平成ロックンロール(2)」から5曲を演奏、中でも「I LOVE YOU」はこのライブで初披露となった。“ありのままの、ただの高橋優を表現したかった“というアルバム同様、これまで以上に音と言葉をダイレクトに伝えるような裸のライブをぶつけてきた。ラストに歌われた「福笑い」ではたくさんの笑顔とともに大合唱!会場内を見渡す高橋の晴れやかな表情も印象的だった。

unBORDEの秘密兵器とでも言うべきバンドじゃないもん!は、みさことかっちゃんによるツインドラムあいどる。最初は何事かという表情で見入っていたオーディエンスも2人のペースにグイグイ引き込まれ、振付けや声援など全面協力の方向に(笑)。ライブの定番曲であり、シングルとして緊急発売が決定した「ショコラ・ラブ」など計4曲を披露。愛さずにはいられないキャラ炸裂なステージに、最後は盛大な声援が寄せられていた。

こちらも個性的な女性ボーカリストを擁するパスピエは、本日の4番手として登場。大胡田なつきの思いっきりガーリーなボーカルと、Keyの成田ハネダ率いる楽器チームの絶妙なメロディー&リズムのグルーブ感が素晴らしく、目も耳も大満足のステージング。ありそうでなかったバンドの形で突き進む彼らの音楽もまた、一度体験するとヤミツキになること間違いなしだ。

ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学の姉妹グループ、チームしゃちほこがパジャマ姿で登場すると、会場はメンバー6人のカラーを光らせるルミカライトでいっぱいに!「クリスマスまで中学生に働かせるコワいレーベルなんだよ、unBORDEは!」という小芝居に続き(笑)、まさに今日のためのような楽曲「お願い!unBORDE」を。本日発売の新曲「乙女受験戦争」と「トリプルセブン」も披露され、全身全霊のパフォーマンスで会場の盛り上がりを沸点へと導いた。

次は、今日のイベントで出演アーティストを迎えてのMCでも活躍していた近藤夏子。女の子のホンネを歌わせたら右に出る者はいないくらいリアルなラブソングを得意とする彼女の歌は、ライブで聴くと切なさ倍増!アグレッシブなキーボードソロに続いて歌われたクリスマスソング「ジンジン」も元気いっぱいで、短い時間ではあったが全力でオーディエンスを盛り上げてくれた。

ライブもいよいよ後半戦。バッキバキのダンスでおなじみのきゃりーキッズと共に登場したきゃりーぱみゅぱみゅは、デビュー曲「PONPONPON」や最新曲「キミに100パーセント%」など全6曲を披露。「つけまつける」をはじめ、どの曲も思わず一緒に口ずさみながら踊りたくなってしまうのがきゃりーのライブ最大の魅力だ。「unBORDEはいろんなジャンルのアーティストさんがいる素敵なレーベル。これからも応援宜しくお願いします!」と元気いっぱいに語りかけ、キラッキラの笑顔でオーディエンスを魅了した。

unBORDE Xmas PARTY、ラストを飾ったのはレーベル・ヘッドの鈴木竜馬氏いわく「unBORDEが誇るパンク・ヒーロー」神聖かまってちゃん。Vo&Gのの子はサンタの(ような)衣装でステージに現れ、「クリスマスをヘラヘラ楽しんでるヤツらをぶっ飛ばそうぜ!」と爆音で「あるてぃめっとレイザー」をぶちまかす。「盛り上がってんな!今日は気分がいいぜ」とご機嫌なの子のペースでこの日は約30分で6曲!「俺からのクリスマス・プレゼントだ!よし、みんなチケット買ってワンマンに来い!」という謎のお誘いにもフロアからは大声援が送られ(笑)、ラストはこの日一番の熱量を叩き出した「ロックンロールは鳴り止まないっ」で会場をひとつにした。

ジャンルではなく、レーベルというひとつの繋がりをきっかけにたくさんの音楽との出会いをくれたunBORDE Xmas PARTY。来年はどんな音楽に胸躍らすことが出来るんだろう…!!そんな期待に包まれながら、約7時間に渡ったイベントはフィナーレを迎えた。

all photo:橋本塁
text:山田邦子

なお、当日の模様は、スペースシャワーTVにて「unBORDE Xmas PARTY」スペシャルプログラムとして、90分に渡り放送となる。

●スペースシャワーT V「unBORDE Xmas PARTY」スペシャルプログラム
2/5(火)22:30~24:00(初回放送)
2/16(土)25:00~26:30
2/21(木)26:00~27:30

◆unBORDEオフィシャルサイト
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