奥野敦士による自叙伝『終わりのない歌』、12月7日に発売

ポスト
元ROGUEのヴォーカリスト、奥野敦士の書籍『終わりのない歌』が12月7日に発売される。

◆『終わりのない歌』拡大画像

BOΦWYやBUCK-TICKなど、群馬が輩出した伝説的アーティストの系譜のひとつであるROGUEは、1985年にアルバム『ROGUE』でメジャー・デビューを果たしたロック・バンドだ。武道館単独公演の大成功をはじめ、日本のライヴ・シーンを賑わしたが、1990年に惜しまれつつ解散。ヴォーカリストの奥野はその後、ソロ・アーティストとして活動するほか、俳優や映画音楽制作など活動の場を広げていた。しかし2008年、不慮の転落事故で頸椎を損傷し、半身不随となってしまう。

彼は現在、車いすで生活を送っている。首から下は動かないという。されど消えることのない“歌いたい、もう一度”という気持ち。その胸中にある意志を一冊の本にまとめた書籍が発売される。タイトルは『終わりのない歌』。ROGUEを代表するナンバーのひとつであり、ヴォーカリストの復活への物語を意味する言葉だ。

また、このROGUEの名曲はこの夏、<ap bank fes '12>でBank Bandがカバーすることによって蘇った。あいにく体調が優れず共演こそ叶わなかったが、Bank Bandと奥野の動画が「What A Wonderful World」をセッションするという場面もあった。ステージ上でROGUE、そして奥野への敬愛の念を語ったMr.Childrenの桜井は、今回の書籍発売にあたってコメントを寄せている。

「誰のもとにも どんな場所にも悲劇は起こりえる。でも、もし僕がなにかの悲劇で揉みしゃになっても あんなふうにクシャクシャな笑顔でハッピーな歌を歌っていたい。奥野さんを見てそう思った」――桜井和寿氏(Mr.Children)

奥野敦士によるこの自叙伝は、全国の書店で発売される。

書籍『終わりのない歌』 奥野敦士
2012年12月7日(金)発売
㈱双葉社 本体1300円+税



◆奥野敦士オフィシャルブログ
◆奥野敦士ツイッター
この記事をポスト

この記事の関連情報