キース・リチャーズ、長いギターソロでミック・ジャガーにイライラ攻撃

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ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、昔ミック・ジャガーを苛立たせるためにコンサートで長いギター・ソロを演奏したことがあるという。1980年代に音楽の方向性の違いからバンド内に不協和音が生じていたストーンズだが、あるコンサートでキースは、ボーカルのミックを差し置いて長々とギター・ソロを演奏し、ストレスを発散させていたらしい。

◆キース・リチャーズ画像

1982年にヨーロッパ公演に同行した写真家のデニス・オレガンは当時を振り返ってBANGショービズにキースとミックの不和の様子を語っている。

「バンドメンバーが口論しているわけじゃないけど、もしバンド内で不和が生じたら周りに伝わるものさ。ある時キースは本当に頭に来たみたいで、その怒りをギター・ソロで爆発させようって思ったんだよ。キースはステージから客席に向かって伸びたキャットウォークのひとつに飛び出していって、そのツアーで一番長いギター・ソロを披露したのさ」「その間ミックはやる事がなくなってしまったから、必死に観客を盛り上げていたよ。キースはミックをイラつかせている事に気付いたんだ。そうやってストレス発散をしてたんだよ」

さらにデニスは、当時キースとミックの性格の違いも明らかだったと付け足している。「ミックは分かりづらい性格だから余計に興味をそそられるね。反対にキースは感情が顔に出るタイプだよ。キースが不機嫌な時は周りはすぐに気付くけど、もしミックが不機嫌でも誰も分からないんだ」「ミックはイライラしても「決してグダグダ言わず、その代わり周りに説明もしない」っていう信条があるんだ。キースはかんしゃく玉みたいだけど、ミックはいつも平然としてるんだ」

そんなデニスは英SNSサイト「フレンズ・リユナイテッド(www.friendsreunited.com)」と提携してローリング・ストーンズのオンライン・ギャラリーを開催している。
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