朗読と音楽のやさしくも自立した関係、朗読三昧の東京公演が決定

俳優・金田賢一と音楽家・丸尾めぐみによって結成されたユニット朗読三昧をご存じだろうか。朗読と音楽のコラボによって作品を生み出すユニットで、その優しい口調から紡ぎだされる言葉の数々が心地よく、朗読三昧のライブとCDが静かな話題となっている。

2012年5月に発売となったシングル「Toll the Bell～あなたの夢をかたちにしてください」は、朗読と楽曲の2つが織り交ざった内容となっていた。1曲目に収録されている「夢語り」は、横浜開港150周年「横浜夢語り」プロジェクトのテーマソングとして制作された作品で、作詞を手掛けたのは、ジブリ作品にも作詞で参加している覚 和歌子だ。丸尾めぐみの歌唱とピアノのみのアレンジとなっているが、横浜の情景を描いた歌詞の世界観を心地よく体感することができる。

2曲目には同じく覚 和歌子の詩集「ゼロになるからだ」から「アプローズ」を金田賢一の朗読で収録。朗読のみの構成となっているが、人生の一瞬を切り取った言葉の数々を金田賢一の優しくも心に響く声で収録された作品となっている。

3曲目には表題にもなっている「Toll the Bell～あなたの夢をかたちにしてください」を収録。こちらはクリスマスの情景に載せて世界の平和を祈る歌唱曲「Toll the Bell」に、南風 椎（はえ・しい）の詩「夢をかたちにしてください」を挟み込むという朗読三昧ならではの手法で収録。どちらも明日への希望に溢れた内容となっており、1枚を通して聴くことによって、より深い世界観を味わうことができる内容となっている。

先日、TV番組「徹子の部屋」に出演した金田賢一は、普段の俳優活動の話のほかに、ホームヘルパーの資格を取得し実際に働いた経験の話や、朗読の活動についてもトークを展開、実際に経験した者だからか語ることのできる体験談を披露した。現在は、朗読三昧として精力的に全国でのイベントを開催している他、介護施設に訪問しての朗読会を開催するなど、朗読はすっかりライフワークとなっているようだ。

朗読三昧は、12月2日（日曜日）に東京下北沢Com.Cafe音倉でライブを開催することが決まっている。ユニットのコンセプトは“朗読と音楽のやさしくも自立した関係”だ。ぜひチェックを。

朗読三昧「Toll the Bell～あなたの夢をかたちにしてください」
NQCL-4017 ￥1,500(tax in)
1.夢語り
2.アプローズ
3.Toll the Bell～あなたの･･･夢をかたちにしてください

◆朗読三昧オフィシャルサイト