【インタビュー後編】SHIKATA、「日本の音楽ってすごい、もっとJ-POPを伝えたい」

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作家、プロデューサーとしてBIGBANGの作詞をはじめ、ナオト・インティライミのアレンジ、w-inds.、JAY’ED、福原美穂の作曲など、多くのアーティストのヒット作を手掛けてきたSHIKATA(シカタ)が、11月7日に1stシングル「言葉だけじゃたりないけど」でアーティストとしてデビューを果たした。シングルにはタイトル曲をはじめ、いずれも美しいメロディと爽やかなサウンドで彩られた4曲を収録。まさにSHIKATA流の“J-POP感”がガッツリ詰め込まれた一作となっている。

◆SHIKATA画像

「もともとMr.Childrenさん、CHAGE&ASKAさん、槇原敬之さんが好きだったんですが、今回のシングルを作る時に、僕が好きだった90年代のJ-POP感をすごく復活させたいと思ったんです。最近音楽から遠ざかっている人たちに、もう一度『音楽って良いな』と思ってもらえるような、そして今から5年、10年経ってもみんなが聴いてくれるようなJ-POPの楽曲を狙って、『言葉だけじゃたりないけど』を書きました。リスナーは年齢不問で、たとえば僕の母親くらいの年代の人でも聴ける曲にしたいと思っていました。実際、僕の母親はすごく気に入っています(笑)。」

「楽曲に関しては、日本人にしか作れないJ-POPのメロディやサウンドにこだわりたい、という思いもあります。最近、海外のクリエイターと一緒に音楽制作する機会もあるんですが、そんな時に僕が『こういうメロ、どう?』と歌って聞かせると、彼らは『そのメロディは俺らには浮かばない』って言うんです。そういう経験を通して、日本の音楽ってすごいな、もっとJ-POPを伝えたいって思うようになったんです」

他のアーティストに楽曲提供する時も、自分で歌う曲を作る時も、基本は同じ。「10年後、20年後もずっと歌ってもらえて、リスナーから愛される曲にしたいと思っている」と話す。

「す~っごく良い曲が浮かんだ時は、『人にあげるのがもったいないから自分で歌おう』とキープしておくこともありますよ。これは渡さないよ!! って感じで、誰にも聞かさないで・・。そういった曲は、今後、僕のソロアルバムで聴けるかもしれませんね(笑)。
今はプロデューサーとして、アーティストとして活動させてもらっているわけですが、両方ともすごく自分にとってプラスになるし、楽しいし、ずっと続けていきたいです。ただ、そんなに詰め詰めでやらずにマイペースでやり続けて、5年、10年かけて良いアーティストでいられたらなと思っています」

「後輩にも、僕が教えられることは教えたい」と後進の育成にも積極的なSHIKATA。最近では自身の母校である日本工学院専門学校にて特別講師を務め、音楽業界に入るためにやるべきこと、現場で今リアルに起こっていることなどを講義している。

「生徒のみんなは大人しいというか・・たとえば講師の僕と出会って『おいしい』と思ったらツイッターやアメブロでメッセージを送ってくれればいいのに、みんな意外と送ってこないんですよ。なので『もっと講師を貪欲に利用しろ』『もっとガンガン前に出てこい』と喝を入れています。まぁ、自分が学生の時はそんなに前に出られなくて、『もっと積極的に行けば良かった』と後悔したこともあったので(苦笑)、みんなにはそういう思いをしてほしくないんですよね」

SHIKATAは11月10日(土)から、デビューシングルの発売記念イベントを予定している。

「言葉だけじゃたりないけど」
2012年11月7日発売
TFCC-89409¥1,050(tax in)
1.言葉だけじゃたりないけど
2.エントリーシート
3.All my love
4.ここから

<1stシングル発売記念イベント>
11月10日(土) 15:00~/17:00
@よこはまコスモワールド 大観覧車下 特設ステージ
11月18日(日)17:00~
@イオンモール高崎 専門店街1Fセントラルコート
11月25日(日)15:00~
@Wonder GOO 守谷店 GOOst

<ライブ Rosa Night×BEAT STACK in水戸>
12月2日(日)16:00~
@Rosa Felice
[問]CNプレイガイド 0570-08-9999

◆SHIKATAオフィシャルサイト
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