桑田佳祐、約束を果たす。5年ぶりの全国ツアーが宮城からスタート

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桑田佳祐の約5年ぶりとなる全国ツアー<DOCOMO presents桑田佳祐 LIVE TOUR 2012 I LOVE YOU -now & forever->が、9月15日&16日の宮城2DAYSからスタートした。

◆桑田佳祐<DOCOMO presents桑田佳祐 LIVE TOUR 2012 I LOVE YOU -now & forever->宮城公演画像

2007年の<桑田佳祐LIVE TOUR 2007呼び捨てでも構いません!! 「よっ、桑田佳祐」SHOW>から数えて5年ぶりとなる今回のツアー。2010年に予定されていた全国ツアーは、病気療養もあって残念ながらキャンセル。全国の桑田佳祐ファンにとっては、まさに“待望”だった。

ツアーの初日は宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)。宮城県と桑田佳祐といえば、東日本大震災からちょうど半年後の節目であり、さらに病気療養から復帰してから初の公演であり、また会場の宮城 セキスイハイムスーパーアリーナも震災後初のコンサート開催だった、あの<宮城ライブ>が思い出される。ステージ上で「必ずまた帰ってきます」と、力強く言い放ったあの日から1年。その約束を、久々のツアースタートの地として選ぶことではたした桑田。「久しぶり。1年ぶり!やっぱり皮切りはここからでしょう。」「私もツアーができるようになりました。故郷・仙台ありがとう!」などという彼の発言に、会場からは溢れんばかりの声援と拍手が巻き起こった。

ライブでは、ドコモthanksキャンペーンCMソング「愛しい人へ捧ぐ歌」や三井住友銀行CMソング「幸せのラストダンス」、さらに「波乗りジョニー」といった新旧のヒット曲に加えて、2011年の<宮城ライブ>を象徴的に彩った「Let's try again ~kuwata keisuke ver.~」など、スペシャル・ベスト・アルバム『I LOVE YOU -now & forever-』を中心に全25曲を熱唱。圧巻だったのは、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介といった日本文学の名だたる文豪の作品とコラボレートした「声に出して歌いたい日本文学<Medley>」。10人もの文豪たちの魂を現代に甦らせるべく、ミュージカルともロックオペラとも言えるような壮大なパフォーマンスで観客を圧倒した。そのほか“日本”を感じさせる演出が施されたパフォーマンス、ステージングが随所で披露された。

また会場周辺には「虹の広場」が今回も登場。東北各地から集まった出店が並び、櫓がたてられ、縁日のような雰囲気で来場者を迎えた。前年同様に提灯も飾られたが、チャリティとして全国から寄贈された前回とは逆に、今回は桑田佳祐自身からの感謝の気持ちを表したものに。また終演後は、その提灯と仙台の七夕祭りの飾りを再利用した灯篭に明かりが燈り、集まった8500人のファンを見送った。また広場の敷地内には今年の3月11日に桑田がこの地を訪れて植樹をした桜の木も。記念撮影をするファンの姿も多数見受けられた。

<DOCOMO presents桑田佳祐 LIVE TOUR 2012 I LOVE YOU -now & forever->は、大みそかの横浜アリーナでの年越しライブまで、全10カ所22公演、約20万人を動員する。

◆桑田佳祐オフィシャルサイト
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