Mix Speaker's,Inc.【インタビュー】奇跡のエンターテイメント集団が演じる天空の世界
――そもそも今回の「SKY HEAVEN」から始まる“天空”のストーリーは、どこから発想したものなんでしょう?
AYA:テーマパーク“Mix Land”のアトラクションとして、ここ2年くらいかけて動物のお化け屋敷、動物のサーカス小屋、海洋冒険アトラクションとやってきたんですが、陸から海に来たら次は空に行くしかないな!っていう単純な動機ですよ(笑)。あと、この5周年というタイミングで、一度全員白でまとめて正装っぽく魅せるのもいいんじゃないかと。それで今回は6人全員、天使になりました!
――ヴォーカル2人が大天使と堕天使で、楽器隊の4人がいわゆる四大天使。それぞれの設定に喜怒哀楽を当てはめているのが、また上手いですね。
AYA:四大天使についてはメチャ調べましたからね。それぞれの性質だとか、例えばガブリエルは女性やとか。しかも白からの安易な発想で、僕の衣装は遂にウェディングドレスにまで行き着いてしまいました! おかげでムチャクチャデカくて、ライヴハウスだと立てるか危うい(笑)。
――常にAYAさんは女の子キャラですもんね。そうやって物語ごとに変わるキャラクターや衣装もMix Speaker's,Inc.の大きな魅力ですが、各メンバーにある程度の基本イメージがありません?
AYA:ありますね。まず、Sさんはデブでぬいぐるみみたいな感じ。今回も天使+ぺガサスということで、身体に馬ついてますからね。
――ええ。衣装が変わるたびに“これでドラム叩けるのか!?”と心配になります。
S(Drums):最近はドラムが叩ける云々っていうのは全く考えずに作って、着てみてから叩けるように改造してます。もちろん最初は、そういうキャラに抵抗もあったんですよ。でも、1年くらい経って“僕のMix Speaker's,Inc.内での立ち位置はコレなんだ”というのが理解できてからは、その“デブで可愛い”キャラを全うしようと努めてます。だから今回のペガサスも、何の抵抗もございません!
seek:一種の洗脳ですね。そんなSさんとは対照的に、僕は怖くて、とにかくデカい!っていうのがポイント。過去には完全に特撮の怪獣の中から首だけ出てるような衣装もあって、もう、みんなに引っ張ってもらわないとステージにすら上がれないんですよ(笑)。で、“次はもっとオモロイことを!”とエスカレートした結果、遂に今回は“城”という無機物になってしまい、顔まで仮面で覆ってしまいました。
AYA:そういう特殊メイク系でseekは攻めたいんです。で、ギター隊は男と女っていう、いわば一番普通の人間型ですね。僕が女キャラなんで、keijiくんはイケメンキャラ。
――ある意味keijiさんは一番やりやすいキャラなのでは?
keiji:やりにくいっすよ! もともとナルシストでもないのに“イケメン”をやるのって勇気もいるし、むしろ一番大変だと思います。
――なるほど。キャラなのに誤解されて、辛い思いをしてしまうと。
keiji:……まさに今がソレですね。
――すみません(笑)。そして、ヴォーカリストは大天使と堕天使という、まさに白と黒。さっき“双子”という話が出たように、2人ともシルエットのみならず、声のトーンまで似ているのは大きな武器だと思いますが、5年経って何らかの変化はあります?
MIKI:声のトーンを離すことも似せることも、今はできますね。今回の「SKY HEAVEN」は特に作曲者からの指示は無かったので、二人とも自然に歌ってますけど。
――その作曲者はAYAさん。テーマが“天空”だけあって、ド・ストレートに爽やかでキャッチーな曲ですね。
AYA:でも、そういう曲は僕、苦手で、実はアレンジはkeijiくんに丸投げしたんです。
seek:メロディはズバ抜けていいけど、なんやワケのわからんイントロが付いてる!ってことで、以前の選曲会でお蔵入りしかけてた曲なんですよ。それが今回“やっぱり、このメロディがいい!”ってことで浮上して、keijiくんの力により意味のわかるイントロになったという。
YUKI:僕、このザクザクしたイントロ・フレーズが好き。
S:わかる! シングルらしい爽やかな曲なのに変拍子を入れてきたり、そういう“あれ?”って思う引っ掛かりがあるのが、この曲の面白いところなんですよ。
keiji:サビはキャッチーでも、それ以外の場所で遊びたくなるのが僕のクセなんですよね。ギター・ソロ終わりのメロディは僕が考えたんですけど、これもメッチャ自分っぽいメロディで、他人の曲なのに自分の爪跡を残せたかなと。
YUKI:間違いなくヴォーカリストじゃ作れないメロなんですよ。明らかに“ギターで弾いて入れたよね”みたいな感じで、正直、最初はすごく覚えづらい。
MIKI:歌詞書くほうからすると“うわ、これ一音多いんだよな!”って思うようなメロディで、でも、慣れたらパッ!と入ってくる。そこにムチャクチャkeijiくんの色を感じるし、逆に良いポイントになってるんじゃないかな。
――歌詞は、やはり“天空”のイメージで書いているんですよね。
MIKI:はい。ただ、僕は分かりやすいものが嫌いで……逆にAYAくんって分かりやすいものが好きだから、きっとぶつかるんだと思うんですけど(笑)。そのまま天空を書いても面白くないだろうと、分かりやすいワードは意図的に入れないようにしつつ、前向きな意味合いも絡めました。このバンドを5年やってきた経験上、世界観だけを語るよりメッセージ性も含ませたほうが良いんですよね。
◆インタビュー その3へ
AYA:テーマパーク“Mix Land”のアトラクションとして、ここ2年くらいかけて動物のお化け屋敷、動物のサーカス小屋、海洋冒険アトラクションとやってきたんですが、陸から海に来たら次は空に行くしかないな!っていう単純な動機ですよ(笑)。あと、この5周年というタイミングで、一度全員白でまとめて正装っぽく魅せるのもいいんじゃないかと。それで今回は6人全員、天使になりました!
――ヴォーカル2人が大天使と堕天使で、楽器隊の4人がいわゆる四大天使。それぞれの設定に喜怒哀楽を当てはめているのが、また上手いですね。
AYA:四大天使についてはメチャ調べましたからね。それぞれの性質だとか、例えばガブリエルは女性やとか。しかも白からの安易な発想で、僕の衣装は遂にウェディングドレスにまで行き着いてしまいました! おかげでムチャクチャデカくて、ライヴハウスだと立てるか危うい(笑)。
――常にAYAさんは女の子キャラですもんね。そうやって物語ごとに変わるキャラクターや衣装もMix Speaker's,Inc.の大きな魅力ですが、各メンバーにある程度の基本イメージがありません?
AYA:ありますね。まず、Sさんはデブでぬいぐるみみたいな感じ。今回も天使+ぺガサスということで、身体に馬ついてますからね。
――ええ。衣装が変わるたびに“これでドラム叩けるのか!?”と心配になります。
S(Drums):最近はドラムが叩ける云々っていうのは全く考えずに作って、着てみてから叩けるように改造してます。もちろん最初は、そういうキャラに抵抗もあったんですよ。でも、1年くらい経って“僕のMix Speaker's,Inc.内での立ち位置はコレなんだ”というのが理解できてからは、その“デブで可愛い”キャラを全うしようと努めてます。だから今回のペガサスも、何の抵抗もございません!
seek:一種の洗脳ですね。そんなSさんとは対照的に、僕は怖くて、とにかくデカい!っていうのがポイント。過去には完全に特撮の怪獣の中から首だけ出てるような衣装もあって、もう、みんなに引っ張ってもらわないとステージにすら上がれないんですよ(笑)。で、“次はもっとオモロイことを!”とエスカレートした結果、遂に今回は“城”という無機物になってしまい、顔まで仮面で覆ってしまいました。
AYA:そういう特殊メイク系でseekは攻めたいんです。で、ギター隊は男と女っていう、いわば一番普通の人間型ですね。僕が女キャラなんで、keijiくんはイケメンキャラ。
――ある意味keijiさんは一番やりやすいキャラなのでは?
keiji:やりにくいっすよ! もともとナルシストでもないのに“イケメン”をやるのって勇気もいるし、むしろ一番大変だと思います。
――なるほど。キャラなのに誤解されて、辛い思いをしてしまうと。
keiji:……まさに今がソレですね。
――すみません(笑)。そして、ヴォーカリストは大天使と堕天使という、まさに白と黒。さっき“双子”という話が出たように、2人ともシルエットのみならず、声のトーンまで似ているのは大きな武器だと思いますが、5年経って何らかの変化はあります?
MIKI:声のトーンを離すことも似せることも、今はできますね。今回の「SKY HEAVEN」は特に作曲者からの指示は無かったので、二人とも自然に歌ってますけど。
――その作曲者はAYAさん。テーマが“天空”だけあって、ド・ストレートに爽やかでキャッチーな曲ですね。
AYA:でも、そういう曲は僕、苦手で、実はアレンジはkeijiくんに丸投げしたんです。
seek:メロディはズバ抜けていいけど、なんやワケのわからんイントロが付いてる!ってことで、以前の選曲会でお蔵入りしかけてた曲なんですよ。それが今回“やっぱり、このメロディがいい!”ってことで浮上して、keijiくんの力により意味のわかるイントロになったという。
YUKI:僕、このザクザクしたイントロ・フレーズが好き。
S:わかる! シングルらしい爽やかな曲なのに変拍子を入れてきたり、そういう“あれ?”って思う引っ掛かりがあるのが、この曲の面白いところなんですよ。
keiji:サビはキャッチーでも、それ以外の場所で遊びたくなるのが僕のクセなんですよね。ギター・ソロ終わりのメロディは僕が考えたんですけど、これもメッチャ自分っぽいメロディで、他人の曲なのに自分の爪跡を残せたかなと。
YUKI:間違いなくヴォーカリストじゃ作れないメロなんですよ。明らかに“ギターで弾いて入れたよね”みたいな感じで、正直、最初はすごく覚えづらい。
MIKI:歌詞書くほうからすると“うわ、これ一音多いんだよな!”って思うようなメロディで、でも、慣れたらパッ!と入ってくる。そこにムチャクチャkeijiくんの色を感じるし、逆に良いポイントになってるんじゃないかな。
――歌詞は、やはり“天空”のイメージで書いているんですよね。
MIKI:はい。ただ、僕は分かりやすいものが嫌いで……逆にAYAくんって分かりやすいものが好きだから、きっとぶつかるんだと思うんですけど(笑)。そのまま天空を書いても面白くないだろうと、分かりやすいワードは意図的に入れないようにしつつ、前向きな意味合いも絡めました。このバンドを5年やってきた経験上、世界観だけを語るよりメッセージ性も含ませたほうが良いんですよね。
◆インタビュー その3へ
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