超大作ドキュメンタリー、ザ・ローリング・ストーンズを貫く驚愕の作品、ついに登場

ザ・ローリング・ストーンズの50年の軌跡を完全網羅した決定版ドキュメンタリー映像作品が、遂に完成した。なんとタイトルは『クロスファイアー・ハリケーン』。彼らの代表曲である「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の歌詞の冒頭に登場するストーンズファンお馴染のフレーズである。

1962年にデビューし、結成50周年を迎えた2012年だけに、さまざまなイベントや関連リリースが続いたが、これぞまさにアニヴァーサリー・イヤーを飾るストーンズの記念すべき作品となる。そして何より凄いのは、『クロスファイアー・ハリケーン』が世界に先駆け11月12日に日本で先行発売されるということだ。

50周年のロゴとタイトル『CROSSFIRE HURRICANE』がデザインされたオリジナルTシャツとDVD、ブルーレイディスクをBOXにおさめた50周年記念パッケージが、10000セット限定で発売となる。ブルーレイとDVDは各5000セット限定での販売となるが、ブルーレイにはブラック地、DVDにはホワイト地のTシャツが付属するため、どうしてもどちらも欲しくなってしまう。我慢できるか…。

DVDとブルーレイディスクのみのシンプルなパッケージも同日に発売になるという。いずれも現時点の最新情報であり、今後何らかの変更の可能性も残されているので注意が必要だ。

これまで『ビデオ・リワインド』（1984）、『25X5／ROLLING 63-89』（1989）など、バンドの歴史をたどった映像作がリリースされてきたが、本作はそれをはるかに凌ぐ超大作となる。未公開を含む数千時間の映像、数万枚の写真、数十曲の未発表テイクを含む膨大な音源から選りすぐった、マニアすら驚愕する作品となっている。初期のクラブ・ライヴの混沌からオルタモント、ハイド・パークなどの巨大なスタジアム・ショー、レコーディング・スタジオからバックステージ、ホテル、飛行機、自宅まで、カメラは深く潜入していく。

バンドの現存する歴代メンバーが全面協力、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッド、ビル・ワイマン、ミック・テイラーがインタビューで語っており、さまざまな事実が初めて明かされる。

本作の制作総指揮を務めるのは、巨匠マーティン・スコセッシ。『タクシードライバー』『ラスト・ワルツ』『レイジング・ブル』『ヒューゴの不思議な発明』などで知られ、『ザ・ローリング・ストーンズ／シャイン・ア・ライト』（2008）を監督したスコセッシは現在、最も深くストーンズを知る映像作家だといえる。

本作の監督はブレット・モーゲン。『くたばれ！ハリウッド』（2002）で伝説の映画プロデューサー、ロバート・エヴァンズの視点から見たハリウッド映画史を映像化したモーゲンを得て、本作は単なるドキュメンタリーを超えたリアルなロックンロール・ドラマとなった。

プロデューサーのヴィクトリア・ペアマンは、『シャイン・ア・ライト』と『ストーンズ・イン・エグザイル〜『メイン・ストリートのならず者』の真実』（2010）のプロデュースを手がけるなど、ストーンズ映像作品となじみ深いプロデューサーだ。

ロンドンのブルース・クラブのアウトサイダーから、史上最高のロックンロール・バンドへ。半世紀におよぶドラマは、今なお続く。ストーンズ・ファンはもちろんのこと、この50年を牽引した彼らを通して語られるのはロックの歴史であり、ポピュラーミュージック史のメインストリートでもある。音楽好きを自認するのであれば、この記念作品には触れておいた方がいい。

BARKSでは、この結成50周年超大作ドキュメンタリー作品の最新情報が入り次第、随時お届けしたいと思う。

ザ・ローリング・ストーンズ結成50周年記念ドキュメンタリー
11月12日　日本先行発売予定
『クロスファイアー・ハリケーン』
【初回数量限定生産5000セット Blu-ray＋記念Tシャツ（ブラック）】6,780円（税込）
【初回数量限定生産5000セット DVD＋記念Tシャツ（ホワイト）】5,780円（税込）
【通常盤Blu-ray】4,980円（税込）
【通常盤DVD】3,980円（税込）

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