キース・エマーソン、本格クラシカル・プロジェクト・アルバム発売、さらにEL&P『タルカス』が究極の音質となって登場

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エマーソン、レイク&パーマー(EL&P)のキース・エマーソンが、キース・エマーソン、マーク・ボニーラ、テリエ・ミケルセン名義のクラシカル・プロジェクト・アルバム『スリー・フェイツ・プロジェクト』を8月29日に発売する。

この作品は、キース率いるキース・エマーソン・バンドとドイツのバイエルン放送に所属するオーケストラ、ミュンヘン放送管弦楽団が共演したプロジェクト。キースとキース・エマーソン・バンドのギタリストもあるマーク・ボニーラ、そして本作の指揮を務めたノルウェー人指揮者のテリエ・ミケルセンという3人の名を冠した作品となっており、EL&Pの70年のデビュー作『エマーソン、レイク&パーマー』収録の“運命の三人の女神(原題: The Three Fates)”の曲名のように、3人はずっと以前から決められていたかのように出会い、本作が制作されたという。

ELPの名曲「タルカス」をはじめキースの未発表曲等も収録し、日本盤はボーナス・トラックを1曲追加、高音質K2HDマスタリング+HQCD盤での発売となる。

本作に向けて、オーケストラ版“タルカス”を編曲し、NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽も担当する世界的作曲家である吉松隆氏からコメントが届いている。

「一人の偉大な作曲家(キース・エマーソン)の元でロックとオーケストラがひとつになる。これこそクラシック音楽そしてプログレッシヴ・ロックが夢見ていた現代(いま)だ」(吉松隆)

また、ファンの間では既に話題になっているEL&Pの1stと71年の2ndアルバム『タルカス』のデラックス・エディション。その日本盤が11月21日に発売されることが決定した。

今回のデラックス・エディションは、キング・クリムゾンの40周年記念エディションの5.1ch化にも携わっていた英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、ポーキュパイン・ツリーのスティーヴン・ウィルソンが、オリジナルのマスター・テープから新たに手掛けた2012年度版5.1chとハイレゾ・ステレオ・ミックスを収録したDVDオーディオ(Disc1)と、日本盤のみK2HDマスタリング+HQCDとなったオリジナル音源収録の(Disc2)、同じくK2HDマスタリング+HQCD仕様の2012年度版ステレオ・ミックスを収録した(Disc3)の豪華3枚組。

さらにDVDオーディオ(Disc1)とHQCD(Disc3)には未発表曲やヴァージョン違いの音源も収録されている。YESやレッド・ツエッペリンの著作が日本でも出版されている英国の音楽評論家クリス・ウェルチによるライナー付(日本盤対訳付)、デジパック仕様でのリリースとなる。

『スリー・フェイツ・プロジェクト』
8月29日(水)発売
VICP-75082 ¥2,667(税込)
1. The Endless Enigma Suite Pt. 1 / 永遠の謎 組曲 パート1
2. The Endless Enigma Suite Pt. 2 / 永遠の謎 組曲 パート2
3. American Matador / アメリカン・マタドール
4. After All Of This / アフター・オール・オブ・ディス
5. Walking Distance / ウォーキング・ディスタンス
6. Tarkus ? Concertante / タルカス 組曲
7. Malambo / マランボ
8. The Mourning Sun / ザ・モーニング・サン
9. Abaddon’s Bolero / 奈落のボレロ
10. Fanfare For The Common Man Pt. 1 / 庶民のファンファーレ パート1
11. Fanfare For The Common Man Pt. 2 / 庶民のファンファーレ パート2
12. After All Of This ? Piano Solo / アフター・オール・オブ・ディス(ピアノ・ソロ)※
※Tr.12:日本盤ボーナストラック

『エマーソン、レイク&パーマー DVDオーディオ+2HQCDエディション』
11月21日(水)発売
¥5,460(税込) / VIZP-111 / DVDオーディオ+2HQCD(K2HD HQCD)
『タルカス DVDオーディオ+2HQCDエディション』
11月21日(水)発売
¥5,460(税込) / VIZP-112 / DVDオーディオ+2HQCD(K2HD HQCD)

◆ビクターEL&Pサイ
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