総動員数52万人。2012年の<a-nation>全日程が終了
エイベックスの夏の風物詩<a-nation>が、8月26日の味の素スタジアムでの<a-nation stadium fes.>東京最終公演を持って、2012年の全日程を終了した。
◆浜崎あゆみ、BIGBANG、Acid Black Cherry、AAAほか画像@2012.08.26<a-nation stadium fes.>東京最終公演
前日はSUPER JUNIORや東方神起、湘南乃風、さらに吉川友に宮崎薫などなど、ビッグネームから要注目なアーティストまでが登場した味の素スタジアム。最終日となった8月26日には、全16組(オープニングアクト、シューティングアクト含む)のアーティストが、5万4000人満員の会場を盛り上げた。
本編トップバッターを飾ったのは、“夏女”宇野ちゃんはじめ、メンバーの日焼けした肌に映えるデニム(とペンキがテーマ)の衣装でAAA。「最高の夏の思い出を作ろうぜ!」と呼びかけた7人が「STILL LOVE YOU」「CALL」などのヒットソングを披露すると、早くも会場は大盛り上がりに。後半には、日高光啓の「今日、最高の一日にしたいって人、どのくらいいますかー!」との呼びかけに応えたオーディエンスが手を大きく振っての「SUNSHINE」や「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」といった夏ぴったりなAAAメドレーも飛び出す。スタジアムの熱気か上がり続ける気温のせいか、はたまた投げ入れるボールを蹴ろうと試みたのか、にっしーもステージ上でズッコケつつ、AAAはところ狭しと駆けまわった。
U-KISSは、<a-nation stadium fes.>初登場。この日は日本デビュー曲「Tick Tack」からの「Forbidden Love」、さらに9月5日リリースの新曲「One of You」など、インパクトある曲でライブを構成する。グループのイメージカラーであるショッキングピンクな衣装に身を包んだ彼らは、パワフルに、そしてスタイリッシュなパフォーマンスで沸かせた。
「いやーどうですかみなさん。<a-nation>、どうぞ最後まで楽しんで行ってほしいと思います。」という伊藤一朗(いっくん)からの挨拶と、「アホんなる気はあんのか、お前らぁ~!!!」という、ライブではおなじみ持田香織の絶叫が響くEvery Little Thingのステージ。会場の大合唱を巻き起こしながらの「出逢った頃のように」「Shapes Of Love」「Dear My Friends」で、夏の風に身をまかせるように伸びやかに歌い上げる様は、「これぞa-nation!」といった“らしさ”を存分に感じさせてくれた。
ステージをスタートする前に、バンドメンバーひとりひとりとステージ上で拳をぶつけ合うyasu。Acid Black Cherryが「Black Cherry」で艶やかな音を響かせれば、客席だけでなく、関係者スペースも女の子たちの比率がグッと高くなる。
“いつもよりいい感じに髪の毛を立てて頑張っている”というyasuは、「変な奴が来たって思ってる? みんな? 大丈夫ですか?」と、前年に続いて2度目の登場であることに触れつつ、「今年もなかなか良い感じに孤独を感じるのかな? と思ったんですけど、大阪(8月19日に長居陸上競技場で開催)で、Team ABC(ファン)の方が盛り上げてくれて。盛り上げてくれたお客さんを、知らない人たちが見て楽しんでくれたという、まさかのお客さんが支えてくれたという……“ありがとう、ありがとう”。」「知らない人がほとんどだと思うんですが、客席見て楽しむもよし。こっちみて楽しむもよし。今日は短い時間ですが、楽しんで行ってもらえたらな、と思います。」と、トークでも楽しませる。
2012年上半期USEN J-POPリクエストチャートで1位を獲得した「イエス」などを披露したライブの最後は、「Team ABC、俺たちの凄さ見せてやろうな!」と、「SPELL MAGIC」。イントロおよび間奏部で見せるTeam ABCのヘドバンの、その見事なまでに統制の取れた光景には、誰もがスタンドを見上げて驚き、ただただ感動していた。
SUPER☆GiRLSが元気に「プリプリ♥SUMMERキッス」で夏を感じさせれば、サプライズゲストのスギちゃんは、熱気溢れる会場に一服の清涼剤のような空気をワイルドに残していく。
2012年の<a-nation>の幕開けとなった8月3日の<musicweek OTO_MATSURI>にも登場したm-floは、Minamiとmelody.、Matt Cabの3人のボーカリストとともに味の素スタジアムをノンストップで沸かせる。さらにラストには、トリンドル玲奈や菜々緒、girl next doorの千紗らが出演してのファッションショーもステージ上で開催された。
<a-nation>において、ファンの枠を超えて会場の誰もが待っているもの。それは間違いなくTRF。夏の風物詩が<a-nation>ならば、<a-nation>の風物詩のひとつが、誰もが知っているメガヒット曲だからこそ生まれる、TRFのライブでの一体感だろう。
18時半を過ぎてTRFのコールがスタジアムに響きわたると、歓声とともに青く輝く光に誘われて、TRFが姿を見せる。ライブでは、「CRAZY GONNA CRAZY」「BOY MEETS GIRL」、さらにこの夏最後の「EZ DO DANCE」「survival dAnce ~no no cry more~」で大熱狂となった。
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