桑田佳祐、13年ぶりの単行本『桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』

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桑田佳祐の新たな情報が発表された。なんと、書籍。1999年の『素敵な夢を叶えましょう』以来、自身13年ぶりとなる単行本の刊行が決定したのだ。

そのタイトルは、『桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』。このタイトルを見て、ピンとくるコアなファンもいるに違いない。そう、桑田は1984年に『ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』、そして1990年に『ただの歌詩じゃねえか、こんなもん'84-'90』という書籍を、ともに新潮社から出している。この2作品はサザンオールスターズの作品を中心に作られたエッセイ&歌詞集。そして今回は、スペシャル・ベスト・アルバム『I LOVE YOU -now & forever-』の記念出版ということもあり、完全に桑田佳祐のソロにフォーカスを当てた作品となっている。

1987年に「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」で桑田佳祐名義での活動を始めてから25年。その間、ソロ名義で発表してきた数多くの曲の中から、桑田が自ら選んだ88曲の歌詞とともに、ソロ活動を開始した80年代後半から現在に至るまでの、歌と共に歩んできた歌手人生を今回、自ら語りつくした。

80年代のバブル経済に向かうキラキラした世の中で、「ポップス」に愛着を感じ、バンドとはまた違った新しい音楽仲間たちと切磋琢磨して始めた曲作り。90年代、母の死と、時期を同じくした2枚目のアルバム『孤独の太陽』。棺の横でギターを弾きながら作った曲も収められたこのアルバムで、「ポップ・シンガー」へのこだわりを決意したこと。

「波乗りジョニー」「白い恋人達」と好調な中で作った3枚目のアルバム『ROCK AND ROLL HERO』に対する意外な自己評価。“いいものを作りたい”という執念で臨んだアルバム『MUSICMAN』と、突然の病気。闘病の日々、紅白歌合戦での復活、そして震災。さらに今秋からスタートする5年ぶりのツアーに向けてと、その先に向かっての想いまで。

桑田佳祐書き下ろしのエッセイと、長年にわたって紡ぎあげてきた歌詞。それはまさに“言の葉大全集”の名にふさわしい書籍といえるだろう。なお、発売日は全国ツアーの初日でもある9月15日。ツアーの各会場では、会場販売限定の特別なカバーも用意されるとのこと。

スペシャル・ベスト・アルバム、全国ツアー、そして書籍発売。ファンにとってはたまらない、桑田から立て続けの発表だ。

【書籍情報】
『桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』
著者:桑田佳祐
発売日:2012年9月15日
定価:1,680円(税込)
発売元:新潮社
336ページ
版型 B6

◆桑田佳祐 オフィシャルサイト
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