登山バンドってなんだ? 早くも会場限定3rdシングルをリリースした高水準アルパイン・ロックバンドKGSS ON THE PEAKS

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登山バンドとして名高い(?)KGSS ON THE PEAKSの3枚目のシングル「The sequence of a footprint」が、8月4日に会場限定CDとしてりリリースされた。

KGSS ON THE PEAKSは、コンスタントに登山、ライブ、登山、リリース、登山を行い、ツアーには登山の日も盛り込まれ、そんな徹底ぶりが周囲を驚かせながら、確実にバンドとして上昇しているバンドだ。初めてこのバンドの名前が誌面に登場したのが登山雑誌「PEAKS」ということで、この事実がバンドの実態を表しているかもしれない。

気になるメンバーを紹介しておこう。プロペラのギタリストとしてデビューし、Vo.Gtとして活動していたGRiPでは圧倒的ロックな存在GONDA。セロファンとしてデビュー後、現在はカスタネッツのメンバーとして活動する他、メンバー7人が全員ドラムという脅威のドラムバンドDQSや、様々なバンドのサポートとしても活動する、心技体備わったDr.溝渕ケンイチロウ。

2011年4月、下北沢の某ライブハウスでバンド結成の話が持ち上がり、この2人の呼びかけにより集まったのは、キングオブシューゲーザーcruyff in the bedroomのGt.サンノヘシゲカズ、そしてex.monokuroのBa.塩井潤一という、それぞれがミュージシャンとしてのキャリアを積み、技術と魂を磨き続けた4人だった。奇しくも揃った4人は、時間さえあれば山に登るというストイックかつ妥協を許さないほどの山好き。

7月にはBa塩井の途中下山(脱退)があって3人体制となり、3枚目のシングル「The sequence of a footprint」を8月4日にリリースしたというわけだ。

リード曲「足跡の列」は、正統派かつ分厚いロックサウンドに、エモーショナルな歌。1曲の中に、登り始める瞬間から山頂を目指す姿、一つのドラマをはっきり思い浮かべることができる。それは「山に登る」ということだけでなく、人生にも当てはまるドラマであり、様々な環境の人の背中を押す楽曲になっている。

リリースツアーと称し東名阪で行った<SUMMER PEAKS TOUR 2012>では、サポートにex.COOL DRIVEのBa.YAMAが参加。今後、登山初心者ながら、名前が「山」な彼の存在が新たなグルーヴを産み、さらなる進化を見せてくれることだろう。

◆GONDA オフィシャルブログ
◆溝渕ケンイチロウ オフィシャルブログ
◆サンノヘシゲカズ オフィシャルブログ
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