名コンポーザー、マーヴィン・ハムリッシュが死去
「追憶」や「コーラスライン」「スティング」の作曲者であり、数多くの映画作品やミュージカル作品のコンポーザーとして知られるマーヴィン・ハムリッシュが8月6日に亡くなった。享年68歳だった。この悲報の詳細はまだ明らかになっていない。
ハムリッシュは2012年、忙しい1年を過ごしており、今週も彼の最新ミュージカルでジェリー・ルイス監督の『ザ・ナッティ・プロフェッサー』のオープニングを観るため、ナッシュヴィルを訪れる予定だった。また、年末にはニューヨーク・フィルハーモニーを指揮するスケジュールにもなっていたという。
ニューヨーク生まれのハムリッシュは、これまで3つのアカデミー賞、4つのグラミー賞、4つのエミー賞、1つのトニー賞、3つのゴールデングローブ賞に加え、『コーラスライン』でピューリッツァー賞も獲得している。アカデミー賞3つのうち、2つのオスカーは『追憶』で、1つは『スティング』で受賞した。
なお、パートナーシップで際立つのはやはりバーブラ・ストライサンドとの交流で、彼女の代表曲でもある「追憶」は1974年に全米シングル・チャート“Hot100”の首位にランクイン。また、1994年にはツアー&TV番組『バーブラ・ストライサンド:ザ・コンサート』のアレンジャーとして活躍した。
さらに作曲者としてだけでなく指揮者としても有名で、ピッツバーグ・シンフォニー・オーケストラ、シアトル・シンフォニー等いくつかのシンフォニーで席を有していたハムリッシュ。来週にはフィラデルフィア・オーケストラの主席ポップス指揮者になることが発表される予定だったという。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル