トニー・シュート、名作『アイランド・ナイト』をひっさげ31年振りの来日

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トニー・シュートが名作『アイランド・ナイト』をひっさげて、31年振りの来日を果たす。8月にCOTTON CLUBでの3days5公演の開催だ。

◆トニー・シュート画像

31年ぶりというトピックスもさることながら、注目は公演コンセプトだ。デビュー作にて自身最大のヒット作となったAORの名盤『アイランド・ナイト』を完全再現が公演のコンセプトなのだ。

『アイランド・ナイト』が2012年夏に東京で蘇ることになるわけだが、1980年にリリースされた『アイランド・ナイト』は、AORファンならば言わずもがな、日本でトップ10ヒットを記録したAOR大名盤のひとつである。重厚なオーケストレイションのテーマから始まり、哀愁を帯びた名曲「Island Nights」へと繋がるドラマティックな作風は日本人の琴線を大きくかき鳴らし、後世に残る作品となったものだ。

2000年には自主制作にて20周年記念盤として再発されたものの、音質の問題もありファンには不満を残すこととなってしまっていた。それでもオークションでは高額で取引される状況にあった中で、ついに最新マスタリングを施して2月に再発されている。

わずか11歳で作曲を始めたトニー・シュートは、数々のコンテストやフェスで賞を獲得し、1978年にベイシティー・ローラーズに「マイ・リサ」という楽曲を提供、早々に才能を開花させた。エリック・カルメン、リック・アストリー、プレイヤー、リトル・リバー・バンドなどとの仕事でも注目され、ティナ・ターナー、ドン・ジョンソンらへの楽曲提供でも頭角を現すこととなった。大ヒットを記録することになった『アイランド・ナイト』には、エド・グリーン(Dr)、ビル・クオモ(Key)、マイク・ポーカロ(B)、スティーブ・ルカサー(G)…と、LAの誇る名うてのミュージシャンが顔を揃えている。

稀代のシンガーソングライター、トニーの来日は31年ぶり。『アイランド・ナイト』の再現は、感涙ひと時となることだろう。

<トニー・シュート来日公演>
@東京・丸の内 ライブ・レストラン COTTON CLUB
2012年8月16日(木)
open 6:30pm / start 8:00pm
※8月16日のみ1日1ショウ

2012年8月17日(金)
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

2012年8月18日(土)、19日(日)
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

メンバー:Tony Sciuto (Vo、G)、Tommy Alvarado (Sax、Perc)、Gary Griffin (Key)、Bobby Peters (B)、John Coale (Dr)

『アイランド・ナイト』
2012年2月22日発売
生産限定紙ジャケット仕様スペシャル・エディションSHM盤
VSCD3533 2,625円(税込)
1.ISLAND NIGHTS THEME
2.ISLAND NIGHTS
3.HOLD BACK THE NIGHT
4.YOU'VE GOT A LICENSE(TO DRIVE ME CRAZY)
5.CAFE L.A.
6.TRAPEZE
7.ANGEL
8.CAPTAIN WONDERFUL
9.STREET DANCER
10. BUTTERFLY
+BONUS TRACKS

◆COTTON CLUBライブ情報
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