アンダーワールド、ロンドンオリンピック開幕式を語る

ポスト
アンダーワールドが音楽監督を務め、ダニー・ボイルが芸術監督を務めるというロンドンオリンピック開会式だが、2012年7月27日を目前に控え、10,000人のボランティアキャストが参加するフルスケールでのリハーサルが連日行われている。そんな中でダニー・ボイルがBBCの取材に応え、開会式の詳細が一部明かされた。

◆アンダーワールド画像&ロンドンオリンピック開会式模型

それによると、2,700万ポンド(約34億5千万円)の予算を投じて実施される開会式のテーマは「緑と農民(Green and Pleasant)」で、シェイクスピアのロマンス劇『テンペスト』にインスパイアを受けて制作されているという。オリンピック・スタジアム全体に英国の田舎風景を再現するというもので、グラストンベリー・トー(イギリスのサマセット州のグラストンベリー近郊にある丘)を連想させる丘や建造物、そして農場の動物たちが登場し、さらに10,000人のキャストが出演するとのこと。

スタジアムに建設されるセットには、牧草地、畑や川などの風景が再現され、ピクニックをする家族、スポーツをする人々、土地を耕す農夫たちの他、羊70匹、馬12頭、牛3頭、ヤギ2匹、鶏10羽、アヒル10羽、ガチョウ9羽、牧羊犬3匹も登場。スタジアムのフィールドには、グラストンベリー・フェスティヴァルとBBCプロムス(毎年夏ロイヤル・アルバート・ホールを中心に開催される世界最大のクラシック音楽祭)をモチーフに造られたエリアが2カ所設けられるとか。

ダニー・ボイルは、この開会式に向けて200回近くリハーサルを行ってきたボランティアキャストたちの献身的な態度に、「彼らこそオリンピック・スピリットの象徴であり、国家としての私たち英国人を写し出している」と語っている。

音楽監督を務めるアンダーワールドは、アビー・ロード・スタジオで作業を行っていることも明らかとなっている。

アンダーワールド『A Collection』
2011年12月10日発売
BRUWR-044 1,650yen (tax in)

『1992 - 2012 The Anthology』
2011年12月28日発売
3枚組CD BRUWR-042 2,475yen (tax in)

◆アンダーワールドオフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報