真野恵里菜インタビュー。Wikiに載っている“スタッフ説教”疑惑も語る

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 ■ 贅沢なんです。

── ところで、真野ちゃんって、女優さんでもあるじゃないですか。第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した映画『わが母の記』にも出演され、ドラマや舞台も。で、同時にアイドルというか、歌手でもあるわけじゃないですか。自分の中でドラマモードとか歌手モードとかあるんですか?

真野:
ありますあります。舞台の稽古とか入っちゃうと、1ヶ月その役だったりするから、その間に歌のお仕事とか入ってきちゃったりすると、これ、ファンの方も知っていると思うんですけど、全然こう、切り替えができてなくて。昔、『恋するハローキティ』が初舞台の初主演で、稽古の間にピアノのイベントがあったんですよ。で、舞台の稽古もあったし台本も覚えないといけないし、(当時の)スマイレージとかをまとめないといけないし、っていうので、結構追い込まれていて。ピアノの練習はやってはいたんですけど、そのぶん、倍やらなくちゃいけなかったみたいで、もうイベントでボロボロになって。

── へぇ。

真野:
それから、マネージャーさんとも話して、「(期間は)わけたほうがいいんだね」ってなって。で、しばらくは舞台の期間、お芝居の期間、歌の期間ってわけてもらっていたんですけど、今年の夏はそうはいかなくて(笑)。そろそろこの“いっぱいいっぱい”を卒業しなきゃいけないんだろうな、って。

── じゃあ、舞台やステージに立つとか、ファンの人たちの前に出る、という意味でのドラマモードや歌手モードの違いはあるんですか?

真野:
あんまりない……ですね。ハロー!プロジェクトのライヴをやっていたから、舞台に立つという行動に対しては(ドラマモードでも)抵抗がないというか。そこはやっぱりハロー!で鍛えられたなって思います。大勢のお客さんの前に立つっていうのは。でも、お芝居をする、ってなると、(歌を歌うのとは)また違うので、そこが難しかったりしますね。

── で、(お芝居と歌と)どっちが好きですか?

真野:
おーっ(笑)。これ、すごい聞かれて、私も考えるんですけど、芝居やってる時は完全に芝居方向を向いているんですよ。「あ、お芝居したい。お芝居楽しい。大好き。」って。で、芝居が終わって、歌に戻ると今度は「歌、楽しい。」ってなるんです。私、(このお仕事を)始めた時からどっちかひとつだったら、(今まで)できてなかったな、って。歌だけやってたら、今頃、ダメだったんだろうなって。デビュー当時から両方やらせてもらっているので、それでバランスを保てているというか。そうなんです。

── じゃあ今が一番ちょうどいいバランス?

真野:
ふふっ。一番いいです。今、だからコンサートが終わりなので、ちょっとお芝居したいなって思ってます(笑)。贅沢なんです。
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