真野恵里菜、1年振りのコンサートツアー東京公演はコントあり、アクションあり
4月に公開された映画『わが母の記』や、8月には脚本 野島伸司、音楽 小室哲哉の舞台『ウサニ』出演などなど、昨今は、特に女優としての活躍が目立つ真野恵里菜。そんな彼女にとって、約1年振りとなるコンサートツアー、<真野恵里菜コンサートツアー2012 ~DATE~>東京公演が、6月16日、渋谷公会堂にて行なわれた。
◆真野恵里菜 画像@2012.06.16<真野恵里菜コンサートツアー2012 ~DATE~>
タイトルの“DATE”とは、先日発売された写真集『MANO DATE』、そして6月27日にリリースされるシングル「Song for the DATE」にも組み込まれた、一連の作品の“テーマ”を示すワード。ちなみに2011年は写真集が『MANO DAYS』、シングルが「My Days for You」、そしてコンサートが<真野恵里菜コンサートツアー2011~ハタチの乙女 801 DAYS~>と、すべてに“DAYS”が入っていた。
今回のコンサートは、可愛さ、セクシーさ、元気さといった真野ちゃん本来の魅力に、前年から進化したアクション要素やコント的な演出、そしてマノフレ(※)とのトークが組み合わさって、一言でいうなら“真野恵里菜ショウ”“真野エンターテインメント”。歌、ピアノ演奏、ダンス、そして演技にトークに、先日は落語の寄席にも挑戦と、様々な才能を併せ持った“本当の意味でのアイドル”である真野恵里菜だからこその時間・空間が繰り広げられた(いや、アイドルであっても、ここまで器用にこなせる人は滅多にいないが)。
※注 )マノフレ…… 「マノフレ(Mano Friends)とは応援してくれるファンの皆さんのことですっ。ファンの皆さん同士もフレンズってこと! こういうのって自分で言うの恥ずかしいからもう言わないっ 笑」── 真野恵里菜( @erina_mano )4月7日のTwitterのつぶやき より
オープニング映像からの「Glory days」。アップテンポなナンバーに、着物をモチーフとしたであろう衣装の裾が音で遊ぶように揺れる。彼女の楽曲の中でも難しい部類に入るという振り付けの同曲を最初に持ってきたのも、この衣装と真野恵里菜という組み合わせでの演出なのだろう。それはまるで天女のような艶やかさで、客席をサイリウムで赤く染めたマノフレの誰もが、思わずステージに釘付けとなったはずだ。
「今回のツアータイトルが“DATE”ということで、このコンサートをみなさんとデート気分で楽しみたいなぁって思っているんですけどー、みなさんっ! 私と一緒に、デートしてくれますかー? 」
真野ちゃんの呼びかけに、ぎっしりと客席を埋めた満員のオーディエンスからは大歓声。その後、研修生の4人を従えてのステージが展開されていく中で、早くも“コント”と呼ばれている寸劇が披露される。
「オイッス!」という挨拶とともに、学ラン姿の“真野山高校応援団”がステージに入場。頑張っているアイドルにエールを送るという、この応援団。客席にはエールの復唱が求められる。が、その内容は、というと、「“なんとかペディア”の情報は、ちょっとだけ信用してもよい。」「人に“雨女”と呼ばれても気にしない。」と、なんだか少しおかしい。
ちなみに「“なんとかペディア”の情報は、“ちょっとだけ信用してもよい。”」というのは、6月9日に行なわれたツアー大阪公演での応援団コントで、その“なんとかペディア”の自身のページに<ネット上では説教キャラが定着しつつある。>という一文が掲載されていることを紹介。そして、「私は説教なんかしたことない! 加筆・修正頼む!」と呼びかけたところ、<ネット上では説教キャラが定着しつつある(本人は否定している)。>と加筆されたのを受けてのこと。なお、この加筆された文言については、「嬉しいんだが、修正をちゃんとしてくれないか! 次までに期待してるぞ、いいな!」と、再度、呼びかけていた。
さらに真野山高校応援団は「アイドルは人数より歴史が大事!」と、エールを続ける。会場からは、これまでよりも大きな声で気合いの入った復唱がなされる。
「確かにあのグループすごいなぁ。じゃんけんやったり、総選挙やったり、すごい盛り上がっている。だがしかし、我々、ハロー!プロジェクトは今年で15周年を迎える。この歴史はまだまだ続くぞ。みんな、ついてきてくれるか!!」
応援団の覇気溢れる絶叫に、オーディエンスはどっと沸き返った。
“人数を増やすことは容易にできても、歴史を重ねることは容易ではない”という、過去を振り返っても明らかな事実。その中で、15年も続いているハロー!プロジェクトは、近年のアイドルシーンの歴史そのものである、といっても過言ではないだろう。また、彼らが導入した、グループ内における卒業と加入、ハロー!プロジェクトとハロプロ研修生(旧・ハロプロエッグ)というシステムは、名称などを変えつつ、多くのアイドルグループが取り入れている。そして、ハロプロに憧れて自分もアイドルになった、という女の子たちが多いこともよく知られている。
言ってしまえば、今をきらめくアイドルグループたちも、根っこの部分ではハロー!プロジェクトへとつながるのではないか。つまり、ハロー!プロジェクトがなければ、そのアイドルやアイドルグループは、(“学校のアイドル”や“職場のアイドル”にはなれたかもしれないが)世に出て、さらに多くの支持を得ることはなかったのではないだろうか。
様々な推測や想いが駆け巡る、そんな応援団コントでもあった。
◆真野恵里菜 画像@2012.06.16<真野恵里菜コンサートツアー2012 ~DATE~>
タイトルの“DATE”とは、先日発売された写真集『MANO DATE』、そして6月27日にリリースされるシングル「Song for the DATE」にも組み込まれた、一連の作品の“テーマ”を示すワード。ちなみに2011年は写真集が『MANO DAYS』、シングルが「My Days for You」、そしてコンサートが<真野恵里菜コンサートツアー2011~ハタチの乙女 801 DAYS~>と、すべてに“DAYS”が入っていた。
今回のコンサートは、可愛さ、セクシーさ、元気さといった真野ちゃん本来の魅力に、前年から進化したアクション要素やコント的な演出、そしてマノフレ(※)とのトークが組み合わさって、一言でいうなら“真野恵里菜ショウ”“真野エンターテインメント”。歌、ピアノ演奏、ダンス、そして演技にトークに、先日は落語の寄席にも挑戦と、様々な才能を併せ持った“本当の意味でのアイドル”である真野恵里菜だからこその時間・空間が繰り広げられた(いや、アイドルであっても、ここまで器用にこなせる人は滅多にいないが)。
※注 )マノフレ…… 「マノフレ(Mano Friends)とは応援してくれるファンの皆さんのことですっ。ファンの皆さん同士もフレンズってこと! こういうのって自分で言うの恥ずかしいからもう言わないっ 笑」── 真野恵里菜( @erina_mano )4月7日のTwitterのつぶやき より
オープニング映像からの「Glory days」。アップテンポなナンバーに、着物をモチーフとしたであろう衣装の裾が音で遊ぶように揺れる。彼女の楽曲の中でも難しい部類に入るという振り付けの同曲を最初に持ってきたのも、この衣装と真野恵里菜という組み合わせでの演出なのだろう。それはまるで天女のような艶やかさで、客席をサイリウムで赤く染めたマノフレの誰もが、思わずステージに釘付けとなったはずだ。
「今回のツアータイトルが“DATE”ということで、このコンサートをみなさんとデート気分で楽しみたいなぁって思っているんですけどー、みなさんっ! 私と一緒に、デートしてくれますかー? 」
真野ちゃんの呼びかけに、ぎっしりと客席を埋めた満員のオーディエンスからは大歓声。その後、研修生の4人を従えてのステージが展開されていく中で、早くも“コント”と呼ばれている寸劇が披露される。
「オイッス!」という挨拶とともに、学ラン姿の“真野山高校応援団”がステージに入場。頑張っているアイドルにエールを送るという、この応援団。客席にはエールの復唱が求められる。が、その内容は、というと、「“なんとかペディア”の情報は、ちょっとだけ信用してもよい。」「人に“雨女”と呼ばれても気にしない。」と、なんだか少しおかしい。
ちなみに「“なんとかペディア”の情報は、“ちょっとだけ信用してもよい。”」というのは、6月9日に行なわれたツアー大阪公演での応援団コントで、その“なんとかペディア”の自身のページに<ネット上では説教キャラが定着しつつある。>という一文が掲載されていることを紹介。そして、「私は説教なんかしたことない! 加筆・修正頼む!」と呼びかけたところ、<ネット上では説教キャラが定着しつつある(本人は否定している)。>と加筆されたのを受けてのこと。なお、この加筆された文言については、「嬉しいんだが、修正をちゃんとしてくれないか! 次までに期待してるぞ、いいな!」と、再度、呼びかけていた。
さらに真野山高校応援団は「アイドルは人数より歴史が大事!」と、エールを続ける。会場からは、これまでよりも大きな声で気合いの入った復唱がなされる。
「確かにあのグループすごいなぁ。じゃんけんやったり、総選挙やったり、すごい盛り上がっている。だがしかし、我々、ハロー!プロジェクトは今年で15周年を迎える。この歴史はまだまだ続くぞ。みんな、ついてきてくれるか!!」
応援団の覇気溢れる絶叫に、オーディエンスはどっと沸き返った。
“人数を増やすことは容易にできても、歴史を重ねることは容易ではない”という、過去を振り返っても明らかな事実。その中で、15年も続いているハロー!プロジェクトは、近年のアイドルシーンの歴史そのものである、といっても過言ではないだろう。また、彼らが導入した、グループ内における卒業と加入、ハロー!プロジェクトとハロプロ研修生(旧・ハロプロエッグ)というシステムは、名称などを変えつつ、多くのアイドルグループが取り入れている。そして、ハロプロに憧れて自分もアイドルになった、という女の子たちが多いこともよく知られている。
言ってしまえば、今をきらめくアイドルグループたちも、根っこの部分ではハロー!プロジェクトへとつながるのではないか。つまり、ハロー!プロジェクトがなければ、そのアイドルやアイドルグループは、(“学校のアイドル”や“職場のアイドル”にはなれたかもしれないが)世に出て、さらに多くの支持を得ることはなかったのではないだろうか。
様々な推測や想いが駆け巡る、そんな応援団コントでもあった。
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