「せっかくの1回きりですし…」KOKIA、15周年には“何かやる”宣言

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6月2日、3日の東京・国際フォーラム ホールC、そして8日の大阪・サンケイホールブリーゼ。追加公演を含む3公演すべてのチケットが完売となった<KOKIA concert tour 2012 「History」>は、「U-CHA-CHA」からスタートした。

◆KOKIA@<KOKIA concert tour 2012 「History」>

「はじめはみんな言葉もなくて」という歌詞のように、言葉のないメロディーのハミングだけで、場内を南国のジャングルへと一変させていく。声の力だけによる表現力によって観客が圧倒されているのが手にとるようにわかる。

この鮮やかな幕開けを皮切りに、2部構成・合計3時間におよんだコンサート。“history”というタイトル通り、デビューアルバム『songbird』1曲目の「私は歌う小鳥です」から、アルバム未収録曲を詰め合わせた最新作『心ばかり』ラストの「世界を包む Ribbon in our heart」まで、本人曰く「期待に応えつつ、いい意味で裏切りつつ」選んだというバラエティー豊かな曲が次々と繰り広げられた。

最終日の大阪公演では、名残を惜しむかのように予想外のアンコールも跳び出すファンサービスもみせたKOKIA。「あまり意識はしてこなかったけれど、せっかくの1回きりですし……」と、照れながらも、2013年のデビュー15周年には「何かやりたいと思っています。」と嬉しい宣言。来るべきビッグ・アニバーサリーに向けて、益々の意欲を感じさせた。

なお、このコンサートの模様は、近く映像作品として発表される予定だ。

【公演概要】
<KOKIA concert tour 2012 「History」>
6月2日 東京 国際フォーラム ホールC
6月3日 東京 国際フォーラム ホールC(追加公演)
6月8日 大阪 サンケイホールブリーゼ
セットリスト:
1. U-CHA-CHA  
2. Hello passing days 
3. 花  
4. 人間なんてそんなものね  
5. 道化
6. 私は歌う小鳥です~5つ目の季節
7. おばあちゃん
8. 世界の終わりに 
9. I believe~海の底から~ 
10. 歌う人
11. il mare dei suoni  
12. 調和 
13. Faraway
14. 愛はこだまする (弾き語り)  
15. この地球がまるいお陰で  
16. 愛と平和と音楽と  
17. 足音 
18. 世界を包む Ribbon in our heart 
19. give&take 
EC 光の方へ(大阪公演のみ) 
EC アヒルのココロ(大阪公演のみ)

◆KOKIA オフィシャルサイト
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