島村楽器からアコースティックギターHISTORY NTシリーズ新モデル

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島村楽器は、アコースティックギター「HISTORY NT-L4」「HISTORY NT-S4」を発売した。

「HISTORY NT-L4」「HISTORY NT-S4」は、島村楽器の店舗に来る客の声や専属のギター技術スタッフなどからの意見を集約し、現代に生きる演奏者にとってより良い音を追求したというアコースティックギター。まるでプレイヤーの意思を感じているかのような生き生きとした音の輝きや、どんなスタイルの演奏にも溶け込む混じり気のないピュアなサウンド。最新の技術により意のままの音を紡ぐことができるとしている。いずれのモデルもレフトハンドモデル(受注生産、179,000円)をラインナップする。

同社製品NT-103およびNT-203と比較すると、まず塗装においてはマット系仕上がりのネイキッドウレタンからグロスフィニッシュのラスターウレタンに変更されている。これはグロスフィニッシュへの要望が多かったため取り入れたもの。ブレーシングは、ノンスキャロップからスキャロップに変更されている。ラスターウレタンフィニッシュによりボディ振動がタイトになった分、響きにふくよかさを加えるためにブレーシングにスキャロップド加工を施している。また、フレットは、SBB-213からSBB-23に変更。フレットの幅が2.7mmから2.0mmとやや細めに(高さは1.0mmで変更なし)。よりクリアな響きと各弦のバランスが良くなることにつながっている。そして、ペグ自体は同じものだがペグボタン(ツマミ)を樹脂製から金属製に変更。ルックスのイメージが変わるとともにヘッドの質量が高くなるため、パワー感とサスティンが増え、また音のまとまり感が良くなっている。

各モデルの概要は以下のとおり。

●HISTORY NT-L4

マホガニーボディーならではの抜けの良い、中・高域と軽やかで上品なサウンドが魅力。スキャロップド・ブレイシングを施したボディートップは、豊かな音量と深い低域を再現。繊細なフィンガーピッキングから豪快なストロークプレイまで、あらゆる演奏スタイルにフィットする。

<おもな仕様>
・ボディトップ:シトカスプルース単板
・サイド&バック:マホガニー単板
・ネック:マホガニー
・指板:ローズウッド
・フレット:C.F.S 20F(SBB-23)
・スケール:645mm
・ペグ:GOTOH SG-381-01/C
・ネック幅:ナット部=43.0mm、12F=54.0mm
・ナット&サドル:牛骨(オイル含浸)
・ブリッジ:ローズウッド
・カラー:NAT
・アクセサリー:ハードケース
・保証:1年

●HISTORY NT-S4

小ぶりで薄めにデザインされたボディと、645mmロングスケールの組み合わせで設計。スモールボディーならではの立ち上がりが早く、明瞭なサウンドとロングストロークがもたらす深く奥行きのある鳴りを実現している。スキャロップド・ブレイシングが生み出す、明るくキレの良い響きも魅力。

<おもな仕様>
・ボディトップ:シトカスプルース単板
・サイド&バック:マホガニー単板
・ネック:マホガニー
・指板:ローズウッド
・フレット:C.F.S 20F(SBB-23)
・スケール:645mm
・ペグ:GOTOH SG-381-01/C
・ネック幅:ナット部=43.0mm、12F=54.0mm
・ナット&サドル:牛骨(オイル含浸)
・ブリッジ:ローズウッド
・カラー:NAT
・アクセサリー:ハードケース
・保証:1年

◆HISTORY NT-L4
価格:159,000円(レフトハンドモデル/受注生産は179,000円)
◆HISTORY NT-S4
価格:159,000円(レフトハンドモデル/受注生産は179,000円)
発売日:2012年6月8日

◆NT-L4 製品詳細ページ
◆NT-S4 製品詳細ページ
◆島村楽器
◆BARKS 楽器チャンネル
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