ファーイースト・ムーヴメント、下半身に来る『ダーティ・ベース』を発表
「ライク・ア・G6」や「ロケッティア」などのヒットで知られるロサンジェルスのエレクトロ/ヒップホップ・グループ、ファーイースト・ムーヴメントは最新アルバム『ダーティ・ベース』でダンスフロアよりも広い世界を目指し、まったく新しいムーヴメントを起こしたいと思っている。
「ファーイースト・ムーヴメントは私が『フーチャリスティック・ルネッサンス・アーティスト』と呼ぶアーティストそのものだ」と6月5日にアルバムを出すチェリーツリー・レコーズの社長は言う。「芸術的メッセージが彼らのビデオ、ウェブ、アートワーク、パフォーマンスなどなどを通じて総合的に提示されている。『ダーティ・ベース』にはサウンド、ライフスタイル、ムーヴメントがひとつの一貫したものとして全体を流れているんだ」
彼らは「ガールズ・オン・ザ・ダンスフロア」という歌がロサンゼルスのクラブ・シーンで話題を呼んで注目を集めた。チェリーツリー・レコーズと2009年に契約し、デビュー作の『フリー・ワイアード』は2010年に発表され、175,000枚売れた。「ロケッティア」と「ライク・ア・G6」はビルボード・ホット100入りし、それぞれ7位と1位を記録した。後者はアジア系アメリカ人としては初のナンバーワンとなった。
「“ライク・ア・G6”はマイクをコンピュータに直につないでレコーディングしたんだ。こんなことになるとは思っていなかった」とメンバーのケヴィン・ニシは言う。「1stアルバムは自分たちのサウンドを模索する僕たちをとらえている」
リアーナやLMFAOなどとツアーをしたことで違ったダンスやポップ、ヒップホップのオーディエンスに出会えたのみならず、サウンドにも影響があったという。「僕たちが『黄金時代』って呼んでいる1990年代のベース・ミュージック…下半身に来る音楽なんだ」とニシは新作について言う。「僕たちはあらゆるタイプの『ダーティ・ベース』をやっているよ」
アルバムにはレッドワン、タイガ、LMFAOのレッドフー、トキオ・ホテル、ジャスティン・ビーバーらが参加している。ビーバー参加の1stシングル「リヴ・マイ・ライフ」はホット100の21位を記録した。
『ダーティ・ベース』のメッセージを広めるために、彼らはハイスクールでミート&グリートを開いてライブに参加できない若いファンと交流するという。
「僕たちはつねにセキュリティもいなけりゃ、VIPもいないパーティを作り出したいんだ。あらゆる年齢の、誰でも参加できるパーティで、ほんとに多文化的にするよう心がけている。こうやってヴァイブをスタートさせることが僕たちを知ってもらうにはいちばんなんだ」
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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