ウィグルズ、メンバー4人のうち3人がグループを引退
カラー・シャツ(地元の言葉で言うと“薄手のスウェット・シャツ”らしい)がトレード・マークのオーストラリアの人気グループ、ウィグルズの創始メンバーの3人が、5/17(木)に脱退することをアナウンスした。年末までに、世代交代のために新メンバーたちにその座を引き継ぐという。
バンドの公式ウェブサイトに掲載されたアナウンスによると、彼らは今月末から“CLEBRATION TOUR”をスタートさせ、シンガポール、アメリカ、カナダ、ニュージランドと回り、そのあと本国のオーストラリアに戻って11月~12月にファイナル公演を行うそうだ。
今回グループを去るのは、ジェフ・ファット(パープル・ウィグル)、マレー・クック(レッド・ウィグル)、グレッグ・ページ(イエロー・ウィグル)の3人で、それぞれ家族との時間をより多く持つために現役引退を決めたという。しかし3人とも引き続きグループとの関わりを持ち、“裏方としてクリエイティヴな役割を務める”とのことだ。
そして残るアンソニー・フィールド(ブルー・ウィグル)は、新たに加わる新メンバー、エマ・ワトキンス、ラクラン・ギレスピー、サイモン・プライスと共にパフォーマンスを続行する。
「ホット・ポテト」、「ビッグ・レッド・カー」などのヒット曲で知られるウィグルズは、これまでにアルバムとDVDを合計で3,000万ユニットも売り上げている人気グループで、世界中の子供たちとその親たちから絶大な支持がある。彼らのショーには、これまでにメタリカのジェームズ・ヘットフィールド、ロバート・デニーロ、クリス・ロック、ジェリー・サインフェルド、サラ・ジェシカ・パーカー、シャキール・オニールといった大物たちが観客席にいる姿を見られている。
人気絶頂期には、オーストラリアのエンターテイナーの中で4年連続No.1の興行収入を稼ぎ出しており、毎年4,500万ドルの売り上げと、年間トータル520回ものショーを展開していた。現在では公演数は少なくなり、年間で350回ほどに抑えられている。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル