吉川友、誕生日&デビュー1周年ライヴ第1弾にて「生まれてきてくれてありがとー!」と自分で絶叫
5月1日には20歳の誕生日を、11日にはデビュー1周年を迎える吉川友が、アニバーサリーライヴの第1弾<きっかフェス~バンドしてみっか~>を5月4日にTFMホールにて開催した。
◆吉川友 画像@2012.05.04 <きっかフェス~バンドしてみっか~>
今回の<吉川友 1stアニバーサリーライブ>は、開催を2日にわけて、<きっかフェス~バンドしてみっか~>と<きっかフェス~未来にいってみっか~>という、コンセプトの異なる2本のライヴで構成する。<きっかフェス~バンドしてみっか~>は、吉川友が初めてギターとキーボードからなるバンドを従えてライヴする、という企画だ。2月に実施された初単独ライヴ以降、歌手としての活動を一旦お休みし、最近はラジオやテレビ、そして舞台への出演などが相次いでいた彼女。そんなきっかの久しぶりのライヴで、さらにお祝いごとがふたつも重なっているとあって、会場には、約300人(夜公演のみ)のファンが駆けつけた。
<きっかフェス~バンドしてみっか~>は、アップテンポな「Time to Zone」からスタート。両肩を出した大人っぽいワンピースで登場したきっかに、心待ちにしていた会場から声援が飛ぶ。その声に応えるかのようにきっかも元気いっぱいだ。
2曲目の「Sweetie」では、ファンが一斉に白いサイリウムを掲げるという祝福のサプライズ。これにはきっかもビックリで、「すごい!ありがとうございます!すごーい!」と、大はしゃぎ。しかしそのすぐあとに、「これ何色だ? あ、白?」と、企画したファンが聞いたら、思わず膝から崩れ落ちてしまいそうなコメントをして、会場は最初の爆笑に包まれる(ステージ上と客席側では周囲の明るさはもちろん、当てられるライトの色も異なるので、目に届く光の波長も違ってくる=色が若干異なって見える……のかもしれない)。
バンドメンバーの紹介を挟んで、「吉川友、20歳になりましたー!」と、大人の仲間入りしたことをファンに報告する。そこで、きっかバンドによる「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」のセッションがラフにスタートし、オーディエンスが歌できっかの20歳をお祝い。きっかはそんな様子を嬉しそうに眺め、合唱が終わると、「生まれてきてくれてありがとー!」と、なぜか自らファンの気持ちを代弁したかのように絶叫する。ファンは(ちょっと戸惑いながらも、確かにその言葉のとおりなので)大歓声だ。
そのままきっかの口からは、早くも来年の話までも飛び出す。「今年は誕生日(5月1日)に、みなさんから直接お祝いしてもらうことができなかったので、来年は、もうね、予定決めちゃいましょ? 来年の誕生日は、ライヴをする! ね。関係者のみなさん、そういうことでいいですかね?」と、ステージ上で勝手に“2013年5月1日 バースデーライヴ開催決定”宣言。もっとも、1年も先の話なので、関係者が慌てふためいている様子はなかったし、ファンもよく知ってのとおり“きっかの発言”なので、誰もがそんな感じで(?)心の予定帳に書き留めたことだろう。
ライヴでは、吉川友が1年間に発表した楽曲を、この日のためにアレンジされたトラックにギターやピアノの音を乗せた形や、バンドの音のみといった形で披露していく。イベントなどで聞き慣れた「会いたくなったら」「さよなら涙」といったバラードは、今回、アコースティックセッションを主体にしたアレンジに。きっかの喉の調子は決して絶好調というわけではなかったようだが、とはいえ、もともと歌唱力のある彼女の歌声とあいまって、より切なさが込み上げてくる曲へと姿を変えていた。
そして何より特筆すべきは、歌う際の彼女の表現力の高さだ。映画やドラマ、舞台での演技から、彼女が高い表現力を持っていることはファンならば周知のことと思う。今回のライヴでも、彼女はその表現力を遺憾なく発揮。歌詞で描かれた物語のヒロインを演じるかのように(もしくはその歌詞に描かれていることが実体験であったかのように)、曲によって表情を変え、バラードを歌う際には瞳までも潤ませながら歌っていた。それは、吉川友というアイドルが、いわゆる“アイドル”という単語でカテゴライズされることに違和感を覚えてしまうほどの、ヴォーカリストとしての潜在的な能力の一端に触れた瞬間でもあった。
イントロのピアノの旋律に「おおー」と驚きの声が上がったのは、「はてはてな」。今をときめくヒャダインこと前山田健一が制作したこの曲は、吉川友が、アニメ『きらりん☆レボリューション』の花咲こべにとして世間に発表した作品(クレジットは、花咲こべに starring 吉川友)。想像していなかったこの可愛らしい楽曲のカヴァーには、誰もがそっと耳を傾けていた。
ところが、この曲を歌い終わって、きっかは今回、原曲からキーを下げていたことを突然告白し始める。「年を感じましたね。声が声が出なくて出なくて。これが20歳になるってことなんだ、大人になるってこういうことなんだな、って思いました。」と、早くも老化(?)を感じてしまったようで、もちろん会場はそんなきっかに大爆笑だ。
◆吉川友 画像@2012.05.04 <きっかフェス~バンドしてみっか~>
今回の<吉川友 1stアニバーサリーライブ>は、開催を2日にわけて、<きっかフェス~バンドしてみっか~>と<きっかフェス~未来にいってみっか~>という、コンセプトの異なる2本のライヴで構成する。<きっかフェス~バンドしてみっか~>は、吉川友が初めてギターとキーボードからなるバンドを従えてライヴする、という企画だ。2月に実施された初単独ライヴ以降、歌手としての活動を一旦お休みし、最近はラジオやテレビ、そして舞台への出演などが相次いでいた彼女。そんなきっかの久しぶりのライヴで、さらにお祝いごとがふたつも重なっているとあって、会場には、約300人(夜公演のみ)のファンが駆けつけた。
<きっかフェス~バンドしてみっか~>は、アップテンポな「Time to Zone」からスタート。両肩を出した大人っぽいワンピースで登場したきっかに、心待ちにしていた会場から声援が飛ぶ。その声に応えるかのようにきっかも元気いっぱいだ。
2曲目の「Sweetie」では、ファンが一斉に白いサイリウムを掲げるという祝福のサプライズ。これにはきっかもビックリで、「すごい!ありがとうございます!すごーい!」と、大はしゃぎ。しかしそのすぐあとに、「これ何色だ? あ、白?」と、企画したファンが聞いたら、思わず膝から崩れ落ちてしまいそうなコメントをして、会場は最初の爆笑に包まれる(ステージ上と客席側では周囲の明るさはもちろん、当てられるライトの色も異なるので、目に届く光の波長も違ってくる=色が若干異なって見える……のかもしれない)。
バンドメンバーの紹介を挟んで、「吉川友、20歳になりましたー!」と、大人の仲間入りしたことをファンに報告する。そこで、きっかバンドによる「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」のセッションがラフにスタートし、オーディエンスが歌できっかの20歳をお祝い。きっかはそんな様子を嬉しそうに眺め、合唱が終わると、「生まれてきてくれてありがとー!」と、なぜか自らファンの気持ちを代弁したかのように絶叫する。ファンは(ちょっと戸惑いながらも、確かにその言葉のとおりなので)大歓声だ。
そのままきっかの口からは、早くも来年の話までも飛び出す。「今年は誕生日(5月1日)に、みなさんから直接お祝いしてもらうことができなかったので、来年は、もうね、予定決めちゃいましょ? 来年の誕生日は、ライヴをする! ね。関係者のみなさん、そういうことでいいですかね?」と、ステージ上で勝手に“2013年5月1日 バースデーライヴ開催決定”宣言。もっとも、1年も先の話なので、関係者が慌てふためいている様子はなかったし、ファンもよく知ってのとおり“きっかの発言”なので、誰もがそんな感じで(?)心の予定帳に書き留めたことだろう。
ライヴでは、吉川友が1年間に発表した楽曲を、この日のためにアレンジされたトラックにギターやピアノの音を乗せた形や、バンドの音のみといった形で披露していく。イベントなどで聞き慣れた「会いたくなったら」「さよなら涙」といったバラードは、今回、アコースティックセッションを主体にしたアレンジに。きっかの喉の調子は決して絶好調というわけではなかったようだが、とはいえ、もともと歌唱力のある彼女の歌声とあいまって、より切なさが込み上げてくる曲へと姿を変えていた。
そして何より特筆すべきは、歌う際の彼女の表現力の高さだ。映画やドラマ、舞台での演技から、彼女が高い表現力を持っていることはファンならば周知のことと思う。今回のライヴでも、彼女はその表現力を遺憾なく発揮。歌詞で描かれた物語のヒロインを演じるかのように(もしくはその歌詞に描かれていることが実体験であったかのように)、曲によって表情を変え、バラードを歌う際には瞳までも潤ませながら歌っていた。それは、吉川友というアイドルが、いわゆる“アイドル”という単語でカテゴライズされることに違和感を覚えてしまうほどの、ヴォーカリストとしての潜在的な能力の一端に触れた瞬間でもあった。
イントロのピアノの旋律に「おおー」と驚きの声が上がったのは、「はてはてな」。今をときめくヒャダインこと前山田健一が制作したこの曲は、吉川友が、アニメ『きらりん☆レボリューション』の花咲こべにとして世間に発表した作品(クレジットは、花咲こべに starring 吉川友)。想像していなかったこの可愛らしい楽曲のカヴァーには、誰もがそっと耳を傾けていた。
ところが、この曲を歌い終わって、きっかは今回、原曲からキーを下げていたことを突然告白し始める。「年を感じましたね。声が声が出なくて出なくて。これが20歳になるってことなんだ、大人になるってこういうことなんだな、って思いました。」と、早くも老化(?)を感じてしまったようで、もちろん会場はそんなきっかに大爆笑だ。
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