カミナリグモ、10周年ワンマンで代表曲「王様のミサイル」新録リリースを発表
カミナリグモが10周年ライヴ<カミナリグモ 10th Anniversary Oneman Live -Foolish Songs In April->を4月21日に渋谷クラブクアトロで開催。そのエネルギッシュで大いに盛り上がった場で、8月に代表曲「王様のミサイル」を再びシングルとして4人で新録してリリースすることが発表された。
「10周年ってあんまり意識してなくて、今振り返ってもどうこうってことないんだけど……でもあるんだなあと思って、“10周年マジック”がね。記憶に残る、いい夜にしようと思ってます!」とMCで上野啓示(Vo/G)も語っていた通り、4月21日の渋谷クラブクアトロは、ギター・ポップの異才=カミナリグモの10年史をファンと一丸となって祝福するような多幸感に包まれていた。
90年代ギター・ロック直系のキュートでシニカルなサウンド越しに、紛れもない2012年型のポップ・ミュージックを響かせるカミナリグモの10周年記念ライブ<カミナリグモ 10th Anniversary Oneman Live -Foolish Songs In April->。清冽に幕開けを飾った冒頭の「白い雨」をはじめ「SCRAP SHORT SUMMER」など昨年11月の最新アルバム『SMASH THIS WORLD!』の楽曲はもちろん、「こわくない」「ローカル線」などメジャー1stアルバム『BRAIN MAGIC SHOW』からの曲、さらにインディー時代のアルバム『ツキヒノォト』からも「春のうた」やカミナリグモの原点とも言える「王様のミサイル」など、新旧楽曲を織り交ぜながら次々に披露していく。
上野の繊細な歌声も、ghomaこと成瀬篤志(Key)のシンセ・リードの旋律も、CDだと「ポジティブになりきれない時代のリアルな鈍色ポップ感」が際立って聴こえるが、ライブで体験するカミナリグモの音世界はずっとエネルギッシュだ。特に、ghomaのオルガンとオルタナ・ギターがせめぎ合う「20号」、フロア一丸のクラップを巻き起こした本編ラストのロックンロール「Foolish Music」が力強く響いていたのが印象的だった。サポート・メンバーの鈴木淳(B)&森信行(Dr)との一体感によってバンドとしての表現力が増したことで、「春のうた」「美しい世界」のアコースティックな質感から、「夕立のにおい」のシューゲイザー的ギター・ロックの音響空間まで、1つ1つがカラフルな輝きをもって胸に飛び込んでくる。
時代の流行り廃りに惑わされることなく、ひたすら自分たちのポップの力を信じ、ロック・シーンの道なき道を歩んできたカミナリグモ。「自分にはソングライティングの才能がある、いつかみんなが振り向いてくれるっていう希望があったからやり続けてこれた」……この日のMCで、上野は自らの足跡を真摯に振り返っていた。来る8月に代表曲「王様のミサイル」を再びシングルとしてこの4人で新録してリリースすることも発表された。思い描く音楽の理想像を1人でも多くの人に提示するために、なおも前進するカミナリグモ。Wアンコールまで23曲・2時間強のアクトの中で、彼ら自身の秘めた闘志をじっくりと見せてくれた一夜だった。
文●高橋智樹
<Event Live>
5月3日(木・祝) 福島アウトライン
w/ SISTER JET / The SALOVERS / カミナリグモ / HaKU
5月4日(金・祝)「2012ひろしまフラワーフェスティバル」
5月5日(土・祝)「COMIN'KOBE12」
<Foolish Songs In May -Futarigumo Tour->
5月6日(日) 名古屋peacenik
5月12日(土) 仙台KOFFEE
5月19日(土) 松本squall
5月20日(日) 浜松AOZORA
<Foolish but Beautiful! -Twoman Live->
5月23日(水) 下北沢CLUB Que w/ 秀吉
7月14日(土) 広島BACK BEAT w/ D.W.ニコルズ
7月15日(日) 福岡HEART BEAT w/ D.W.ニコルズ
7月21日(土) 名古屋ell.SIZE w/ アナログフィッシュ
7月22日(日) 長野LIVEHOUSE J w/ アナログフィッシュ
◆カミナリグモ オフィシャルサイト
「10周年ってあんまり意識してなくて、今振り返ってもどうこうってことないんだけど……でもあるんだなあと思って、“10周年マジック”がね。記憶に残る、いい夜にしようと思ってます!」とMCで上野啓示(Vo/G)も語っていた通り、4月21日の渋谷クラブクアトロは、ギター・ポップの異才=カミナリグモの10年史をファンと一丸となって祝福するような多幸感に包まれていた。
90年代ギター・ロック直系のキュートでシニカルなサウンド越しに、紛れもない2012年型のポップ・ミュージックを響かせるカミナリグモの10周年記念ライブ<カミナリグモ 10th Anniversary Oneman Live -Foolish Songs In April->。清冽に幕開けを飾った冒頭の「白い雨」をはじめ「SCRAP SHORT SUMMER」など昨年11月の最新アルバム『SMASH THIS WORLD!』の楽曲はもちろん、「こわくない」「ローカル線」などメジャー1stアルバム『BRAIN MAGIC SHOW』からの曲、さらにインディー時代のアルバム『ツキヒノォト』からも「春のうた」やカミナリグモの原点とも言える「王様のミサイル」など、新旧楽曲を織り交ぜながら次々に披露していく。
上野の繊細な歌声も、ghomaこと成瀬篤志(Key)のシンセ・リードの旋律も、CDだと「ポジティブになりきれない時代のリアルな鈍色ポップ感」が際立って聴こえるが、ライブで体験するカミナリグモの音世界はずっとエネルギッシュだ。特に、ghomaのオルガンとオルタナ・ギターがせめぎ合う「20号」、フロア一丸のクラップを巻き起こした本編ラストのロックンロール「Foolish Music」が力強く響いていたのが印象的だった。サポート・メンバーの鈴木淳(B)&森信行(Dr)との一体感によってバンドとしての表現力が増したことで、「春のうた」「美しい世界」のアコースティックな質感から、「夕立のにおい」のシューゲイザー的ギター・ロックの音響空間まで、1つ1つがカラフルな輝きをもって胸に飛び込んでくる。
時代の流行り廃りに惑わされることなく、ひたすら自分たちのポップの力を信じ、ロック・シーンの道なき道を歩んできたカミナリグモ。「自分にはソングライティングの才能がある、いつかみんなが振り向いてくれるっていう希望があったからやり続けてこれた」……この日のMCで、上野は自らの足跡を真摯に振り返っていた。来る8月に代表曲「王様のミサイル」を再びシングルとしてこの4人で新録してリリースすることも発表された。思い描く音楽の理想像を1人でも多くの人に提示するために、なおも前進するカミナリグモ。Wアンコールまで23曲・2時間強のアクトの中で、彼ら自身の秘めた闘志をじっくりと見せてくれた一夜だった。
文●高橋智樹
<Event Live>
5月3日(木・祝) 福島アウトライン
w/ SISTER JET / The SALOVERS / カミナリグモ / HaKU
5月4日(金・祝)「2012ひろしまフラワーフェスティバル」
5月5日(土・祝)「COMIN'KOBE12」
<Foolish Songs In May -Futarigumo Tour->
5月6日(日) 名古屋peacenik
5月12日(土) 仙台KOFFEE
5月19日(土) 松本squall
5月20日(日) 浜松AOZORA
<Foolish but Beautiful! -Twoman Live->
5月23日(水) 下北沢CLUB Que w/ 秀吉
7月14日(土) 広島BACK BEAT w/ D.W.ニコルズ
7月15日(日) 福岡HEART BEAT w/ D.W.ニコルズ
7月21日(土) 名古屋ell.SIZE w/ アナログフィッシュ
7月22日(日) 長野LIVEHOUSE J w/ アナログフィッシュ
◆カミナリグモ オフィシャルサイト
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