鬼束ちひろ、往年の洋楽を王道カバー

ポスト
5月30日にリリースされる鬼束ちひろの洋楽カバー・アルバム『FAMOUS MICROPHONE』のアートワークが公開となった。

◆鬼束ちひろ画像

ジャケット写真は、彼女のリップを大胆にアップしたものだが、鬼束ちひろは「私の歌じゃないから、全身が写るのはどうか?って思った」と語っている。結果、下手な全身写真よりも大胆でインパクトあるアートワークになったのではないかと思えるところは、やはり鬼束ちひろのエッジのたった感覚なのだろう。

   ◆   ◆   ◆

このアルバムには、タイトルのとおり、
「有名なマイク」が収められています。
批判するわけではないけれど、
サブ・カルチャーが流行りとされている
この世間で、王道を行く。
私、鬼束ちひろはいつの時でも
そういう歌を歌い、そういう歌のように
生きています。

鬼束ちひろ

   ◆   ◆   ◆

カバー曲のセレクトを含む総合プロデュースは鬼束ちひろ自身で行い、ニューヨーク、ロスアンゼルス、東京という3大都市でレコーディングされたという。サウンド・プロデューサーにエリック・ゴーフィン(ジェイムス・ブラント、クリスティーナ・アギレラ、ダニエル・パウター、等)をはじめ、根岸孝旨(Cocco、サザンオールスターズ、奥田民生、等)、坂本昌之(平原綾香、徳永英明、等)、アダム・パリーン(リトル・ジャッキー・ウィズ・イマーニ・コッポラ、等)の4名を起用し、原曲とは一線を画しながらスタンダード感あふれる編曲に仕上がっているとのことだ。

コンサートで披露してきたキャロル・キング「You've Got A Friend」、ジャニス・ジョプリンをモチーフにした「The Rose」(映画『The Rose』ベッド・ミドラー)や、「Time After Time」(シンディ・ローパー、タック&パティ)等をはじめ、ザ・ビートルズ、イーグルス、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクルといった70~80年代より世界中で歌いつがれてきている洋楽の王道カバー曲がぎっしりと詰まっている。

スペシャル・トラックには唯一のオリジナル洋楽曲「Bitter Flavor Road」が収録される。

鬼束ちひろ『FAMOUS MICROPHONE』
2012年5月30日(水)発売予定
¥3,000(税込) FLCF-4432
1.Scarborough Fair/Canticle(サイモン・アンド・ガーファンクル)
2.Brass In Pocket(プリテンダーズ)
3.Mother Nature's Son(ザ・ビートルズ)
4.Time After Time(シンディ・ローパー)
5.Desperado(イーグルス)
6.Sweet Home Alabama(レーナード・スキナード)
7.Take Me Home, Country Roads(ジョン・デンバー)
8.You've Got A Friend(キャロル・キング)
9.I Need To Be In Love(カーペンターズ)
10.The Rose(ベット・ミドラー)
11.Bitter Flavor Road(鬼束ちひろ)※スペシャル・トラック

◆鬼束ちひろオフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報