森山直太朗、謎の<目くばせ会>はファンの反応もさまざま

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今年2012年にメジャー・デビュー10周年を迎えた森山直太朗が、ニュー・アルバム『素敵なサムシング』をリリース。発売日当日となる4月11日、ラゾーナ川崎にてスペシャル・ライヴイベント及び<目くばせ会>なる謎のイベントを開催した。

イベント当日はあいにくの雨模様。「雨の中お越し頂きありがとうございます。きっと手もかじかんでいることと思いますので、手を叩いて体を動かして、でも歌詞は絶対聞いて下さいね」と森山らしい挨拶でライヴがスタート。

本人の弾き語り+サポート・ギターのアコースティック・セットで、ニュー・アルバムより「ねぇ、マーシー」「愛の比喩」を披露し、観客もその歌声に聴き入る。

そして途中のMCでは森山らしい独特のトークを展開。

「今日はね、我慢できなくてこちらに伺ったんです、いいの(アルバム)出来たよ、って。それで僕、10周年なんです。ポップでキッチュで得体の知れない、でも18曲入りっていうボリューミーなアルバムができました。見て触って、感じてください」と会場の笑いを誘うと、同アルバムから本人曰く「ちょーリード曲です」という「フォー クは僕に優しく語りかけてくる友達」を披露。

ラストには「青い朝」を歌唱し、美しい歌声で会場に集まった3000人のファンを魅了した。

ライヴ終了後には、アルバム購入者を対象に森山直太朗と目くばせできる<目くばせ会>を開催。今回初の試みとあって「一体どんな会なのか!?」と話題を呼んでいたこの会。

「握手だけじゃ伝わらない、嘘のないコミュニケーションがしたくて」と、参加者一人一人と握手しながら熱く視線を合わせていく森山直太朗に、照れて視線をそらす人、思わず笑い出す人、負けじと睨み返す人など反応もさまざま。一味違った貴重なイベントに、ファンも笑顔も絶えないイベントとなった。

アルバム『素敵なサムシング』は、CD収録可能時間限界ギリギリの約80分、全18曲を収録した、まさに今の森山直太朗を詰め込んだ、質・量ともに充実の作品。

「真っ白な状態で作ったこの18曲が、みんなの中でどんな景色になるのか、期待と好奇心が先立ちますね」とアルバムに込めた想いを語った森山直太朗。4月27日からは、町田市民ホールを皮切りに全国9都市11公演をまわる<森山直太朗10thアニバーサ リーツアー「洪積世ボーイ」>をスタートさせる。

さらに、音楽と演劇を融合した劇場公演をこの秋全国で開催することを発表。劇場公演は2005年に行なわれた『森の人』以来7年ぶりとなる。

アルバム・リリースに合わせ、音楽番組やバラエティなどにも連日のように出演し、歌はもちろん、そのとらえどころのないキャラクターも話題となり、今改めて大きな注目を集めている森山直太朗の今後の活動にも注目が集まりそうだ。

New Album
『素敵なサムシング』
2012年4月11日発売
UPCH-20272 ¥3,300(tax in)
01:ヨーソロー
02:へポタイヤソング
03:フォークは僕に優しく語りかけてくる友達
04:愛の比喩
05:ねぇ、マーシー
06:初恋
07:判決を待つ受刑者のような瞳で
08:そしてイニエスタ
09:夜に明かりを灯しましょう
10:オラシオン
11:悲しいほどピカソ
12:放っておいてくれないか
13:水芭蕉
14:今ぼくにできること
15:泣いてもいいよ
16:青い朝
17:名もなき花の向こうに(仮)
18:フラフラ

◆森山直太朗オフィシャルサイト
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