逆輸入異色ポップ・デュオ、レ・ロマネスクが<愛の劇場>を開催

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2011年の<フジロック・フェスティバル>に逆輸入という形で登場し一躍脚光を浴びたレ・ロマネスクが、4月15日(土)に東京・渋谷でイベント<愛の劇場>を開催する。ライブに向けて来日中(?)のTOBI(トビー)に話を伺う機会を得た。

◆メッセージ~「拙者サムライダンディ」ライブ映像

レ・ロマネスクは2000年に渡仏したTOBIが留学生のMIYAと出会い結成となった、パリ在住の日本人2人組ユニットだ。

ピンクを基調にした王子様とメイド・ルックは、TOBIによるとザ・ビートルズのサージェント・ペパーにグラム・ロックと宝塚(?)の融合だそうで、エッセンスとしてプリンスとフレディ・マーキュリーをふりかけたとの事。まるで闇鍋のごときだが、ロック好きであればその気持ちは痛いほどにわかるところ。

アマチュア時代は洋楽好きで、洋楽と同列で愛聴していたのは内山田洋とクール・ファイブに敏いとうとハッピー&ブルーに代表されるムード歌謡だという。この日本のムード歌謡とエレクトロポップのミックスさせたサウンドはフランス人には新鮮だったのだろう。加えてあの奇抜なスタイル。クチコミで噂が広がって徐々に人気が出始め、2009年にTVのオーディション番組に出演した映像がYou Tubeで話題となり、フランス国内での再生回数が1位を記録。一挙にブレイクした。人気はたちまち欧州各国にも飛び火し、今や、フランスで最も有名な日本人として知られる存在だ。

日本でのライブ(リサイタル?)は<愛の劇場>と名付けられた。ニッポンの昼ドラの代名詞、花王・愛の劇場から拝借したものだ。昼ドラのドロドロっとした感じと、妖しげな似非・外国風の感じをごちゃ混ぜにした世界を見せられればという。

「ストーリー性が有る歌詞で、シアトリカル(劇場的)なパフォーマンスをお見せしたい。お客さんが一緒に笑えて、歌って、踊れて楽しめる舞台にしたいですね。」──TOBI

パリ・モンマルトルのムーラン・ルージュ劇場のショーを彷彿させるようなステージになるのだろうか?「日本でやりたかった劇場は新宿コマです(笑)。あそこでやっていたような豪華な歌謡ショーをやってみたいですね」。どこかで見たことあるようで見たことの無いレトロ・フューチャーなステージが繰り広がられることだろう。

レ・ロマネスク 愛の劇場 2012春<ジュテームの嵐>は、4月15日(日)東京・渋谷マウントレーニアホールで開演となる。


レ・ロマネスク愛の劇場 2012春<ジュテームの嵐>
@東京・渋谷マウントレーニアホール
2012年4月15日(日) 16:30開場/17:00開演
http://kyodotokyo.com/romanesques_415

◆レ・ロマネスク・オフィシャルサイト
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