ローウェン・アンド・ナヴァロのエリック・ローウェン、60歳で死去
フォーク・デュオ、ローウェン・アンド・ナヴァロのシンガー・ソングライターであり、パット・ベネターのヒット曲「ウィー・ビロング」の作曲者であるエリック・ローウェンが長年の闘病の末3/23にロサンジェルスの病院で亡くなったとの発表があった。享年60歳だった。
ウェブサイトに寄せられた声明の中で、ダン・ナヴァロを含むグループはローウェンが「家族に囲まれ、愛と感謝と美しい音楽に満たされて、筋萎縮性側索硬化症との9年間の戦いを安らかに終わらせた。私たちはこれまでの歳月に寄せられた支援やお見舞いに感謝し、彼を輝かしいお手本として大事にし続けるつもりです」と述べた。
パートナーのナヴァロとともにローウェンは1984年にパット・ベネターのアルバム『トロピコ』のために「ウィー・ビロング」を書いた。この曲はビルボード・ホット100の5位を記録し、ダブル・デアなど多くのアーティストにカバーされてきた。
ローウェン・アンド・ナヴァロは他にもトリプレッツ、デヴィッド・リー・ロス、バングルズ、デイヴ・エドモンズなどに長年曲を書いてきた。彼らは1990年にフォーク・デュオとしてレコーディングを始め、『ウォーキング・オン・ア・ワイアー』や『スクラッチ・アット・ザ・ドア』などのアルバムをリリースしてきた。
2004年にローウェンは筋萎縮性側索硬化症(麻痺を引き起こす、珍しいが不治の病)の診断を受けた。彼らは2009年に最後のライブを行ない、翌年にはローウェンとALSオーガニゼーションのためのベネフィット・アルバム『キープ・ザ・ライト・アライヴ:セレブレイティング・ザ・ミュージック・オブ・ローウェン&ナヴァロ』がリリースされた。このアルバムにはバングルズ、ジャクソン・ブラウン、ファイヴ・フォー・ファイティングなどが演奏した歌がフィーチャーされている。
◆ニュース提供:ビルボード
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