ダッピー、全英シングル・チャートにいきなり2位で初登場
24歳のラッパー、ダッピー(本名:コスタディノス・コントスタヴロス)は、母国イギリスの各タブロイド新聞ではヘッドラインを賑わす有名なお騒がせアーティストだ。
アイランド・レコード所属のポップ・グループN-DUBSの創設メンバーである彼は、言いたい放題で論争はお手のもの。過去に起こした最も深刻なものとしては警察と衝突した事件があり、その際は暴行容疑で有罪となっている。
そんなダッピーだが、このほどリリースした最新ソロ・シングル「ロックスター」が、全英シングル・チャートでいきなり2位に初登場するという偉業を成し遂げ、今回は周囲からポジティヴな注目を集めている。
気持ちが高ぶるようなヒップホップ・フレイヴァーのこの曲は、ゲスト・アーティストにクイーンのブライアン・メイを迎えた注目の作品で、“I'm living like a rockstar”というキャッチーなコーラスが耳に残る1曲だ。すでに発売1週目にして57,000枚を売り上げているが、チャートでは週間で87,000枚を売り上げた同じくアイランド・レコード所属ゴティエの「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ」には及ばず、2位に甘んじている。
「ロックスター」はダッピーにとってソロ3枚目のシングルで、これまでに同じイギリスのラッパー仲間ティンチー・ストライダーとのコラボ曲「スペースシップ」が最高位5位、そして「ノー・リグレッツ」が1位に輝く好成績を収めている。
一方、2010年にリリースされたN-DUBZのサード・アルバム『ラヴ、ライヴ、ライフ』は、全英アルバム・チャートで最高位7位を記録。グループはこれまでに計100万枚以上のセールスを上げている。
アメリカではデフ・ジャムと契約していた彼らだが、クリエイティヴ面での違いを理由に結局アルバムを1枚もリリースすることなく昨年デフ・ジャムを離れ、その数ヶ月後にダッピーはソロとしてのキャリアを追求するためにグループ活動の2年間休止を発表した。現在アイランド・レコードでは、ダッピーのソロ・アルバムのリリースを夏に実現する方向で動いているようだ。ちなみにアルバムのタイトルは現時点では未定となっている。
◆ニュース提供:ビルボード
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